製薬会社でMR(営業)として働いているヒサシです。
突然ですが、皆さんは何のために働いていますか?
少しでも多くの金を稼ぎ、人生を充実させるためですか?
あるいは、安定した収入を得て家族を養うためですか?
仕事を通じて、やりがい(=充実感)を得るためですか?
給料・やりがいとは関係なく、尊敬する人と共に働くことを重視していますか?
働く理由とは、本当に人それぞれだと思います。
正解もなければ、不正解もない。
働くという行為、ひいては自分の仕事や職業に対して求めるものとは、本当に千差万別です。
さて、こんな記事を書いている私自身は、仕事に対して『高い給料』を第一に望んでいます。
仕事のやりがいについては、正直に言うと二の次って感じです。
どうせ働くのなら、少しでも多くのお金が欲しい!
この考え方こそ、私が働く上でのモチベーションに繋がっています。
…が、こういったことを言うと、リアルでは非難されることが多いです。(汗)
動機が不純だとか、拝金主義だとか、金で仕事を選ぶのはおかしいだとか。
特に、前職の医薬品卸を辞めるとき、一部の人たちから上記のような言葉を叩き付けられました。
医薬品卸を辞めると表明したときの上司・先輩・後輩の反応について実体験を語る!
でも、高い給料を求めることって、そんなに悪いことなのでしょうか?
ましてや、そういった動機で転職するという行為はダメなことなのでしょうか?
本日はそのことについて書いていきます。
東京女子医大での大量離職ニュース
この記事を書いたきっかけの1つとして、東京女子医大の大量離職があります。
つい最近、東京女子医大で多数の医師が待遇(給料)に不満を訴え、そして退職したとのニュースが流れました。
このニュース、医薬品業界内でもちょっとした話題となったのですが…
私自身は『そりゃ辞めたくもなるよな…』と思いました。
仕事(労働)とは対価を伴うものであり、決してボランティアなどではない。
やりがいだけでは、生活を維持できない。
そう考えている医師が多かったからこそ、東京女子医大では大量離職が起こったのでしょう。
私は医者ではありませんが、このニュースはメチャクチャ感情移入しながら読みました。
『給料>やりがい』という価値観
ここから、私が給料に拘るようになった理由について書かせてもらいます。
給料、つまりお金とは、生活していく上で必須ですよね。
そんなこと、現代の日本で生活している人なら誰でも知っていることですが…
一方で、私は子供の頃から家が貧乏でして、高校~大学まで奨学金を借りて、何とか生活しているという有様でした。(汗)
それでもなお、学生時代はお金が無さすぎて、生活で困ったことがあります。
カップラーメンを1日2回だけ食べる日々を繰り返した結果、栄養失調になって病院で点滴を受けたこともありました。
…で、そのとき病院のベッドの上で天井を見つめながら、こう思ったんですよね。
貧しいと気分は暗くなるし、いつも不安だし、良いことなんて何もない。
しかも、場合によっては身体を壊してしまう。
こんな思いをするくらいなら、何が何でも、金を稼げるような人間になりたい。
今は無理でも、いつか必ず貧乏とは無縁の生活ができるようになりたい。
若い頃は、そんなことばかり考えてました。
今思えば、メチャクチャ暗い青春時代でしたね…
学生時代に奨学金を借りていることがコンプレックスで性格が歪んでいった話
そんな暗い学生時代を経て、私の中では仕事に対して求めるものとして『給料>やりがい』という価値観が形成されたんですよね。
やりがいも大切だとは思う反面、優先順位という意味では、少なくとも給料よりは下です。
だから、仕事に対して給料を第一に求める人の気持ちが理解できますし、むしろそれは人間として当たり前の欲求だと思っています。
給料が高ければ大抵のストレスには耐えられる!
私は今まで2つの職業を経験しています。
1つ目は、医薬品卸のMS(営業職)。
2つ目は、製薬会社のMR(営業職)。
このブログの読者さんならご存知の人も多いかと思いますが、同じ営業職とはいえ、単純な給料で言えばMRの方がMSよりも上です。
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そして、MSからMRへと転職してそれなりの年数が経った今、1つだけハッキリしたことがあります。
給料が高ければ、仕事に伴う大抵のストレスには耐えられる!
…ということです。
やっぱり、給料って大切なんですよね。
給料さえ高ければ、ある程度のことは我慢できます。
少なくとも、私にとってはそうです。
私自身、MRとして働く中で嫌な思いをすることは多々あります。
理不尽なこと、気に食わないこと、ムカつくことの目白押しです。
その原因は人間関係だったり、仕事内容だったり、まあ色々ですけど…
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それでもなお、MRを辞めようという気にならないのは『給料が良いから』です。
つまり、MRという職業の待遇が、私の中にある『給料>やりがい』という価値観と合致しているんですよね。
一方で、私がMSを辞めたのは給料が安い(&昇給もしにくい)からです。
…と言っても、MSの給料は極端に悪いわけではないのですが(汗)
MSとして頑張って働いても、金銭的な対価が伴わない。
だけど、働く上でのストレスは容赦なく襲い掛かってくる。
このような待遇のままでは、MSとして働き続けることに意義を見出せない。
だから辞めた…という感じです。(汗)
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ところで、MSとMRとで、どちらかが忙しくてキツい職業なのかを一概に比較することはできません。
むしろ、そんな議論自体、意味がないとさえ思えます。
MSにはMSの、MRにはMRの難しさや苦しさがありますからね。
ただし、繰り返しになりますが、給料という一点だけに注目すればMR>MSです。
仕事上のストレスが同等なら、給料が高い方が良いに決まっている!!
…なんてことを、今も昔も変わらずに思っています。
だからこそ、私は高い給料を求めてMRに転職したことについて後悔はしていません。
(※まあ、MRは全国転勤ありきの職業なので、その点はキツいですけどね…。)
職業とは自由に選択すべきもの
ここまで書いてきた通り、私は仕事に対しては『給料>やりがい』という価値観の持ち主です。
でも、全く違う価値観もアリだと思っています。
例えばですが、『やりがい>給料』だとか、『将来性>労働時間』だとか。
私の同級生の友人で市役所に勤めているヤツがいるのですが、彼は『安定性>その他全て』という感じの価値観を持っています。
でも、それって全然OKだと思うんですよ。
人間はそれぞれ考え方が違うし、生活している環境も違うし、育ってきた背景も違いますからね。
だったら、個々人の価値観に合わせて、就くべき職業が変わってくるのは当然のことです。
先ほどはMSとMRという2つの職業について意見を述べましたが、あれだって私個人の見解でしかありません。
MSだからといって、絶対にMRへと転職しなければならない理由なんてありませんからね。
むしろ、自分の仕事にやりがいを見出しているMSや、自分の気持ちに折り合いをつけながら働けているMSなんかは、転職なんて必要ないと思っています。
誰もが自由に、好きな職業を選択すれば良いのです。
新しい何かを求めて、今の職場(職業)を辞めるのも自由だし、今のまま働き続けるのも自由。
だからこそ、高い給料を求めて転職することは『悪』ではないし、責められる謂れもないと思うワケです。
まとめ:高い給料を求めて転職することは何も悪くない!
お金というのは、無くて困ることはあっても、余って困ることはない。
それが現代社会におけるお金だと思っています。
この社会で生きている限り、お金という要素からは逃げられない。
…という風に考えているからこそ、私は高い給料を求めてMRへと転職しました。
そして現在、MRとしての仕事内容などに不満は感じているものの、給料を含む待遇面には概ね満足しています。
少なくとも衣食住に困ることは無いし、家族を養うことも問題ないし、将来への貯蓄もできています。
まあ、MRという職業に就くことが出来たのは、色々な巡り合わせがあってのことですが…
今さらながらですが、MR(=高い給料の職業)への転職を決断して良かったと思っています。
まあ、そんな私の転職体験はさて置き…
どうも社会では高給取りを目指して転職することを非難する風潮がありますが、そんなのは全然気にしなくて良いと思います。
文句を言いたい人間には、好きに言わせておけば良いのです。
私の経験上、多くの場合そういった人間は『自分と大きな差が付くのはイヤだ』という嫉妬の感情に駆られてブーブー言っているだけですからね。
自分の人生を決めるのは、他の誰でもない自分自身です。
もし高い給料が欲しいのなら、雑音に惑わされず、目標を立てて行動あるのみです!
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
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