こんにちは、アラサーMRのヒサシです。
突然ですが、MRの皆さんは転職サイトに登録していますか?
私自身は複数の転職サイトに登録しています。
どこの製薬会社が求人を出しているのか?
どんな領域でMRを欲しがっているのか?
応募する際の条件とは何なのか?
こういった内容を転職サイト経由で見ているだけで、結構な勉強になったりします。
私自身は今のところ転職するつもりはありませんが、色々な製薬会社の求人内容を見ていると、
『おぉ、この会社の仕事って面白そうだな!』
『もしかして俺みたいなMRでも通用するかも?』
『おっ、この求人内容ってまさに俺のようなMRか!?』
…みたいに思うことがあります。
それと同時に、もし転職した場合の自分の姿についてイメージするようなこともあります。
こんな想像とも妄想とも分からないようなヒサシの習慣ですが、意外なことにメンタルへの安定効果があることに自ら気付きました。
本日は、そんな転職サイトがもたらすメンタルへの良い影響について書いてみました。
『辞めたいときに辞めてやる!』という思考法
皆さんは今の会社・仕事に嫌気が差したことはありますか?
あるいは、辞めたいと思ったことはありますか?
『もうこの会社で働きたくない…。』
『この職業は辛すぎる…。』
『いっそ、辞めて楽になりたい…。』
MRに限らず、社会人の方なら一度くらいは思ったことがあるのではないでしょうか?
その気持ち、私には凄く分かります。
実際、私は前職である医薬品卸のMS(営業職)に嫌気が差して辞めました。
でも、辞めたら辞めたなりのリスクもあるので、中々決心がつかないことも理解できます。
これまた私の体験談ですが、学生時代の就活では散々苦労しましたし、その結果ようやく入社できたのが前の会社です。
医薬品卸のMS(営業職)として内定が出たときエピソードを紹介します!
しかも、業界的には大手の会社でしたから、なおさら辞めることに対して迷いがありました。
『本当に辞めることが正しいのかな?』
『せっかく就活で頑張って入社した大手企業なのに、何だか勿体ない…。』
『だけど、5年後や10年後にMSとして働いている自分をイメージできないしなぁ…。』
『上司や先輩も正直苦手だし、社風も自分には合ってない気がする…。』
『うーん、辞めるべきかどうか迷うなぁ…。』
MSだった頃、こんな堂々巡りを何度も繰り返しました。
でも、今振り返ってみて思うのは、自分にとってはMSを辞めて良かったということです。
むしろ、常に『いつでも辞めてやる!』みたいな気概があると、メンタル的にも楽になるということを学習しました。
そう考えると、『辞めたいときに辞める』ことが出来る状態にしておくメリットは十分にあります。
もし仕事で嫌なことがあっても、『辞める』という選択肢があれば気が楽だからです。
『この仕事って自分に向いてないなぁ…。』
『しかも、上司・先輩が自分に突っかかってきて腹が立つ!』
『そうやって俺のことを怒らせて良いのか!?』
『俺はいつだって会社を辞められるんだぞ!?』
『俺が転職してから困っても知らねーからな!』
モラル的なことはさて置き、普段からこういった考えが頭にあるとメンタル的には間違いなく楽です。
私はMR→MRへの転職経験はありませんが、こういった思考法は大切だと常々思っています。
『辞めたいけど辞められない』状態が一番辛い
今の会社・職業は正直嫌だけど、生活があるから辞めるわけにはいかない。
転職に失敗して家族を路頭に迷わすわけにはいかない。
こういった理由で転職を躊躇う気持ちも理解できます。
これはMRやMSに限らず、社会人共通の悩みだと思います。
先ほど医薬品卸のMSを辞めたと書きましたが、それは私が当時20代かつ独身だったからこそ踏ん切りがついた部分もあります。
今では私も結婚していますから、やはり家族を養っていくことについては責任を感じています。
しかし、そんな状況だからこそ、『もし自分が今でもMSだったとしたら?』みたいなIFストーリーを考えてしまうことがあります。
『もしMSのままだったら、今頃は給料や休みのことで不満タラタラだっただろうな…。』
『尊敬できない上司や先輩と、今も一緒に働き続けているなんて考えるとゾッとするな…。』
『でも、もし結婚して家族を養っている立場だったら、簡単には辞められないだろうな…。』
『とはいえ、家族のために嫌いな仕事を延々と続けるのは辛いよな…。』
『本当は辞めたいのに辞められないなんて、ただ苦しいだけだよな…。』
実際のところ、MS時代の先輩や同期に話を聞くと、上記のようなIFストーリーをそのまま体現しているような人が複数います。
一定数のMSは仕事内容に不満を感じていたり、あるいは医薬品卸の未来そのものを不安視しているのです。
MSの人数が過去最少を更新!医薬品卸がなくなる時代に突入か?
そういったMS達には自分を投影してしまうのか、転職を勧めたいと思うのと同時に、無責任に転職のメリットだけを伝えるのも良くないとも思ってしまいます。
ちなみに、たまにですが彼ら(MS)から転職相談を受けることもあります。
そのときは転職する・転職しないに関わらず、真っ先に転職サイトへの登録だけはした方が良いと伝えています。
他にも、年齢が近い後輩MRから転職相談を受けたときも同じような回答をしました。
つまり、これはMSだけでなくMRにも当てはまることなんです。
転職サイトがもたらすメンタル安定効果
転職サイトにも色々と種類があります。
これまた実体験ですが、転職サイトへの登録はメリットが大きい反面、デメリットは最小限で済みます。
個人的に感じているメリット・デメリットはこんな感じです。
◎メリット
①転職市場における自分の市場価値が分かる
②同業他社の求人状況を知ることができる
③もしリストラに遭った際にスムーズに転職活動ができる
④履歴書・職務経歴書について転職エージェントから指導を受けることができる
⑤現職でどんな経験を積めば転職市場で評価されるのか転職エージェントからアドバイスを受けることができる
◎デメリット
①転職サイトによっては登録が有料である(ただし登録無料のサイトも沢山あります)
②場合よっては転職エージェントとの直接面談があるので面倒くさい
いかがでしょうか?
今は転職する気がなくても、いつでも転職可能な状態にしておくことは決して無駄ではありません。
デメリットに関しても、登録無料かつ直接面談が必要ない転職サイトに登録すればいいだけの話です。
実際、私は転職エージェントの意見を参考にしつつ、現在のMR業務を通じて転職市場にて評価されそうなスキルを日々研究しています。
あとは、『転職すること』や『退職すること』それ自体について社会勉強にもなります。
こういったことを日常的に行っていると、段々と自分がやりたい仕事、働きたい会社、向き不向き的なものが分かってきます。
そうなると、メンタルの状態が安定してきます。
『必ずしも今の会社に固執する必要はないのでは?』
『今までは辞めるリスクばかり考えていたけど、逆に辞めないリスクもあるのでは?』
『このご時世、転職して世の中を渡っていくくらいが丁度良いのでは?』
『もし今の会社をクビになっても、転職エージェントと繋がっておけば次の職場をすぐに紹介してもらえるのでは?』
こんな具合に考え方が変わってくると、メンタルにも良い影響が出てきます。
嫌いな上司や先輩、嫌な仕事とも良い意味で気楽に付き合うことができるようになるのです。
まとめ:転職サイトに登録しておいて損はない!
私は転職サイトに登録することで様々な知識を得ました。
とはいえ、私はまだまだ無知な人間であることは変わりませんから、これからも転職エージェントとの付き合いは続けていこうと思います。
もし現職に不満がある、または息苦しさを感じている方は、気分転換がてら転職サイトに登録してみてはいかがでしょうか?
特に、医薬品業界では同業他社への転職は珍しくも何ともありません。
メンタルへの安定効果以外にも、いざというときリスク回避ができるように情報を仕入れることは大切です。
それ以外だと、同業他社のビジネス構想を知る機会にもなるので、私自身はそれが面白いと感じる場面もあります。
今後も転職サイトについて新しい情報や気付きがあれば、このブログ内で記事化していこうと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
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