こんにちは、アラサーMRのヒサシです。
暖かい春の時期になってくると、街中でリクルートスーツ姿の就活生を目にすることが増えてきますよね。
そんな彼らの姿を見る度に、私は心の中で『就活生頑張れ!』と呟いています。
私は学生時代に就活で大苦戦した人間ですので…(汗)
さて、今日はそんな就活中の学生向けの記事を書いてみました。
一言でいえば失敗談であり、
就活中の体調管理には気を付けよう!
トラブルが起きた後の挽回を頑張ろう!
…という話です。
ちなみに、この記事に登場するノバルティスという会社は、外資系の大手製薬メーカーです。
私としても志望度が高い会社だったのですが、まさかの腹痛でリタイアすることになってしまいました。(汗)
その一部始終について、今からお伝えしていこうと思います!
ノバルティスとはどんな会社か?
ノバルティスとは、スイスに本社がある大手外資系メーカーです。
社名の『ノバルティス』の意味とは、『新しい(“Nova”)』・『芸術・技術(“Artis”)』の組み合わせに由来しているそうです。
実は医薬品業界の中でも有名な製薬メーカーであり、医療従事者からも広く認知されている会社でもあります。
実際、日本製薬工業協会のホームページ見ると、ノバルティスが開発している最中の薬剤が沢山出てきます。
開発中の薬剤が多いということは、つまり将来性がある製薬会社だということです!
ちなみに【プライマリー】から【オーファンドラッグ】まで、色々な薬を幅広く扱っている会社でもあります。
スペシャリティ領域専門のMRもいて、私も大学病院のことなどについて情報交換することもあるメーカーさんです。
2019年には、3,000万超の薬価がついた『キムリア』という新型がん免疫薬でも注目を集めました。
ノバルティスの『キムリア』が薬価決定!まさかの3,349万とは!
3,000万超の薬とかヤバいですよね。
患者自身の細胞を採取して製造するタイプの薬だそうですが、一体どんな使われ方をするのか気になるところです。
私個人としては、スペシャリティMRにとっては特に“やりがい”がありそうなメーカーという印象を持っています。
ノバルティスの会社説明会は常に予約一杯だった
さて、ここから私が就活生だった頃のエピソードを書かせて頂きます。
私はリクナビやマイナビなどの就活サイトを通じて、ノバルティスの会社説明会を予約しました。
当時、製薬会社(MR職)は学生から大変人気がある職業でして…
ノバルティスの会社説明会は連日、予約で満員という状況が続いていました。
ノバルティスに限った話ではありませんが、当時は就職氷河期ということもあり、学生は我先にと各社の会社説明会を予約していたのです。
加えて、ノバルティスの場合は会社説明会に参加しないと、その後の選考(筆記試験や面接など)を受けられないことも手伝い、会社説明会満杯に拍車をかけていました。
そんなノバルティスの会社説明会ですが、私は大学4年になる直前の3月にようやく予約することができました。
少し話が逸れますが、当時の就活スケジュールでは外資系が1月頃に選考解禁され、内資系は4月頃に選考解禁されるという特徴があったのです。
しかし、私は年明けの1月から外資系のMR選考で連敗記録を更新しており、メンタル的に弱ってきている時期でもありました。
学生時代のMR就職活動 体験記③【グラクソ・スミスクライン編】
よって、ノバルティスの選考で落ちたら外資系製薬メーカーの持ち駒が全滅するような状況だったのです。
そのため、外資系のラストチャンスとして望みをかけ、ノバルティスの会社説明会に申し込みました。
会社説明会の当日、猛烈な腹痛に襲われる!!
さて、ここから少々汚いというか、下品な表現が出てきますがご容赦ください。
会社説明会当日の朝、私は腹痛のため自宅のトイレにこもっていました。
今振り返ってみると、あの腹痛は間違いなくストレスによるものでした。
就活が上手くいかないストレスで、大事なイベントがある日は決まって腹痛が起きるようになっていたのです。
この時ばかりは、トイレの中でマジで自分の体調を呪いました。
加えて厄介だったのは、ノバルティスの会社説明会の会場です。
私はこのとき予約していた会社説明会の会場は都内であり、当時私が住んでいたアパートからは、電車を乗り継いで1時間半ほどの場所でした。
1時間半もの間、電車に揺られながらこの腹痛を我慢できる自信はありませんでした。
正直、このときは会社説明会に行くべきかどうか迷ったんですよね。
依然として腹は痛い。
出来ることなら、このまま布団の上に寝転んで安静にしていたい。
しかし、ノバルティスの会社説明会も諦めきれない。
今日を逃したら、おそらく、もう会社説明会に参加するチャンスは無い。
どうする?
どうする?
迷った末、私は根性を出して会社説明会に参加する方を選びました。
腹痛を堪えながら駅まで歩き、朝の満員電車に乗り込んだのです。
しかし、電車内で立ったまま30分くらい経ったところで、いよいよ限界が来ました。
より一層、腹が痛くなってきたのです!!
そのとき、私はこんなことを考えていました。
おいおい、クソはお前だろ?
…というツッコミは勘弁してください(汗)
その後、結局私は電車を降り、トイレに駆け込みました。
そうしなければ、私は電車内で文字通りクソ野郎になってしまうところでしたので。(汗)
さて、その後は会社説明会の開始時間になってもトイレにこもったままでした。
今思えば、結構強烈な痛みだったんですよね…(汗)
ちなみに、会社説明会に遅刻することについて、私からノバルティス側には何も連絡していません。
トイレの個室から『遅刻します』と電話するわけにもいかず、そもそも腹痛のため声を出すのもしんどい状況だったからです。
さて、その後は放心状態で、ノバルティス側に謝罪をする気力すら湧きませんでした。
こんなことを考えながらトボトボ家に帰りました。
…とはいえ、このときノバルティス側に一報すらしなかったことに関して、今では後悔しています。
就活生として以前に人間として、遅刻するなら一報入れるのが筋というものです。
そして、遅刻した件について謝罪するべきだったのです。
しかし、私はそれをしなかった。
今となっては苦い思い出です。
教訓:無断での遅刻や欠席は絶対にダメ!!
ここまで書いてきたノバルティスの一件は、就活生としては悪い見本そのものです。
しかし、この経験を通して私なりに得た教訓もあります。
それは、遅刻や欠席の際には必ず相手に一報しないとダメだということです。
現在、私はMRとして営業活動をしていますが、不可抗力によって定刻に間に合わないこともあります。
実際に私が体験した具体例がこちらです。
・高速道路が事故で渋滞していて医師とのアポイント時間に間に合わない
・自分が交通事故に遭って説明会に参加できなくなった
・妻の身内に不幸があって社内会議に急遽出られなくなった
これらのとき、私は自分がどんなに大変な状態だろうと、定刻前には必ず相手に一報しました。
そして、定刻に間に合わない理由を伝えた上で相手に謝罪しました。
相手目線で考えれば当然の話で、何の連絡もなく遅刻、または欠席するような人間を快く思うはずがないのです。
どんな事情があろうと、まずは『相手に報せる』ことに意味があります。
社会人としては当たり前のことですが、意外とこういったマナーが徹底できていない人間もいます。
実際、就活時の私はこういった行動をしていませんでした。
だからこそ、このときの経験から教訓を得ることが出来たとも言えます。
ノバルティスの一件が無ければ、
無断での遅刻や欠席が、どれだけ自分の価値を下げるか?
…ということについて気付かないまま就職していたかも知れませんからね。(汗)
そもそも、誠心誠意謝れば、ノバルティス側も事情を汲んで何らかの対応をしてくれたかも知れないのです。
しかし、私はピンチをチャンスに変える努力すらしませんでした。
そのことが、この一連のエピソードにおける私の反省点です。
むしろ、こういったトラブルの場面でこそ、その人間の本性というものが現れます。
遅刻(欠席)について『自分は悪くない!』などと言い訳するのか?
遅刻(欠席)について真摯に謝った上で『挽回』を目指すのか?
私は常に後者でありたいものです。
まとめ:遅刻や欠席の際には要注意!
就活で遅刻または欠席するときは、必ず会社側に一報しましょう!
それが、この記事を通して就活生の皆さんに伝えたいことです。
もちろん、遅刻も欠席もしないに越したことはないです。
しかし、世の中には不可抗力というものが存在します。
もし自分にとって重要な場面で不可抗力に襲われたら、ハッキリ言ってどうしようもありません。
そんなときは、
今からどのようにして挽回するか?
…ということを意識してみてください。
意外と思うかも知れませんが、相手に事情を説明して謝れば大概のことは許してもらえるものです。
『謝る』という行為自体、気分が良いものではありませんが、場合によっては必要な行為です。
ここまで長々と、そして色々と書いてきましたが…
私のような悪い見本のような人間でさえ、最終的には無事就職できたのです。
この記事を読んでくれている就活生の皆さんだって大丈夫です!
自信を持って就活を頑張ってください!
陰ながら応援しています!
コメント投稿はこちら