こんにちは、アラサーMRのヒサシです。
最近、医薬品卸関係の記事を色々と書くことが多くありました。
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その中で、ふと学生時代の就職活動で医薬品卸を色々と受けていたこと思い出しまして、ちょっと記事化してみようかと思った次第です。
製薬会社のMR職を中心に就活していた私ですが、実は医薬品卸も結構受けていました。
実際、新卒で入社した会社は医薬品卸でしたからね。
医薬品卸のMS(営業職)として内定が出たときエピソードを紹介します!
その一方で、選考に参加したものの落ちてしまった医薬品卸も複数ありました。
今回は、その中でも特に印象深い某・大手医薬品卸での選考&不合格エピソードについて紹介します。
なお、今回の記事で登場する医薬品卸について具体的な社名は伏せますが、とりあえず医薬品業界における『4大卸』の一角とだけ言っておきます。
それがどこの会社なのかは、ご想像にお任せします。
人生で初めての圧迫面接
大学4年生になったばかりの春、私はその某・大手医薬品卸会社の筆記試験に合格し、意気揚々と面接会場に向かいました。
当時の私は典型的な大手病の学生でして、
もう大手企業ならどこでも良いから入社させてくれ!
…と言わんばかりの精神状態で就活していました。
(※ついでに言うと、実は多くの製薬会社での不合格経験を経て、メンタル的にちょっとおかしくなっている時期でもありました。)
大手・大手・大手。
とにかく大手企業に入社して安泰な人生を手に入れたい。
とにかく、就活におけるモチベーションはそれしかありませんでした。(汗)
とはいえ、安泰な会社なんてものは幻想であり、この世の中のどこにも存在しないんですけどね。
大手企業から内定が出ても安心してはダメです!安泰な会社なんて存在しません!
さて、前置きが長くなってしまいましたが、ここから1次面接の内容について書いていきます。
まず結論から言いますと、私はその大手医薬品卸の選考にて1次面接で落ちました。
そして、その1次面接は学生1人に対して面接官が2人であり、中々の圧迫面接でした。
仏頂面をした面接官から、自己PRの内容などについて細かい部分まで深堀りされ、スムーズな受け答えができないと部屋の空気が一層重くなる。
私はそれまでの約20年ほどの人生において圧迫面接を経験したことが無かったのですが、このとき初めて圧迫面接がどういったものかを知りました。
あのときから10年ほど経った今となっては、良い経験だったと思えます。
しかし、当時の私にとって面接中に戦意喪失するには十分な破壊力を持っていた内容でした。
そこで、当時の面接内容の中でも特に印象的だった部分を対話形式で再現してみました。
それではご覧ください。
いかがでしょうか?
ちなみに、このときは冷や汗が凄かったことをよく憶えています。
実際、面接後はシャツがびっしょりでした。
ただ椅子に座って会話しているだけで、人間はこんなに汗をかけるのかと半ば感心してしまったくらいです。
アラサー世代となった今では、この程度の押し問答なら大したことないと思えます。
むしろ、上記の会話内容だけを見れば、新聞はともかく社長名に関しては事前準備さえしていれば即答できたでしょうし、もし即答できていたら別の会話展開があったかも知れません。
そう考えると、圧迫面接気味の雰囲気になった一因は私自身にもあるかと思います。
繰り返しになりますが、この程度の押し問答くらい、社会人になればいくらでも経験するものです。
しかし、当時学生だった私にとってはパニックの中、必死で言葉を紡ぎ出しているといった感じでした。
面接官が醸し出す重苦しい雰囲気に飲まれ、圧迫気味な質問に上手く対応することが出来ず、何かにつけて謝っていたような気がします。
結果は当然不合格だったワケですが、この面接に関しては会話の最中に不合格となることを半ば確信しました。
敗因は準備不足
先ほどの会話内容で書いた通り、私はその医薬品卸のホームページなどは一切目を通さずに面接に臨みました。
この時点で負け(不合格)が決まっていたようなものです。
確か、この医薬品卸の面接を受ける前後の時期に大手製薬メーカーの選考などが控えていたこともあり、また医薬品卸の志望度は製薬メーカーほど高くないことも相まって、企業研究を疎かにしていたのは事実です。
(※とはいえ、製薬メーカーの方も武田薬品などを含め、面接結果は酷いものでしたけどね。)
会社の志望度に応じて準備具合に差が出るのは当たり前ですけど、それにしたってこの医薬品卸に関しては準備不足過ぎました。
多分ですが、面接官の目線だとそのことが丸わかりだったのでしょうね。
面接官からすれば、毎日のように学生の面接を行っているワケです。
そんな彼らにとっては、私が発する言葉の端々、表情、身振り手振りなどから志望度の低さが透けて見えたのでしょう。
もしかしたら、面接官としては『そんな状態でよくもウチの会社を受けにきやがったな?あぁん?』くらいに思っていたのかも知れません。
面接内容そのものは圧迫気味でしたが、それは意図的なものではなく、意外と怒りの感情によるものだったのかも知れないと今では思ったりしています。
それと面接中の新聞の件に関してですが、こればかりは仕方なかったと思っています。
当時の私は奨学金を借りて何とか生活しているような苦学生であり、新聞を購読するような経済的余裕などは全くない状態でした。
むしろ、新聞なんてのは金持ちの読み物だと、割とマジで思っていましたからね。(汗)
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まとめ:面接を受けるなら、その会社の経営者や企業理念ぐらいは知っておこう!
私は学生時代の就活では散々失敗した人間です。
今回の某・医薬品卸における圧迫面接と、それによって露呈した準備不足が良い例です。
最低でも、ある企業の採用面接を受けるのなら、事前にその会社のホームページには目を通し、経営者や企業理念などをチェックしておくのは鉄則です。
私は就活時に自己分析は結構行っていましたが、企業分析にはそれほど力を入れていませんでした。
少なくとも、就活時のエネルギー配分は自己分析>>>企業分析だったのは間違いありません。
今思えばですが、この辺りの意識感覚も仇となったという気がします。
企業側からすれば、自社への志望度が高い学生を採りたいと思うのは当然のことです。
ですが、就活時の私はそういった社会人目線での感覚が乏しく、とにかく『自分が~』『自分は~』といった自分本位の活動になっていたように思えます。
これじゃあ受かるワケがないって話です。
ただ、この経験を通じて教訓もたくさん得ました。
特に、面接前の企業分析や事前準備については、社会人なって以降に転職する際にとても役立ちました。
学生の就活にせよ、社会人の転職にせよ、面接を受ける会社のホームページを読み込んでおけば、面接時に自然とスムーズな会話ができます。
ついでに言うと、面接官への逆質問を行う場面でもホームページ情報が役立ちます。
こうして振り返ってみると、某・医薬品卸の圧迫面接で得た経験値は大きかったのだなぁと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
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