製薬会社でMR(営業)として働いているヒサシと申します。
大学生の皆さんは就活についてどのようにお過ごしでしょうか?
内定をもらった学生、苦戦している学生、今まさに本命企業の選考を受けている学生など、様々な人がいると思います。
さて、既に内定を勝ち取っていても、将来のことに期待と不安を抱いている人も多いのではないでしょうか?
そんな就活中の学生さんに伝えたいことがあります。
就職とはギャンブルである!…ということです。
その会社があなたに合っているかどうかは、実際に入社してみないと分かりません。
就活の選考自体も運ゲーですが、就職(入社)した後の生活はそれ以上の運ゲーです。
そこで、この記事では私自身の経験を含めて、就職に潜むギャンブル要素について書いてみました。
就職(入社)して初めて、自分と会社との相性が分かる!
皆さんは就職後の自分について考えることはありますか?
就職先でバリバリ働くぞ!
大手企業で安定した生活をするぞ!
でも、上手くその会社に馴染めるかどうか不安だ…。
その気持ち、私にはよく分かります。
かつて私がそうだったからです。
でも、未来のことは誰にも分かりません。
その会社で活躍できるかも知れないし、活躍できないかも知れない。
だからこそ入社してみて、その仕事を経験してみないと答えなんて出ないのです。
そこで、少し私の話をさせていただきます。
私は【 王手企業 】かつ【 医薬品に関する仕事 】という軸で就活していました。
当時は典型的な王手病の学生であり、人生初の就活では散々苦しみました。
さて、そんな私も何とか大手の医薬品卸会社に内定し、そのまま入社しました。
…が、その会社の仕事内容・労働環境に嫌気が差して5年ほどで辞めました。
このときの経験から、
就職とはギャンブルである!
…という持論を持つようになりました。
自分と会社(職場)との相性によって、長く勤められるかどうかが左右されます。
そして、その相性は入社してみないと分からない。
だからギャンブルなのです。
じゃあ、相性って具体的に何なの?
…ということについて考えてみると、大まかに以下の3つがあると思います。
①:仕事内容
②:人間関係
③:社風
これらは3つともギャンブル要素が含まれています。
では、1つ1つを詳しく見ていきましょう。
①:仕事内容
ある職業に以前から憧れていて、ようやくその職業に就くことができた。
しかし、いざ働き始めてみたらイマイチ面白くない。
むしろ退屈だし、やりがいも全く感じない。
こんなことは新卒で入った学生にとっては『よくあること』です。
その仕事を体験してみて初めて、自分がその仕事に向いているかどうかが分かるのです。
ところで、皆さんは小学・中学・高校・大学で何か新しいことを始めたことはありますか?
新しい趣味なり部活なりにトライしてみて、イマイチ手応えがなくて辞めてしまった…という経験はないでしょうか?
私は小学校まで水泳をしていましたが、正直言って惰性でやっている部分が大きかったです。
何と言うか、自分にとっては面白味がなかったんですね。
(※注:水泳を頑張っている人を馬鹿にするつもりは全然ありませんよ!あくまで私はそうだったというだけの話です。)
…で、結局のところ水泳は中学に上がる前に辞めてしまいました。
しかし、中学に上がってバスケットボールをしてみたら、これが大変面白く、そのままバスケ部に入部しました。
その後、高校・大学・社会人になってもバスケは続けています。
こんな風に、実際にやってみたら面白かった・面白くなかったということは往々にしてあります。
就職や仕事についても同じです。
こういった理屈ではない部分が、
【 自分 】と【 仕事内容 】との 相性 なのだと思います。
その仕事を体験してみるまで、面白い・面白くないの答えは分からない。
『やってみなきゃ分からない!』という意味ではギャンブルなんです。
②:人間関係
皆さんは同じコミュニティに『嫌な人』や『苦手な人』が1人や2人くらいはいませんか?
大学の部活・サークル・ゼミ・研究室にて、
『アイツと顔を合わせたくない…。』
…と、思うことはありませんか?
私にも経験があるので分かるのですが、そういう環境って疲れますよね。
実はこれ、同じことが就職でも起こり得るのです。
入社して配属された職場には必ず上司や先輩がいます。
そういった上司・先輩がどういった人々かによって、あなたの運命は左右されます。
良い上司・先輩ばかりであれば、あなたは彼らの指導を受け、仕事が上達するのも早いでしょう。
もしかしたら入社して1年が経つ頃にはメキメキと頭角を現し、その部署のエースになっているかも知れません。
しかし、悪い上司・先輩ばかりの職場に配属されてしまったらどうなるでしょうか?
仕事を覚えるための指導を受けられない。
上司からも先輩からも除け者にされ、窓際へと追いやられる。
もっと酷い場合だと、パワハラで心身共に苦しめられる。
多かれ少なかれ、こんな可能性だってあり得るのです。
会社には本当に色々な人間がいます。
『良い人』ばかりの会社なんてこの世に存在しません。
『悪い人』まではいかなくても、『あなたと合わない人』は確実に存在します。
そんな『悪い人』または『合わない人』と一緒の職場で働くのはとても辛いものです。
職場の上司・先輩とは毎日毎日、嫌でも顔を合わせないといけません。
そんな生活が続けば、確実にあなたのメンタルはダメージを受けていきます。
この辺りが、人間関係に関するギャンブル要素です。
ハッキリ言って、これはもう運ゲーです。
自分の努力ではどうにもならない領域なのです。
③:社風
社風というと漠然としたものに聞こえるかも知れませんが、これも案外重要です。
社風とは、その会社の独自の文化とも言い換えることができます。
入社する前、さらに言うなら就活中にどんなに調べてもイマイチ掴みにくいのが社風です。
これは仕事内容だけでなく、職場の労働環境にも影響してくる要素です。
例えば、私が以前勤めていた医薬品卸の営業所ではこんな文化(風習)がありました。
・入社前は休日出勤なしと聞いていたのに、いざ入社してみたら休日出勤ありが当たり前だった
・職場の飲み会がやたら多い
・職場のゴルフコンペに強制参加させられる
・土日に営業所のメンバーが会社に集まってBBQする
・上司の好き嫌いで部下の評価が決まる
上記5点の奇妙な風習により、入社以降、私は徐々に疲弊していきました。
ちなみに、上記5点は就活の選考・内定式・入社後の新人研修などでは一切知らされておりませんでした。
王手企業ゆえに営業所も多く、各営業所ごとのカラーはありますが、私が新人として配属された営業所はこんな感じだったのです。
職場での飲み会が楽しい!
ゴルフも面白い!
上司とも良い関係だから問題なし!
…というような人にとっては大変良い環境なのでしょう。
しかし、私にとってはそうではありませんでした。
まず、飲み会やゴルフの度に出費がかさむこと自体がキツかったです。
そして、それに伴って強制的に自分の時間を費やすことにも納得できませんでした。
『なぜ俺は出たくもない飲み会・ゴルフのために金を払っているのだろう?』
『たまにならともかく、職場のメンバーで頻繁に飲み会やゴルフをやることに意味はあるのか?』
『俺は時間と金の無駄遣いをしているのではないか?』
『こんなことを何年も繰り返すのか?冗談じゃない!』
入社して以降、私はそんなことばかり考えていました。
それに、上司の好き嫌いで自分の評価を決められるのも面白くありませんでした。
つまり、私はその営業所の社風に合わない人間だったということです。
こんな具合に、従業員数や売上規模などの数字に表れない部分が『社風』です。
その社風に合う・合わないについては、やはりその会社(職場)に飛び込んでみなければ分かりません。
あなたが社風に合う人間なら長く勤めることもできるでしょう。
しかし、もしあなたが社風に合わない人間だったとしたら、心身へのダメージがジワジワと溜まっていくはずです。
この通り、社風という『目には見えないもの』にもギャンブル要素は潜んでいるのです。
まとめ:就職というギャンブルに勝てば良し、負けたら…
ここまで就職に潜む3つのギャンブル要素についてご紹介ましたが、いかがでしたでしょうか?
ハッキリ言って、このギャンブルを勝率100%にすることは不可能です。
これは部活や受験と同じなんです。
大学受験の模試でS判定・A判定だった人が確実に第1志望の大学に入れるかというと、決してそんなことはありません。
余程の天才または優秀者であれば話は別ですが、普通の人間が勝率100%を狙うこと自体が無理なのです。
とはいえ、いざ就職してみてその会社が自分と合わないと感じたのなら、私のように転職するという手もあります。
しかし、こういったご時世ですから、学生の皆さんは新卒という立場を最大限駆使してベストな就職をしたいはずです。
もし就職におけるギャンブル勝率を1%でもアップさせたいのなら、就活エージェントに相談することをお勧めします。
自分一人で行う就活には限界があります。
自分の将来のことを考えて就活のプロに相談することは何ら恥ずかしいことではありません。
末筆ながら、皆さんの就職が成功することを祈っています!
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