地元に帰省したときに友達(同級生)同士で生活レベルを比較してみた

生活

製薬会社でMR(営業)として働いているヒサシと申します。

 

私は普段は田舎にて勤務している人間なのですが、お盆ということもあって数日前、地元に帰省しました。

 

私の地元は勤務地以上の田舎にありまして、人口も少なく、仕事の種類も大変限られている地域です。

 

詳しいことは伏せますが、東京や大阪の人から見れば『僻地』と言っても差し支えない場所です。

 

そんな中で、子供の頃から仲が良い友達同士で集まって飲む機会がありました。

 

そのときに地元での生活レベルに関する話を互いにしたのですが、その内容が中々印象深かったため、このような記事を書いてみました。

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人生に正解はないことを実感


飲み会は私を含めて3人で行いました。

 

全員が31歳~32歳の同級生であり、スペックはこんな感じです。


・私:製薬会社勤務 / 既婚 / 子供なし

・友達A:地方銀行勤務 / 既婚 / 子供なし

・友達B:自衛隊勤務 / 既婚 / 子供あり


私も含めて、地元地域ではかなり待遇の良い仕事をしている部類に入ります。

 

久々に会ったので互いの近況報告をしたのですが、生活レベルは3人とも大体同じくらいだということが分かりました。

 

単純な年収だけを見れば私が一番上でしたが、その一方で製薬会社の雇用は不安定な部分があります。

 

銀行員である友達Aは年収で言えば3人の中で一番下でしたが、彼の話を聞く限りでは雇用が安定しており、ワークライフバランスが良い印象でした。

 

自衛隊である友達Bは国家公務員であることから、友達A以上に雇用が安定している反面、異動により各地を転々とする生活を強いられています。

 

そのため友達Bは子供(家族)に中々会うことができず、それが辛いとのこと。

 

互いの話を聞けば聞くほど、人生に正解はないということを改めて認識させられました。

 

優先するべきは家族か?仕事か?

給料を重視するのか?

勤務地を重視するのか?

 

何かを優先すれば、何かを諦めないといけない。

 

久々に友達同士でバカ騒ぎをするかと思いきや、意外と真面目な話も多かったので、ああ、これが30代の人生なのか…とも思いました。

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友達A(銀行員)の生活


友達Aが勤めている地方銀行は、私の地元では『超』が付くほどの優良企業です。

 

地元の就職ヒエラルキー的に言うと、ピラミッドの頂点付近にあります。

 

都会の人には中々想像できないかも知れませんが、東京に置き換えて考えると5大商社(三菱商事など)みたいなレベルです。

 

『えっ?あの○○銀行に勤めてるの?スゲェェェ!!』

 

…みたいな感じです。

 

年収で言えば500万に届かないくらいみたいですが、地元では高収入の部類に入ります。

 

しかも、彼が勤めている地方銀行は福利厚生がとても良いらしく、実際には年収以上の生活レベルを保っているようです。

 

最近結婚もして人生の絶頂にあるかと思いきや、『銀行の将来性』については不安視しており、決して安泰というわけではなさそうです。

 

友達A曰く、AIが発達して銀行員の仕事が無くなってきているとのこと。

 

加えて、彼の場合は3~4年ほどで定期的な転勤があるらしく、今後家族で生活していくためにはそれがネックにもなっているみたいです。

 

地方銀行とはいえ隣県にも支店があること、さらに地元県の面積も結構広いことから、場合によっては単身赴任も考えているとのこと。

 

しかし、本人としては家族と共に1つの場所で生活していきたいという希望があるようです。

 

今後、子供が生まれたときに転勤で連れ回すことは避けたいと考えているみたいですね。

 

『転勤で連れまわす』イコール『子供にとって幼馴染的な友達が出来にくい』ということでもありますから、その気持ちはとても分かります。

 

私・友達A・友達B共に幼稚園や小学校からの付き合いをしていますから、長年の友達を大切にしてほしいという意見には賛成です。

 

しかし、だからと言って将来は単身赴任で良いのか?

 

家族と離れたままの生活をするのか?

 

…ということを考えると、何が正解なのかよく分かりません。

 

仕事面の結構ハードらしく、本人としては仕事量に見合った給料ではないと感じるみたいです。

 

心身を病んで辞めていく人も結構いるとのことなので、世間が思っているほど『ホワイト』な職場ではないようですね。

 

やっぱり銀行員であるが故の悩みなどはあるみたいです。

友達B(自衛隊)の生活


自衛隊も私の地元では優良な就職先として認識されています。

 

『えっ?自衛隊に勤めてるの?スゲェェェ!!』

 

…みたいな感じです。

 

誰にでも勤まるような仕事ではありませんし、国防という観点から考えても絶対に必要な人間です。

 

本人は『体を鍛えるのが仕事みたいなもの』とも言っていますが、30歳を超えてもなお厳しい訓練に励む友達Bには頭が下がります。

 

友達B自体はバリバリの体育会系で、高校までは柔道をやっていた人間です。

 

仲間内では冗談半分で『脳筋』などと呼ばれることもある反面、決して頭は悪くない(むしろ良い?)人間でもあります。

 

そもそも自衛隊に仕事に一環として筆記試験などもあることから、勉強は必須とのこと。

 

身体だけでなく頭も鍛える必要があるということですね。

 

さて、年収は本人曰く『500万円台』とのことですから、やはり私の地元に限れば高収入の部類に入ります。

 

去年子供(娘)も生まれ、さぞかし幸せな生活をしていると思いきや、何と子供と一緒に過ごしたのは数十日ほどだけとのこと。

 

一体なぜ?

…と思って友達Bに尋ねたところ、単身赴任していることが原因でした。

 

自衛隊内部の事情により友達Bは去年から遠く離れた地域で働いており、一方で奥さんは地元での生活を希望したそうです。

 

そこで夫婦間で話し合った結果、奥さんが地元で働きながら子育てし、友達Bだけが単身赴任することに決まったそうです。

 

詳細は伏せますが、その赴任地が地元からは凄まじく遠い場所でした。

 

地元と赴任地を行き来するには飛行機でないと不可能なレベルの距離です。

 

そんな事情があり、友達Bは中々子供(家族)に会えない生活をしていたのです。

 

これなら地元に帰省する(子供や奥さんに会える)のは年数回ほどであるいう話にも納得です。

 

一応、奥さんが子供を連れて友達Bの赴任地に行くこともあるそうですが、時間的にも経済的にも楽ではないでしょう。

 

自衛隊内部での昇格、そして年収的にも順調な人生を歩んでいるかに思えた友達Bでしたが、家族と離れて暮らすのは想像以上にキツいと漏らしていました。

 

かと言って自衛隊を辞めるつもりはないらしく、一方で奥さんも地元での仕事を辞めるつもりはない。

 

よって、今後も家族とは中々会えない生活が続くそうです。

 

こういった友達Bの話を聞いて、ある意味ですが安定雇用の代償のように感じてしまいました。

まとめ:人間の数だけ人生が存在する


最近は仕事関係の人間、つまりMRやMSとしか話さない日々が続いていたので、今回友達A&Bと会った話したことは私にとって良い刺激になりました。

 

それと同時に、ブログ内でMR・MSの記事を書いている反動で視野狭窄に陥っていたと言うか、異業種へのアンテナが低くなっていたとも感じました。

 

MRやMSの未来は明るくないと業界内では囁かれていますが、別の業界でも問題・課題は山積みのようです。

 

極端な話、どんな業界、どんな職業だろうとメリットとデメリットがあるんですよね。

 

地元での生活レベルは上位だと思われた友達A&Bですら、彼らにしか分からないであろう悩みを抱えていました。

 

そういった話を聞いた後だと、人間の数だけ人生が存在するということが強く感じられます。

 

優劣や勝ち負けではなく、自分がより良く生活していくため、満足度の高い生き方をするにはどうするべきなのか?

 

そんなことを考えさせられました。

 

給料・勤務地・福利厚生・家族との生活等々、何を優先するかで人生は大きく変わってきます。

 

私は製薬会社のMR(営業)となることで人生が変わった人間ですが、MRとて万能ではありません。

 

リストラや転勤など、生活していく上でのデメリットは確実にあります。

 

私はMRという職業を気に入っている反面、今後はMRという職業だけに固執してはいけないのかな…なんてことを思った次第です。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

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