こんにちは、元MSのヒサシです。
現在でこそMRとして働いている私ですが、MS時代は転職活動について何かと苦労した人間でもあります。
当時はMRを目指して転職活動をしていたのですが、最初の頃は転職活動のコツがまるで掴めず、何をどうして良いのか見当も付かなかったんですよね。(汗)
転職できそうな会社の求人を効率よく探すには、一体どうすれば良い?
よく分からない。
履歴書や職務経歴書は、一体どうやって書けば良い?
よく分からない。
…といった感じで、転職について素人だった私の前にはいくつもの壁がありました。
こんな壁を乗り越えるべく一念発起して登録したのが、この記事で紹介している転職サービスです。
特にエージェント型のサービスについては、書類選考・面接などへの対策のみならず、内定後のフォローまでしてもらいました。
私(転職希望者)にとっては無料で利用できるサービスだったため、経済的な意味でも大変助かりました!
そこで、あくまでMRへの転職に特化した活動ではありましたけど、当時の体験談について記事を書いてみました。
この記事では当時使っていた各種サービスについて、メリットだけに偏ることなく、デメリットも含めて万遍なく綴っています。
転職活動で悩んでいる現役MSの皆さんにとって、少しでも参考にしてもらえたら嬉しいです。
MS時代に活用した転職サービス5選
転職希望者にとって、多くの転職サービスは無料で利用できます。
一応補足すると、エージェント型の転職サービスに関しては、一部では有料のものも存在します。
ですが、少なくとも私がMS時代にお世話になった転職サービスは全て無料でした。
なぜ無料なのかと言うと、転職斡旋会社の収益モデルが関わっています。
具体的には、転職斡旋会社のエージェントが顧客企業に誰かを転職させた場合、その顧客企業から報酬をもらうという仕組みになっています。
多くの場合、この報酬とは『転職した人の年収のうち2割~3割ほど』と言われています。
例えば筆者が、転職後の年収は500万円という条件のもとで、医薬品卸から製薬会社に転職したとします。
この場合、筆者の転職をサポートした会社(エージェント)のもとに、転職先である製薬会社から100万~150万(想定年収500万の2割~3割)の報酬が支払われるのです。
こういった仕組みにより、転職希望者は金銭的には無料で転職サービスを使うことが出来ます。
私もMS時代は“無料”と聞いてちょっと胡散臭く感じましたが、この仕組みを知ってから不安感は無くなりました!
そんな転職サービスですが、大きく分けて『サイト型』と『エージェント型』の2種類が存在します。
サイト型は転職希望者が自由にログインして、サイト内に掲示されている求人に自分から応募するというスタイルです。
エージェント型はその名の通り、『転職エージェント』と呼ばれる専門のアドバイザーが転職希望者をサポートしてくれます。
ちなみに、私がMS時代に活用していたサイト型・エージェント型のサービスは以下の5つです。
【サイト型の転職サービス】
・リクナビNEXT
【エージェント型の転職サービス】
・リクルートエージェント
・doda
・JACリクルートメント
・MRBIZ
詳しくは後述しますが、私はこれらのサービスを使い倒すことでMRへの転職を果たしました。
ちなみにですが、当時の転職活動において登録した順番は【①リクナビNEXT】⇒【②リクルートエージェント】⇒【③doda】⇒【④JACリクルートメント】⇒【⑤MRBIZ】でした。
では、それぞれのサービスについて体験談を含めてお伝えしていきます!
① リクナビNEXT
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リクナビNEXTは『株式会社リクルート』が運営している転職サイトです。
なおかつ、私が人生で初めて登録した転職サイトでもあります。
では、なぜリクナビNEXTを真っ先に選んだのか?
実はですね、特に深い理由はありません。(汗)
…と言うのも、これには私自身が学生時代に【リクナビというサイトを使って就活していた】ことが関係しています。
何を隠そう、私が当時働いていた医薬品卸は『リクナビ』で募集要項を見付け、そして選考を受けたという経緯があります。
そういった経緯がありまして、私の中では『“リクナビ”と名の付くサイトであれば大丈夫だろう!』という漠然として先入観があったんですよね。
リクルートは王手の会社ですし、そういった意味でも安心感がありました!
さて、実際にリクナビNEXTを使ってみた感想ですが、転職初心者であった私にとっては丁度良いサイトだったように思います。
繰り返しになりますが、リクナビNEXTはサイト型のサービスです。
つまり、後述する『doda』や『JACリクルートメント』のようなエージェント型のサービスとは内容が異なります。
リクナビNEXTは場合、簡単に言うと『自分が好きな時にログインして様々な求人を見ることができる』という点が最大のメリットです。
業種・職種を問わず、サイト内で検索すれば大量の求人がヒットします。
興味がある業種だけに絞っても、全ての求人に目を通すのはかなり大変なレベルです。
世の中にはこんなに色々な仕事があるのか!
…みたいな感じで、登録したばかりの頃はひたすらサイト内に入り浸っていましたからね。(汗)
実際のところ、サイト内を見回りするだけでも結構な社会勉強になります。
その他には、興味のある業種・職種をサイト内で登録しておけば、該当する求人情報についてメール配信してくれる機能もあります。
自分のペースでのんびりと転職活動をしたい。
あるいは、転職エージェントとやり取りする程のモチベーションはまだないけど、取りあえず世の中にある求人について知りたい。
そんな人にとってはメリットが大きいであろう転職サービスです。
リクナビNEXTのデメリット
先ほどリクナビNEXTには色々な求人が掲載されていると書きました。
ですが、悪く言うなら“上辺だけの情報”しか載っていないのも事実です。
残念ながら、転職希望者が知りたいような詳細な情報までは読み取れないんですよね。
例えばですが、その企業が求めている人材像、転職するための具体的な選考スケジュール、転職後の具体的な労働条件などですね。
その他のデメリットとしては、リクナビNEXTにはいわゆる『非公開求人』までは載っていません。
『非公開求人』とは、企業のホームページや転職サイトなどにおいて、一般には公開されていない求人情報のことです!
実際にMSからの転職を果たした立場から言わせてもらうと、率直に言って非公開求人を知らずに転職活動を行うのは勿体ないです。
私の転職先である製薬会社(MR)も、元々は非公開求人でしたからね。
この非公開求人とは、世の中の表側には中々出てきません。
ですが、一般人にとっては中々知る機会がないからこそ、非公開求人には旨味があるとも言えます。
よって、非公開求人については後述する転職エージェントとのやり取りを通じて情報を掴み、転職の選択肢を増やしておくことが大切です。
…とはいえ、もし『自分は普通の公開求人だけを見ることが出来れば十分だ!』と思うのなら、敢えて転職エージェントを使う必要はないかと思います。
この辺りは転職希望者によって考え方が分かれるところですね。
② リクルートエージェント
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会社名そのままですが、リクルートエージェントも『株式会社リクルート』が運営しています。
つまり、先ほどお伝えしたリクナビNEXTと同じということです。
運営会社が同じということもあり、実は『リクナビNEXT』と『リクルートエージェント』のサービスは連動しています。
具体的には、リクナビNEXTに載っている求人への応募をサポートしてくれたり、リクナビNEXTには載っていない非公開求人を紹介してくれたりもします。
さて、リクルートエージェントはその名の通り、エージェント型のサービスです。
転職希望者に対して専任の転職エージェント(アドバイザー)が付き、履歴書・職務経歴書の添削や、面接対策などを一緒に行ってくれます。
リクナビNEXTは転職希望者が自主的に情報を取りに行く感じですけど、リクルートエージェントの場合は“二人三脚”で転職活動を頑張るといったイメージですね。
MS時代の私に関して言うと、実はリクナビNEXTに物足りなさを感じたタイミングで、こちらのリクルートエージェントにも登録しました。
では、ヒサシはリクルートエージェントに対して何を求めていたのか?
実は転職については素人だった当時の私にとって、履歴書や職務経歴書の書き方がまるで分らなかったんですよね。(汗)
転職のノウハウ本も何冊か読みましたが、それだけでは限界があることを痛感したのです。
そんなこんなで、藁にも縋る思いで登録したといった感じです!(汗)
私を担当してくれたエージェントさんはとても親切な人で、先述した履歴書・職務経歴書について丁寧に指導してくれました。
その他にも、転職に関する悩みなどについても色々と相談に乗ってもらいました。
そういった意味では、リクナビNEXTの次にリクルートエージェントに登録したのは正解だったと感じています。
リクルートエージェントのデメリット
繰り返しになりますが、MS時代の私はMRを目指して転職活動していました。
しかし率直に言うと、リクルートエージェントが持っているMR系の案件は多くないように感じました。
いや、MR系というよりは、医療系の案件自体が多くないといった感じでしょうか。
非公開求人を含めて、MR・医療機器メーカー・医療ITなどの案件は、あるにはあるのですが…
単純な医療系の案件数だけで言えば、後述する『doda』や『JACリクルートメント』の方が豊富に扱っていたように思えます。
リクルートエージェントは転職斡旋会社としては業界トップクラスと言われており、確かに様々な業種・職種に通じています。
テレビやYouTubeなどでもガンガンCMを流していますし、その知名度や実績に嘘偽りはありません。
しかしながら、ある一定の業種・職種に特化しているとは言い難い面もあります。
私見ですけど、良くも悪くも『求人情報を広く浅く扱っている』という印象があるんですよね。
私自身、高収入を狙いたいとエージェントに伝えた際には、金融・保険・建設といった業界の仕事も勧められましたからね。
あまり興味がない業界だったので、私はすぐに断ってしまいましたが…
…とはいえ、この辺りは転職希望者にとって一長一短なのでしょうね。
おそらくですが、私のように『自分は○○に転職したい!』という軸がハッキリしている場合だと、リクルートエージェントのサービスには物足りなさを感じるのかもしれません。
しかし、見方を変えると転職の軸が定まっていない場合であれば、リクルートエージェントは心強い存在です。
転職初心者であり、なおかつ転職エージェントと二人三脚で転職の軸を固めていきたい。
そのような場合であれば、リクルートエージェントによる恩恵は大きいのではないでしょうか?
③ doda
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先述したリクルートエージェントと同じく、dodaもエージェント型のサービスです。
『パーソナルキャリア株式会社』という企業が運営しており、リクルートエージェントと並んで有名な転職斡旋会社でもあります。
リクルートエージェントに登録してから数ヶ月後、MR系の求人に物足りなさを感じた私は、新たな求人を探すためにdodaに登録しました。
結論から言うと、私を担当してくれた転職エージェントのレベルはリクルートよりも高いと感じました。
(※とはいえ、転職エージェントの質は各社ともにピンキリですし、どのような担当が付くは運次第なところがありますけど…)
初めてdodaのエージェントと直接面談した際、それはもう色々なアドバイスを貰いました。
まさに“対面だからこそ為せる業”といった感じでしたからね!
その中でも、とりわけ『MSを辞めたい理由』について明確に出来たのは大きな収穫だったように思います。
その他には、MR求人への応募にあたって職務経歴書を徹底的に添削してもらいました。
ここの部分は○○と書いた方が良い。
ここの箇所は△△という表現の方が効果的。
ここは敢えて✕✕という一文を削った方が良い。
エージェントからこのような指導を受け続けること数週間。
おかげ様で、書類選考の突破率も飛躍的にアップしたという手応えがあります。
具体的には、『仕事の実績はなるべく数字で表現しましょう』とか、『1つの職務経歴書をなるべく使い回した方が良い』とか、目から鱗が落ちるようなテクニックをいくつも指導してもらいました。
dodaにお世話になって以降、未経験者OKのMR求人限定ではありますけど、書類の通過率は体感で60%~70%といった感じでしたからね。
面接前の書類選考で落ちたら勿体なさ過ぎるので、そういった意味ではdodaの転職エージェントには大いに助けられました。
ちなみに肝心のMR求人ですが、内資系・外資系ともにバランスよく紹介してもらいました。
その他だと、コントラクトMRの求人についても提案を受けました。
総じて、MR関係の求人についてはリクルートエージェントよりも紹介数が多かったことは間違いありません。
それから余談ですけど、dodaのエージェントからはなぜかアストラゼネカを熱心に勧められたことをよく憶えています。(汗)
dodaのデメリット
実はdodaの場合、転職エージェントとは必ず直接面談してキャリアカウンセリングというものを実施する必要があります。
これはdodaが定めた独自のルールであり、転職希望者がdodaを使う場合は必ずこのルールに従わないといけません。
これは言い換えると、最低でも一度はdodaのオフィスまで直接出向かないとダメだということです。
私の場合、この“直接訪問”が大きなネックとなりました。
…と言うのも、このブログ内でも解説していますが【MSとして働きながらの転職活動】って本当に大変なんですよ。
時間的にも、体力的にも、それはもう骨が折れます。
しかも、私が当時住んでいた地域は結構な田舎でして、近隣にはdodaのオフィスなんて無かったですし。(汗)
よって、あの時は頑張って仕事のスケジュールを調整して、遠くにあるdodaのオフィスを訪問したことをよく憶えています。
私は休日当番の代休を上手く使うことでエージェントとの面談を行いました!(汗)
転職希望者とエージェントが直接顔を合わせて面談する。
そのこと自体はとても有意義だと思います。
むしろ、転職の成功率を1%でもアップさせたいのであれば、可能な限りやるべきだと思います。
先ほどお伝えした職務経歴書の添削についても、転職エージェントと直接コミュニケーションしたからこその賜物ですからね。
その他に受けたアドバイスとしては、転職活動の鉄則として『次に行く会社が決まるまでは現職を辞めるな』という指導も受けましたし。
【鉄則】転職先が決まっていない状態でMSを辞めることは絶対にNGな理由3選!
転職活動におけるセオリーを直接教えてもらえるという意味で、やはりdodaのエージェントと直接面談したこと自体は無駄ではなかったと感じています。
しかし、そこに至るまでの過程が少しばかり面倒くさいのも事実です。
先述したリクルートエージェント、後述するJACリクルートメント・MRBIZなどは、電話とメールだけでのコミュニケーションでOKでしたからね。
よって、関東圏・関西圏、あるいは政令指定都市クラスの街に住んでいないと、dodaを利用しにくいという側面があるのです。
ただし!!
2020年のコロナ禍以降はオンライン技術の普及により、必ずしもdodaのオフィスまで出向かなくてもOKになりました。
例えばですけど、自宅または出先からPCやタブレットを使って転職エージェントとキャリア面談することも出来ます。
イメージ的には、Zoom・Skype・Webexなどを使ってMRやMSが行うオンライン面談みたいな感じです!
その他のデメリットとしては、当時私を担当してくれた転職エージェントとは少々ウマが合わなかった…という点ですかね。
その転職エージェントは、どちらかと言うと『転職を急かすタイプ』でした。
そのため、長期間じっくりと転職活動していきたいと思っていた私とは、価値観のズレがあったように思えます。
補足ですが、私はMRに転職して以降もdodaを利用しています。
そこで、今日までのdoda利用経験を振り返ってみての感想なのですが…
あくまで他社の転職エージェントと比較した場合、dodaのエージェントは長期戦よりも短期決戦を得意としているような印象があります。
ただし、これも考え方次第ですけど、私にとってはデメリットでも、他の人にとってはメリットになり得るんですよね。
そのため、出来るだけ早く転職先を決めたいような場合であれば、dodaは心強い存在ではないかと思います。
あくまで私見ですけど、参考にしてもらえたら嬉しいです。
④ JACリクルートメント
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このJACリクルートメントは、MSだった頃に仲が良かったMRから教えてもらいました。
私なんかは略して『JAC』と呼んでいます!
dodaを使って転職活動している最中、先ほどお伝えした通り私は担当の転職エージェントとイマイチ相性が良くないと感じていました。
そこで、MRの求人に強い転職斡旋会社について、現役のMRに尋ねてみたというワケです。
さて、このJACですけど、その最大の特徴は“外資系企業への転職”に強いという点です。
それもそのはずで、まずJAC自体が外資系の企業ですからね。
私が転職活動していた頃、JACはノバルティスやファイザーといった大手外資系メーカーへの転職案件を扱っていました。
それだけではなく、セルジーンやアクテリオンファーマといったニッチな領域の求人も扱っているようでした。
その事実を知ったとき、自分の中でのワクワク感が高まったことよく憶えています。
…とはいえ、諸般の事情によりそれらの製薬メーカーへの応募は見送ったのですが。(汗)
ノバルティスやファイザーも受けてみたかったのですが、残念ながらMR未経験者ではダメとのことで応募することすら出来なかったのです…
その他にも、内資系のMR求人もフツーに扱っていました。
私が憶えているところだと、ツムラ・参天製薬・千寿製薬などがあったと思います。
さらに別のところだと、シミックやクインタイルズ(現在はIQVIA)といったコントラクトMRの求人も扱っていましたね。
さらに、MR以外の求人についてもいくつか紹介を受けましたが、外資系の医療機器系・医療IT系・金融系・保険系などの営業職など、とにかく外資系に強い。
私は国内系の企業に特別な拘りなどは無かったので、こういった外資系の各種求人を紹介してもらうこと自体が大変参考になりました。
内資系にせよ、外資系にせよ、転職先の選択肢が多いに越したことはないですからね!
そして、JACに登録してから数ヶ月後。
最終的に、私はJACに紹介してもらった某製薬メーカーにMRとして転職を果たすことが出来ました。
付け加えると、内定後のアフターフォローも手厚かったですね。
これまた余談ですけど、退職時の【有給休暇の買取り】に関する知識は、JACのエージェントから教えてもらったものです。
転職活動とは、書類選考や面接対策をするだけが全てではありません。
実際には現在働いている会社にて退職日を迎え、次の会社に無事入社するまでを指します。
そういった意味では、JACのエージェントさんには大変お世話になりました。
JACリクルートメントのデメリット
MRの求人を含めてですが、JACが扱っている案件は30代以上を対象としているものが多いです。
20代向けの求人も無いワケではないのですが、数としてはそれほど多くありませんでした。
単純な案件数だけで言えば、20代向けの求人はリクルートエージェントやdodaの方が多かったように思います。
ちなみに、MS時代にJACを使っていた頃の私は27歳でした。
そのときの印象としては『20代後半向けの求人ならばJACでもそれなりに扱っている』という感じでしたからね。
そのため、第二新卒と呼ばれる25歳前後の人にとっては、JACは少しばかり使いにくいサービスであることは否めません。
これはJACが“若手”ではなく“中堅”と呼ばれる世代の転職サポートを得意としているためです!
その他にデメリットを挙げるとしたら、転職エージェントの気質でしょうか。
率直に言うと、JACの転職エージェントはドライな傾向があります。
このJAC(…と言うか外資系企業)に特有のドライな一面は、転職希望者によっても好みが分かれる気がします。
良く言えばサッパリしているのですが、悪く言うなら冷淡なんですよね。
決して熱心ではないワケではない。
しかし、どこか冷めているような部分がある。
個人的には、JACに対してそのような印象を持っています。
もちろん、JACにしても転職希望者のサポートが仕事ですから、履歴書や職務経歴書の添削、面接対策などには協力してくれます。
その一方で、手取り足取り、転職ノウハウをイチから伝授してくれる感じではないんですよね。
よって、転職未経験の初心者が一発目に登録する転職エージェントとしては、個人的にはあまりお勧めできません。
転職初心者であれば、まずは先述したdodaやリクルートエージェントあたりを頼ると良いと思います!
しかし逆の見方をするなら、多少なりとも転職ノウハウを身に付けている人にとっては、JACのエージェントとスムーズな付き合いができるかと思います。
むしろ、dodaやリクルートエージェント以上に心強い味方となってくれるはずです。
総じて、JACは転職初心者向けではなく、中級者向けのサービスと言えるでしょう。
⑤ MRBIZ
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MRBIZは『株式会社クイック』が提供しているエージェント型のサービスです。
これも当時仲良くしていたMRの人から教えてもらいました。
MRBIZに登録した時期としては、JACに登録してから2ヵ月後くらいの頃でした!
その名の通り、MRBIZはMRの転職に特化しています。
当然、そこに所属しているエージェントたちもMRの求人にはメチャクチャ詳しいです。
内資系、外資系、大手、中小、ベンチャー系、コントラクトMRを問わず、マジでありとあらゆるMR求人を扱っていますからね。
流石は特化型の転職エージェントといった感じで、dodaやJACと同じか、あるいはそれ以上にMR系の求人に詳しいときた。
ハッキリ言って、もしリクルートエージェント・doda・JACよりも早くMRBIZに登録していれば、私の転職人生も変わっていたかもしれません。
しかしながら、結果論ですけどMS時代の私はMRBIZを殆ど使いませんでした。
…と言うのも、MRBIZに登録してから間もない頃に、先ほどお伝えしたJACを通じてMRへの転職が決まったからです。
そのため、当時MRBIZを通じて応募していた求人に関しては、全て一旦キャンセルするという流れになりました。
ただし、このMRBIZにはMRへの転職以降にお世話になる場面が増えました。
MR⇒MRの転職を狙う場合、MR転職に特化しているMRBIZは心強い味方ですからね。
平成の頃から引き続き、令和以降もMRBIZのエージェントさんには良くしてもらっています。
MRBIZのデメリット
MRBIZとは、MRへの転職に特化しているエージェント型サービスです。
そのため、MRへの転職に興味がない人にとっては、あまり価値が無いサービスであるとも言えます。
でもこれは当たり前のことでして、MRへの転職を目指す人にとっては強力な味方になり得るので、ある意味ではメリットの裏返しですからね。
ただし、私が転職活動をしていた平成の頃と、現在の令和以降とではMRの転職事情が大きく異なります。
率直に言うと、令和以降はMR未経験者でも応募OKというようなMR求人が激減しています。
…というか、限りなくゼロに近い状況です。
その理由は単純明快でして、簡単に言うと【転職市場にMR経験者が溢れている】ためです。
どうせ中途採用をするなら、MRの未経験者ではなく、MRの経験がある人に入社してほしい。
そう考えている製薬メーカー各社にとって、敢えてMR未経験者を採用するだけの理由が無いのです。
このような転職市場の変化により、未経験者でも応募できるMR求人が大幅に減ってしまったのです!
MR転職に特化しているMRBIZですら、その例外ではありません。
実際のところ、MRBIZからMR未経験者に紹介できるMR求人はごく僅かです。
具体的には、コントラクトMRの案件くらいが関の山といったところですね。
少なくとも、未経験者でも応募可能な正社員MRの求人について、私は2020年くらいから見た記憶がありません。
(※ただ単に私が知らないだけで、実は未経験者OKな正社員MRの求人が出回っている可能性もありますけど…)
こういった状況ですので、MR経験者であればともかく、MR未経験者がMRBIZに登録するメリットは殆どありません。
もしコントラクトMRの求人を狙うとしても、そちらは先ほどお伝えしたdodaやJACからでも応募可能ですからね。
そういった意味では、あくまでMRを目指す未経験者に限って考えると、現状のMRBIZではdodaやJACと大差がないサービスだとも言えます。
結論として、MR未経験者が業界研究・職業研究の一環としてMRBIZに登録するのはアリです。
しかしながら、実際にMRBIZを通じて正社員MRへの転職を果たせるかと言うと、その可能性は限りなく低いというのが実情です。
注意:一気に複数の転職サービスに登録するのはお勧めできない!
ここまで色々な転職サービスについてお伝えてきましたが、ここで1つ注意喚起をさせていただきます。
それは『一気に複数の転職サービスに登録すると大変だぞ!』ということです。
例えばですが、MS時代の私は複数のエージェント型サービスを使っていました。
そうすると、色々な会社のエージェントから電話・メールなどが次々と来て大変なんですよね。(汗)
リクルートエージェントからはAという会社の求人案内について電話が来る。
dodaからはBという会社の面接日程について電話が来る。
JACからはCという会社の選考結果について電話が来る。
MRBIZからはDという会社に提出する書類について連絡が来る。
…といった状況のとき、ぶっちゃけ私は混乱気味でした。(汗)
何と言うか、次から次へと入ってくる転職情報によって、“お腹いっぱい”ならぬ“頭いっぱい”みたいな状態になるんですよね。
どのエージェントと、どの案件について話を進めれば良いんだっけ?
…みたいな感じで。
転職を経験した現在ならばともかく、転職初心者であった当時の私にとっては、エージェントから伝えられる情報の処理に頭が追い付かないことも結構ありました。
よって、転職活動に慣れる前の時点において、色々な転職サービスについて闇雲に登録しまくるのはお勧めできません。
最初のうちは1社~2社くらいの登録に留めておき、転職エージェントとの付き合い方を肌で感じながら、少しずつ登録社数を増やしていく。
私自身の経験上、そのような形で転転サービスを活用するのがベターではないかと思っています。
まとめ:自分との相性が良い転職サービスを活用しよう!
私がMS時代に活用していた転職サービスは5つです。
サイト型の転職サービスとしては【リクナビNEXT】。
エージェント型の転職サービスとしては【リクルートエージェント】【doda】【JACリクルートメント】【MRBIZ】を使いました。
これら5つについて、それぞれメリットもあれば、デメリットもあります。
特にエージェント型のサービスに関しては、その運営会社ごとの個性みたいなものも感じられました。
そのため、転職希望者の視点から見ると、合う・合わないの違いが如実に感じられるはずです。
簡単に言うなら、自分(転職希望者)とは“相性の良し悪し”があるということですね。
では、各々のサービスをどのように使い分ければ良いのか?
私見ですけど、自分自身の経験に基づいて下記の通りまとめてみました。
進学・就職・結婚などと同じく、転職は人生のターニングポイントです。
人生がかかっているからこそ、転職で失敗しなくない。
転職することに関して、後悔だけはしたくない。
でも、どうしたら良いのか分からない。
少なくとも、MS時代の私はそんな感じの精神状態で転職活動をしていました。
ハッキリ言って、転職に関してメンタルが全くブレない人は少数派だと思います!
過去の私がそうであったように、転職活動をする以上、精神的に揺れてしまうのは仕方がないことです。
そんな時こそ、この記事で挙げた転職サービスが役に立つかもしれません。
転職で悩んでいる現役MSにとって、この体験談が少しでも参考になれば嬉しいです!
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
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