こんにちは、元MSのヒサシです。
皆さんが働いている会社では、退職時に余っている有給休暇について会社側が買い取る制度がありますか?
私が働いていた医薬品卸では、そのような有休の買い取りに関しては一切認められていませんでした。
しかも、私がその事実を知ったのは退職する直前だったという体たらく。
私は退職予定日の3週間ほど前に、人事部と“退職者ヒアリング”というものを行った際、上記の事実を初めて知ったのです。
医薬品卸を辞める3週間前に人事部から“退職者ヒアリング”を受けた体験談
当時、引継ぎスケジュールの関係で有休を消化できないことが確定していた私は、不満タラタラといった感じでした。

持て余した有休について、何とか有効活用する術はないのか!?
そんな風に考えた私は、一縷の望みをかけて人事部に有休買取りを打診したのです。
…が、人事部からはNGを突き付けられ、あえなく撃沈。
その一方で、なぜか私が勤めていた医薬品卸の就業規則には、有休買取りについての言及は一切ありませんでした。
会社側による有休の買取りがダメである関わらず、なぜそのことを就業規則に明記していないのか?
一体これはどういうことなのか?
今振り返ってみると、色々と疑問符が浮かぶ出来事だったように思えます。
ただ、ある意味では社会勉強になったのも事実です。
そんな医薬品卸の有休買取りについて、今回も忖度なしで体験談を綴ってみました。
もし医薬品卸を辞める予定がある人は、是非ともご一読いただければと思います!
“退職者ヒアリング”での直談判
先ほどお伝えした通り、私は医薬品卸を辞める3週間ほど前のタイミングで【退職者ヒアリング】を受けています。
そのときにヒアリング担当だった人事部の人が、私が新入社員だった頃にお世話になった人だったんですよね。
多少なりとも面識がある人だったので、私はダメ元で有給休暇を買い取ってもらえないかと切り出しました。
…と言うのも、実はそのとき有休が40日くらい残っていたんですよね。(汗)
40日ということは、1週間の実働日数を月曜~金曜までの5日と考えた場合、単純計算で8週間も休めることになります。

8週間も休めるとか大学生の夏休みかってレベルです!
…が、このブログ内で何度もお伝えしてきた通り、私は有休消化をすることなく医薬品卸を退職しています。
有休消化に入れなかった主な理由としては、引継ぎのスケジュールが原因です。
実は当時、後任が中々決まらないという事情も相まって、上司から『有休消化はしないでほしい』と依頼されたのです。
(※詳しい経緯については下の記事をご覧ください!)
MSが退職するときに有給休暇を消化することは難しい!?元MSの実体験を語ります!
有休の残日数は約40日。
退職予定日まで残り3週間ほど。
つまり、仮に翌日から有休消化に入ったとしても、有休を全て使いきることは不可能です。

そもそも引継があるので、翌日から有休を使うなんて100%不可能な状況でしたけどね…
この余っている有休について、どうにかして有効活用する道はないのか?
有休を消化できないまでも、何らかの救済措置はないのか?
そのように考えて閃いたのが“有給休暇の買い取り”だったのです!
退職する際に、会社側が余った有休を買取ってくれることがある。
私は転職活動をしている際に、転職エージェントと会話する中でそのことを知りました。
MS時代に活用していた転職サービス5選!各々のメリット・デメリットも一緒に解説します!
当時お世話になっていた転職エージェント曰く、有休の買取りについて、会社側に尋ねてみる価値は絶対にあるとのこと。
働き方の改革が進んでいるご時世ということもあり、退職予定者の有休買取りが少しずつ普及しているのだとか。

ただし、有休買取りを行っている会社は多くないらしいけど…
自分が勤めている医薬品卸は、果たして有休の買取りをしているか?
ぶっちゃけた話、それは未知数でした。
そこで、尋ねるだけならタダだと思い、退職者ヒアリングのついでに人事部の人に訊いてみたというワケです。
『余っている有休を会社側に買い取っていただくことは可能ですか?』…と。
…が、人事部からの回答は無情なものでした。
ええ、予想はしていましたとも。
良くも悪くも保守的な医薬品卸という業種が、退職者の有休買取りなんて先進的(?)なことをやっているはずがない。
ましてや、自分より先に退職していった先輩や同期から有休買取りの話を聞いたことは一度もない。
このような状況下で、有休の買取りに期待できるワケがない。
一言でまとめるなら、案の定の結果ってヤツです。
でも、人事部の口からハッキリとNGを突き付けられたときは、何だかんだ言ってやっぱり凹みました。(汗)
これは即ち、余っている私の有休が『何の意味も成さないモノ』となることが確定したワケですからね。
私にとって一縷の望みが潰えた瞬間でした。

嗚呼、無念…!!
結果だけを見れば、期待するだけ無駄な質問だったとも思います。
でも退職する人間のせめてもの足掻きとして、退職者ヒアリングに乗じる形で、人事部には『今後は退職者の有休買取りについても検討した方が良いのでは?』という意見を伝えておきました。
詳しくは後述しますが、退職者の有休買取りに関する主導権は退職者側ではなく、会社側にあるからです。
会社側に有休買取りの“義務”はない!
会社側による有給休暇の買取りについて、法律上では原則として認められていません。
この“原則”という言葉から窺える通り、実は例外が存在します。
その例外パターンの1つが、退職者が有休を消化できない場合です。
つまり、先ほどまでお伝えしてきた私の退職事例がまさにそれです。
しかし!!
会社側による退職者の有休買取りについて、ザックリまとめると下記の要件を満たす必要があります。
私に関して言うと、①と②の条件は満たしていました。
その反面、有休の買取りにおいては最も重要となる③がダメだったということですね。
では、なぜ私が勤めていた医薬品卸では③についてNGを出したのか?
それは会社側(雇用主)には余った有休を買取る“義務”はないからです!
会社側としては、有休を買い取っても良いし、買い取らなくても良い。
つまり、会社側が有休を買い取るかどうかは完全に“任意”なのです。
もし会社側が有休を買い取らないという判断をしたのなら、従業員側はその意向に従うしかない。
よって、反論する余地はどこにも無いのです。

おいおい、そりゃ理不尽じゃねーか!?
…といった感じで私は今でも納得できませんが、法律上はこのような仕組みになっています。
いくら私(従業員)が声高に叫んだところで、法律で決まっていることを覆すことは出来ません。
結論として、人事部から『有休の買い取りはできない』と告げられた時点で勝敗は決していたということです。(汗)
余談:退職前に就業規則には目を通しておこう!
自分が勤めていた医薬品卸では、退職者の余った有休を買い取ることはしていない。
これら一連の事実について、私は退職する段階になって初めて知りました。
では、就業規則における有休の買取りについて、ヒサシが勤めていた医薬品卸ではどのように記載されていたのか?
その答えに関しては『何も記載されていなかった』です。
少なくとも、私が医薬品卸を辞めたタイミングではそうでした。
人事部との退職者ヒアリングを終えた後、私は念のため就業規則について改めてチェックしてみました。
社内のイントラネットから就業規則のPDFを開き、最初から最後まで目を通すこと数十分。
その結果判明したのは、就業規則上では退職予定の社員の有休について、言及されている箇所は特にないということでした。
有休を“買い取る”とは書いていない。
さりとて、有休を“買い取らない”とも書いていない。
つまり、従業員の視点からだと有休買取りの是非について一切わからないといった状態だったのです。

おいおい、ブラックボックス状態かよ!!
少なくとも、書面上では有休の買い取りについて曖昧にされていた感は否めません。
これは会社にとって、意図的なものなのか?
それとも単に有休の買い取りについて、会社として深く検討したことがないだけなのか?
その答えは分かりません。
ですが、退職者ヒアリングで聞いた人事部からの言葉と併せて考えると、おそらく後者ではないかという気がするのです。
有休の買い取りについて、その必要性を人事部内で真剣に討議したことがない。
そんな討議のために時間と労力を割くのは惜しいし、ぶっちゃけ面倒くさい。
大体にして、社内の労働組合などから検討の要請があったわけでもない。
だから今まで退職者の有休買い取りについて、野放しにされてきた。
就業規則において、有給休暇の買い取り云々ということが記載されることもなく、これまで放置されてきた。
そんな感じだったのではないかなぁと個人的には思っています。
人事部の人は私に対して『ウチの就業規則上では有休の買取りは認められていない』とハッキリ言いました。
このように即答してきたということは、少なくとも人事部内で有休の買い取りがNGだという共通認識はあるのでしょう。
このことから、社内にて『会社として有休の買い取りはしない』という規定が存在していたことは事は明らかです。
その一方で、一般社員には上記の事実について開示されていない。
付け加えると、就業規則には有休の買い取り云々についての記載も一切ない。
これは即ち、有休の買い取りに関して『存在していない規定を就業規則に載せる必要はない』という会社側の意思表示なのでしょうか。
従業員側からすると、就業規則内に有休の買い取りについて何らかの言及があった方が、絶対に分かりやすいんですけどね…。

ぶっちゃけ、ちょっと不親切じゃないですかね…
あくまで私が辞めた医薬品卸の事例ですが、こういったパターンもあるということです。
それとは逆に、有休の買い取りが認められている会社の就業規則には、その旨が明記されているのではないでしょうか?
もし退職時に有休の買い取りを希望する場合、事前に自社の就業規則に目を通しておくのが良いでしょう。
最後に:医薬品卸も有給休暇の買取りをしてくれる時代になってほしい!
私が辞めた会社に限った話ではないのですが、医薬品卸は保守的な業種だと言われています。
良く言えば伝統的ですが、悪く言うなら改革が遅いのです。
働き方の多様性が叫ばれているこのご時世、有休の買い取りに関してもう少しばかり検討しても良いのではないか?
実現する・実現しないは別として、一度社内で労使ともに本気で討議してみても良いのではないか?
…などと私なんかは思うのですが、果たしてどうなんでしょうね。
もう辞めた会社のことを、今さらあーだこーだ言っても仕方ないのですが…
有休の買い取りを拒否されたとき、一介の従業員として落胆したことは事実です。
(※そもそも発端は有休消化できない前提で組まれた引継ぎスケジュールでしたけど。)
きっと会社側の言い分としては、有休の買い取り含めて、辞める人間を手厚く扱うような制度なんて用意したくはないというのが本音でしょう。
現役で働いている社員のためならともかく、辞めていく社員を厚遇するような義理などない。
それは確かに理解できます。
しかし、そのように会社側にとって都合の良い制度だけで従業員が納得するかというと、決してそんなことはないはずです。
会社が従業員のことをよく見ているように、従業員もまた会社のことをよく見ています。
有休の買い取り1つを見ても、こういった部分に『会社として従業員を大切にしているかどうか』の姿勢が表れるのではないでしょうか?

“一事が万事”という言葉もありますからね!
従業員にとって望ましい労働環境が整備されていないとしたら、それは離職の呼び水にもなります。
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各医薬品卸が有休の買い取りについて、今後は前向きに対応してくれる時代が来ると良いなぁと思うばかりです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
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