こんにちは、アラサーMRのヒサシです。
今日のRISFAXや日刊薬業で2018年度のMR数について特集されましたね。
何と、2018年度のMR数が前年度と比べて2,533人減り、過去最大の減少幅を記録してしまったとのこと。
2018年は各製薬会社にて早期退職(リストラ)が相次ぎましたが、いよいよここまで来たかって感じです。
しかも、MR数は5年も連続で減少している。
医薬品卸のMSも現在進行形で右肩下がりですが、MRも負けず劣らずって感じですね。
そこで、本日は現在のMR数について思ったことを記事にしてみました。
内資も外資も容赦なくMRを減らしている
MR数は以前から右肩下がりなので今さら驚いたりはしませんが、こうやって業界誌で具体的な減少人数を見せられると現役MRとしては身が竦みます。
ちなみに、前年度と比べて減ったMR数は以下の通りです。
・内資系企業⇒1,266人減
・外資系企業⇒1,210人減
・CSO⇒53人減
・卸⇒4人減
・薬剤師資格を保有するMR⇒672人減
・医師・看護師資格を保有するMR⇒8人減
この結果を見て、CSOが減っているのは意外に感じました。
大手製薬会社がMRをリストラしまくった反動で現場側は逆にMR不足に陥っているなんて噂をチラホラ聞いていました。
なので、てっきり現場でのMR不足はCSOで穴埋めされていると思っていました。
実際にはCSOで現場の穴埋めをしている製薬会社は複数あるのでしょうが、それだけにCSOだけはMR数が少しは増えているんじゃないかと思っていたのです。
実はコントラクトMRの後輩から、
CSOそれ自体がリストラの受け皿になっている!
…と聞いたことがあるのですが、案外そうではないのかも知れません。
あるいは、リストラされたMRが多すぎて、
CSO側もお腹一杯的な状況なのかも?
…なんて思ったりもしました。
何と言っても2,533人という人数です。
これだけで中堅~大手製薬会社の社員数並の人数です。
この2,533人はどこへ行くのでしょうか…。
時代は変わり、新卒採用・中途採用も変わった
2018年度に新卒採用を行った製薬会社は87社であり、前年度と比べて5社減っています。
ついでに言うと、新卒で採用する人数も減っています。
私が就活していた頃はMRをガンガン新卒採用していたはずなのに、よくもまあここまで変わったものだと思います。
薬価制度の抜本改革だとか、
パイプラインの枯渇だとか、
MR不要論だとか、
色々な要素が絡み合って今の状況を作り出しています。
一方で、中途採用を行った製薬会社は127社であり、前年度と比べて2社減です。
減っていることは減っていますが、それでも新卒採用をしている製薬会社よりは遥かに多いわけです。
これはつまり、業界全体では新卒社員よりも中途社員の方が求められているということです。
早期退職が相次いだせいで転職市場にMRが溢れ、その中の何割かが中途MRとして再スタートしているということなのでしょう。
そうやって次の職場を見付けることができたMRは幸せなのでしょうが、そうでないMRはどうしているのか…。
弊社にも早期退職したMRが大勢応募しているらしいですが、ほとんどの方が書類の段階で落とされています。
製薬会社を早期退職したMRが弊社の中途採用枠に殺到している話
製薬会社側からしたら、MR(人材)を選り好みできるワケです。
それは採用する側である製薬会社はウハウハなのでしょうが、応募するMRとしては堪ったものじゃありません。
この『超』が付くほどの買い手市場はいつまで続くのでしょうか…。
まとめ:地に足つけて仕事を頑張ろうと思った
MR減少について他人事のように記事を書いているヒサシですが、自分なりの危機感は持っています。
つまり、明日は我が身だということです。
しっかり働いて、しっかり成果を出していかないと自分の身が危うい。
もし自分がリストラされたら?
…なんてことを考えると心底恐ろしいです。
もしもの場合を考えて、一応転職の準備などはしています。
MRとして職務経歴書の『自己PR』を濃くするための思考法&テクニック
それに、今では病院を複数担当することで、それなりにMRとしての自信も付きました。
MSだった頃と比べれば、転職市場における自分の価値はそれなりに向上したと自負しています。
それでもやっぱり、リストラは怖いです。
もしリストラされたら、次の職場はすぐに見付かるのか?
それ以前に、自分の生活はどうなる?
家族をどうやって養っていく?
そんな考えが頭を過ってしまうのです。
今回のRISFAXや日刊薬業の記事を読んで、
いつ・どこで・どんな会社に入っても、
メシを食べていけるだけ実力を身に付けなければ…!!
…なんてことを久々に考えました。
私はMRという職業を気に入っています。
ですから、MRとして生き残れるだけの実力を身に付け、なおかつリストラを回避し、今後も地に足つけて生きていきたいと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
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