こんにちは、アラサーMRのヒサシです。
製薬会社のMRとして働いている私ですが、社内で飛び交うカタカナ言葉に違和感を禁じ得ない日々を過ごしています。
これって製薬会社に特有の文化なのでしょうか?
(※少なくとも、前職である医薬品卸にてカタカナ言葉は頻用されていなかった。)
私はMRとして既に5年ほど働いていますので、社内のカタカナ文化にも大分慣れてきたのですが…
それでもやっぱり、違和感があるんですよね。
最近は社内のオンライン会議中に、暇潰しがてら会議で出てきたカタカナ言葉を手帳にメモしています。
これがメモ内容の一部です。↓
(汚い字ですいません…)
こういったカタカナ言葉って、弊社では会議のみならず、電話・メール・チャットなど、あらゆる場面で登場しています。
むしろ、登場しない場面がないくらいです。
とにかく、違和感が半端じゃない!!(汗)
そんなカタカナ言葉の違和感について、今日は記事にしてみました。
ここ最近、特に印象的だったカタカナ言葉
初めにお伝えしておきたいのですが、私はカタカナ言葉そのものを否定しているわけではありません。
例えばですが、プレゼンテーションやエビデンスといった言葉については、私も普段のMR生活の中で口に出しています。
業界内では、敢えてカタカナ言葉を使った方が相手に伝わりやすい場面もありますからね。
しかし!!!
この記事で取り上げているカタカナ言葉については、個人的には分かりにくいものばかりです。
普通に日本語で言えば良いのに…
…などと思うこと多数です。(汗)
では、ここ最近で特に違和感があったカタカナ言葉を5つ紹介します。
1.タスクのアクティビティを検証する
これね、ウチの上司が会議中によく言うんですよ。
一度の会議で3回くらいは言っています。(汗)
コロナ禍で君たちのタスクは滞っている!
だからタスクのアクティビティについて検証します!
大体こんな感じです。
いやいや、タスク=業務、アクティビティ=活動状況、と考えるのなら、
“業務ごとの活動状況について検証する”
…とでも言えば良いじゃないかと思うんですよね。
なぜわざわざカタカナ言葉を使うのか?
私には全く理解できません。(汗)
2.アグリーです
これは社内のオンライン会議で頻発するカタカナ言葉ですね。
特に、外資系製薬会社での社歴が長い人ほど言っている気がします。
ちなみに、アグリー(agree)とは『同意する』とか『賛成する』といった意味合いの言葉です。
先日の会議では、複数の人が以下のようにアグリーと連発していました。
私はその意見にアグリーです!
そのやり方でアグリーです!
その件については、アグリーでお願いします。
おいおい、皆さん揃ってアグリーしすぎ。(汗)
普通に日本語で言えば良いじゃないか…!!
…などと思ってしまう私はおかしいのでしょうか?
賛成または同意とは言わず、敢えてアグリーという言葉を使うのはなぜなのか。
もし知っている人がいたら教えてください。
3.コンセンサスを取る
これも結構わかりにくいですよね…。
そもそもコンセンサス(consensus)とは『意見の一致』という意味です。
そこから転じて、ビジネスの場面では特定の相手に対して『根回しする』『合意を得る』といった意味合いで使われています。
そんなコンセンサスですが、ここ最近の会議で上司や本社マーケティングの人たちがこんな言い方をしていました。
あのー、普通に『○○先生の合意を得る』『○○先生から許可をもらう』とかって言えば良くないですか?
ハッキリ言って、分かりにくいです。
決して分からないワケではないけど、やっぱり分かりにくい。
少なくとも、私にとっては分かりにくいです。
こんな私を馬鹿だと思うなら笑ってください。
私は分かりにくい言葉ではなく、万人に伝わる言葉の方が絶対に良いと思っている派なので…。
4.クリアになる
これもかなり意味不明です!!
何が意味不明かって、わざわざクリアという言葉を使うのが理解できない。
もうね、会議の場ではこの言葉が幾度となく飛び交っているんですよ。
もしかして弊社だけ…!?
例えばこんな感じですね。
(オンライン会議の冒頭)
皆さん揃いましたね。音声はクリアに聴こえていますか?
(何かの方針などを議論する場面)
今後の方向性について、クリアにする必要があると思うのですが。
回答ありがとうございました。質問した件についてクリアになりました。
すまないが、改めて言わせてくれ。
普通に日本語で言えば良くないっすか?
クリア(clear)=明瞭または明確になる、という意味合いなのはわかりますよ。
だったら、例えば質疑応答の件だったら『とてもよく理解できました』とでも言えば良いじゃないか。
なぜわざわざクリアという言葉を使うのか。
全く理解できません…。
5.医師とのリレーション
これは本社の偉い人がよく使う言葉です。
もしかして、これも弊社だけ…!?
リレーション(relation)とは『関係性』『繋がり』といった意味です。
そんなリレーションですが、本社のお偉いさんはオンライン会議の場で現場(特にMR)を詰るときにこのカタカナ言葉を連発します。
あー、いつも通り偉そうなことを言ってるなー。
…などと思いつつ、最近は『普通に日本語で言えば良いのに…』とも思っています。
どう考えたって、『医師とのリレーション』より『医師との関係性』と言った方が分かりやすいだろうに。
偉い人自ら、わざわざ理解しにくい言い回しをしているから売上が伸びないのだろうか…などと思ったりしている今日この頃です。
まとめ:カタカナ言葉を使いまくる人の心理が謎すぎる…
繰り返しになりますが、私はカタカナ言葉そのものを否定しているわけではありません。
…とはいえ、もしカタカナ言葉を使うのであれば、その言葉が相手に伝わる前提のもとで使わないとダメだと思うんですよね。
私はMRになりたての頃、社内で飛び交うカタカナ言葉が多過ぎて混乱しましたからね。(汗)
異業種から転職してきた人間、あるいは新入社員に対して、こういったカタカナ文化は優しくないと思っています。
互いの意思疎通が上手くいかずに、業務遅延が引き起こされることもありますからね。
以上のことから、何事であっても万人に伝わる言葉を使わないとダメだと思うワケです。
それが仕事であるなら、尚更です。
分かりにくい言葉が多用されることは、それだけ業務における誤解が生じやすいことを意味していますからね。
さて、記事の序盤でカタカナ言葉を手帳にメモしていると書きましたが、メモ内容は現在進行形で増え続けています。
これはブログのネタ作りとして始めた行為なのですが、メモを通じて弊社では大量のカタカナ言葉が使われていることを改めて実感しています。(汗)
この記事を書いている2021年4月23日においても、以下の新たなカタカナ言葉を手帳に追記しましたからね。
この中で、ビヘイビアー(behavior:習性や態度という意味)は私のMR経験の中でも初出でして、最初は何を言っているのかサッパリわかりませんでした。(汗)
ここまで来ると、違和感を通り越して『気持ち悪い』とさえ思います。
あまりにも奇妙なカタカナ言葉が多いものだから、さらに別の検証記事まで書いてしまいました。
(※興味がある人は下のリンク記事をご覧ください!)
製薬会社にて飛び交っている奇妙なカタカナ言葉について思うこと②
ところで、カタカナ言葉を頻繁に使う人は、なぜこんな言い回しばかりをするのでしょうか。
難しいカタカナ言葉を使いこなしている俺って凄いだろ!?
…とでも言いたいのでしょうか。
それとも、そんな自己顕示欲すらなく、カタカナ言葉を使わない人間の方がおかしいとでも思っているのでしょうか。
あるいは、カタカナ言葉を理解できない人間がいること自体、気にも留めていないのでしょうか。
とりあえず、もう一度だけ言わせてほしい。
皆さん、日本語で喋ろうよ!
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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皆さん日本語で喋ろうよ!ほんとソレ(^◇^;) 何でもかんでもカタカナ語にすればカッコいいと思ってる。お年寄りには特に分からんよ この記事を読んで頭に浮かんだ人➡️小池都知事www. いつも興味深いお話をありがとうございます
ホルモンさん
仰る通り、何でもかんでもカタカナ語で発信されると、情報の受け手側は混乱するんですよね…。
カタカナ語に対する受け手側の理解不足もあるのでしょうが、個人的には、やはり大切な物事ほどわかりやすい言葉で伝えてほしいという気持ちがあります。
社内で新しいカタカナ語が出てきた際には、また記事化してみようと思います!
単に英語なだけかと。外資系だと普通ですね。
ABCさん
コメントありがとうございます!
私が新卒で入社した会社は内資系だったせいか、あまり横文字を多用する文化がありませんでした。
だから今でも違和感があるのかもしれませんね。