こんにちは、アラサーMRのヒサシです。
いやー、各社本当に多いですね!
何が多いって、WEB講演会ですよ!
弊社に限らず、あらゆる製薬会社がこれでもかというくらい企画&実施していますよね。
2021年も製薬会社によるWEB講演会の乱立は止まらない!?MR目線での苦悩を語ってみる!
これがリモートの限界!?演者・座長が複数いるWEB講演会の苦労を語る!
私自身も今年(2021年)に入ってから、自分が主幹のWEB講演会を5回ほどこなしています。
よくもまあ、次から次へとネタを捻り出して開催しているなぁと自分でも思いますよ。(汗)
MRが外勤しないことで浮いた経費を全てつぎ込んでいるんじゃないか?
…ってくらい、弊社ではWEB講演会をやりまくっています。
マジで冗談などではなく、
コロナ前にMRの営業活動で使われていた駐車場代・高速道路代・ガソリン代・営業日当など、これらの費用をWEB講演会の謝礼などにブチ込んでいるのでは?
…というレベルです。
コロナ禍で従来の面会や説明会が封じられている今、オンラインの講演会に注力するのは当然です。
しかし、そんな状況でふと気付いたんですよね。
WEB講演会を医師に視聴してもらった施設において、大して売上が伸びていないことに…!!
売上が伸びていないなら、WEB講演会をやる意味とは?
医師に視聴依頼する意味とは?
本日はそんなMRとしての葛藤をブチ撒けていきます。
WEB講演会の限界が見えてきた!?
2021年の5月25日、私は過去1年間でWEB講演会を個人視聴してくれた医師が所属している施設の売上について分析してみました。
その結果、WEB講演会を何度か視聴してくれた医師がいる施設にて、売上がそれほど伸びていないことに気付いてしまったのです。
良く言えば、微増。
悪く言えば、大きな変化なし。
…と言うか、僅かに売上が減った施設もチラホラある。
それがコロナ禍以降、WEB講演会を行い続けてきた1年間の売上結果でした。
もっと極端なことを言えば、オンラインでの面談・説明会を行ってきた施設の方が、売上だけを見れば順調に伸びていました。
一体、どーなってんだ!?
訪問規制&オンライン面談などは一切不可能な施設において、WEB講演会の視聴だけを依頼し続けてきた施設では目立った変化なし。
私の担当エリアに関して言うと、上記の施設では案内さえすれば視聴してくれるタイプの医師が一定数おりまして、実際に個人視聴しているというデータもZoom経由で入手しています。
…が、WEB講演会を視聴してくれている医師がいるにも関わらず、売上的な変化が無い。
これは担当MRである自分が悪いのか?
それとも、WEB講演会の中身が悪いのか?
真実は不明ですが、『ただ単に視聴してもらうだけではダメ』ということはハッキリと分かりました。
…と言うことは、視聴してもらう意味なんて無かったということか?
『WEB講演会を視聴してもらう』=『自社医薬品の処方増へと繋がる』という図式が成立しないのなら、単なる徒労だったということか?
悪い方に考えたらキリが無いですが、少なくとも製薬会社が考えているほど、WEB講演会は売上アップに繋がる手法ではないのかも知れません。
【医者の苦言】製薬会社によるコロナ禍でのWEB講演会について本音を教えてもらった話
製薬会社(MR)側の自己満足的なWEB講演会が増すぎた
2021年5月の段階で、今年に入ってから私自身が主幹となって企画&実施したWEB講演会は5回あります。
その5回とも、ぶっちゃけて言えば演者・座長への対策的な意味合いが強い講演会でした。
コロナ禍で面談もままならない状況を打破するため、多少強引にでも演者・座長の役割を振ることで、ターゲット医師との面談へと漕ぎ着ける。
弊社だけでなく、どこの製薬会社でも行っていることかと思います。
言うなれば、製薬会社(MR)による自己都合・自己満足の色が強いWEB講演会。
これこそが、そもそも間違っていたのでしょうか。
医師が聞きたい(知りたい)というニーズありきではなく、製薬会社(MR)側の都合のみによって開催された、数多のWEB講演会。
そんな内容だからこそ、視聴した医師たちの心に響かなかった(=売上アップに繋がらなかった)のでしょうか?
もちろん、WEB講演会を企画している段階で演者・座長と折衝し、視聴医師に興味を持ってもらえるような内容に仕上げていくことはMRとして大切な仕事です。
…という意識は持ちつつも、私も、上司も、本社のマーケ陣も、内容を仕上げるという意味では良い仕事が出来ていなかったということなのでしょうか。
今振り返ってみると、ただ企画の数だけを打ち、半ば『やっつけ仕事』のような感じでWEB講演会を開催してきた感は否めません。
確かに、演者・座長への対策という意味では、関係構築のための有効打になったとは思いますが…
実際に視聴する医師に対しては、売上を伸ばすための決め手にはならなかった…ということなのでしょうか。
個人視聴してもらった医師へのフォローがザル過ぎる
これは私自身の反省点でもあるのですが、WEB講演会を個人視聴してもらった医師へのフォローって殆どできてないです。
せいぜい、感想などを尋ねるメールや手紙などを送るのが関の山です。
…で、当然の如く返事はナシ。
あーあ。
俺、何やってんだろ…。
…という心情です。(汗)
個人視聴してもらった医師に対しては、Zoomなどでオンライン面談してフォローするのが理想ではあります。
でも、それってあくまで理想なんですよね。
もしオンライン面談OKな医師が相手なら、WEB講演会の視聴依頼などを行う以前に、普通のディテールや説明会などで既に攻めています。
そもそも、オンラインを含めて双方向のコミュニケーションが困難な医師が相手だからこそ、せめてWEB講演会を個人視聴してもらうように働きかけているワケで。
まあ、MRとして優秀な人であれば、上手いこと医師へのフォロー活動も出来るのでしょうけど…
残念ながら、私にはそこまでの力量はありません。
医師に個人視聴してもらった後のフォローに関しては、理想とはあまりにかけ離れた現実に打ちのめされております。(汗)
WEB講演会なんて視聴依頼するだけ無駄!?
ここ最近、WEB講演会に関する業務について、いよいよモチベーションを保つのが難しくなってきました。
去年の時点でもWEB講演会についてモチベーションが高いとは言えない状態でしたが、いよいよ末期症状という感じです。
それはなぜか?
ここまで述べてきた通り、WEB講演会が大して売上アップに繋がっていないことに気付いてしまったからです。
以下、私の心の声です。(汗)
私の中で、理性の部分はWEB講演会の案内&視聴依頼するように命じています。
しかし、感情の部分は上記の心の声を常に発しているような感じです。(汗)
WEB講演会を生かすも殺すも自分次第。
それは理解しているのですが、感情が付いてこないのです。
まさに『自分との闘い』って感じです。(汗)
まとめ:WEB講演会による処方促進には限界があるのでは?
すいません、感情の赴くままに書いたら、ただの愚痴記事になってしまいました。(汗)
でも、この記事に書いた内容こそ、偽らざる私の本音です。
WEB講演会の視聴者数、主幹として企画&実施した数、その他諸々。
弊社ではどれもこれもがトレースされ、息苦しいことになっています。
頼むからMRのWEB面談回数のトレースだけは勘弁してくれ!誰も喜ばないぞ!
コロナ禍の影響があるのに講演会?会社からの指示に辟易しているMRは多い!
とにかく、閉塞感が半端じゃない。
そのくせ、WEBを視聴してもらった医師の処方に影響がないともなれば、自分は何のために仕事をしているのか分かりません。(汗)
ただ、このコロナ禍のオンライン時代を通じてハッキリしたことがあります。
それは、
WEB講演会による処方促進には限界がある!
…という点です。
WEB講演会が全て無駄とまでは言いません。
しかし、製薬会社(MR)が期待しているほどの効果があるかと言うと、やっぱりそこは疑問です。
第一、WEB講演会を視聴してもらった程度で売上が伸びるなら、MRなんて要らんって話になりますし。
やはり、医師への処方促進という意味では、MRによる働きかけこそが大切なのかなぁと思ったりしている今日この頃です。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
コメント投稿はこちら