こんにちは、アラサーMRのヒサシです。
皆さんが所属している製薬会社では、どのくらいの頻度で社内研修をやっていますか?
大体、月1回くらいですか?
それとも毎週?
まさか、毎日ですか?
2020年のコロナ禍以降、どこの製薬会社でもオンラインでの社内研修が増えたことでしょう。
内勤が多過ぎてパンク状態!コロナ禍でMRが暇だなんてとんでもない!
まあ、MRとしてはコロナで外勤が封じられているのだから、ある意味では当たり前の流れですよね。
製品知識・疾患知識・医療制度・営業スキル・その他諸々。
こんな具合にMRとして学ぶべきことは沢山あるワケですが…
弊社の場合は研修が多い反動で、MRとしてはお腹いっぱいって感じです。(汗)
このことに伴って、社内の研修部(MRに対するトレーナーがいる部署)と顔を合わせる機会も増えました。
それで、ふと思ったんですよね。
研修部(トレーナー)ってマジで色々な人がいますよね!!
謙虚な人、優しい人、高圧的な人、嫌味っぽい人。
私は現在2社目の製薬会社で働いていますが、現社・前社を問わず、トレーナーにも色々なタイプがいるなぁと思っている今日この頃です。
そこで本日は、製薬会社の研修部(トレーナー)について現役MRとして感じていることを記事にしてみました。
現役MRとして研修部(トレーナー)について思うこと
今までMRを経験してきた中で、研修部(トレーナー)には“良い人”が多いという印象があります。
良い人というのは、具体的には“人間的に好かれるタイプ”という意味です。
MR側から分からないことを尋ねても嫌な顔をせずに、懇切丁寧に教えてくれますし。
謙虚なトレーナーであればあるほど、教えを乞う側であるMRにとっては大変ありがたい存在です。
(※ただし、詳しくは後述しますがメチャクチャ鼻につく嫌味っぽいトレーナーもいる)
もしかすると、誰かに物事を教えてあげる手前、相手から嫌われてしまっては仕事がやりにくくなるということを熟知しているからこその振る舞いなのかも知れませんね。
そして何より、トレーナーという立場上、彼らは製品や疾患に対する知識も豊富です。
しかもそれだけじゃなくて、医師・薬剤師へのアプローチ方法についてのノウハウも沢山知っている。
まあ、トレーナー側としては研修前に予め準備しているからという事情もあるのでしょうけど、彼らは本当に色々なことを知っているなぁと思わされます。
まあ、研修部には元々MRとして活躍していた人たちも多く在籍していますので、これはある意味、当たり前なのかも知れませんね。
そんな研修部の皆さんですが、教え方が上手い人は聴講者が質問しやすい雰囲気を作るのも抜群に上手いです。
例えば、出来る(?)トレーナーはMRに対して以下のような呼び掛けをしてくれます。
教わる側(MR)としては、トレーナー側からこういった一言があれば質問などをしやすくなります。
もしかしたら、トレーナー側としては『MRから質問をもらって疑問点を解決してあげてナンボ』という風に考えているのかも知れません。
実際、こういったトレーナー側の気配りがあるかどうかで研修への習熟度が大きく変わってきます。
当然のことですが、MRにとって疑問点はその場で解決するに限りますからね。
これまた個人的な意見ですが『そこらへんの学校の教師よりも絶対に教え方が上手いよなぁ…』などと思うことも多いです。
小難しい内容をかみ砕いて、MRにも理解しやすいように伝える。
もし理解できなかったMRがいたとしても、彼らのことを決して否定しない。
こういったことを意識しているトレーナーほど、MRからは好かれているような気がします。
“良い人”がトレーナーだと、MRとしての勉強意欲にも好影響がある気がします!
嫌味っぽいトレーナーも少なからず存在している!
私の経験上、多くはありませんが嫌味っぽいトレーナーも何人か知っています。
傲慢というか、横柄というか、高飛車というか…
研修の度にMRを見下し、自分の知識をひけらかし、何かにつけてマウントを取ってくるようなトレーナー。
学園ドラマとかに出てくるイヤ~な感じの教師みたいな人種です。
教える側の立場に酔っているのか知りませんが、とにかく高圧的な態度でMRに接してくるんですよね。
例えばですが、研修のときに以下のような言葉を平気で言ったりします。
いかがでしょうか?
教わる側(MR)からしたら、良い気分ではありませんよね。
少なくとも私なんかはそう思っています。
…と言うか、こんなムカつくトレーナーの話はサッパリ頭に入ってきません。
こんな胸クソ悪い言葉を投げ掛けられて奮起するMRが、果たして何人いるでしょうか?
よほど反骨精神が強いMRなら話は別かもですが、そんなMRは間違いなく少数派でしょう。
MR時代は優秀だったのかも知れませんが、他人に物事を教えるにはまるで向いていないようなトレーナー。
ハッキリ言って、こういった人間がなぜ研修部でトレーナーをやっているか甚だ疑問です。
もしかして“誰かにマウントを取りたい”という理由で研修部に所属しているのだろうか…?
『優秀なMR』が『優秀なトレーナー』になるとは限らない!?
先ほど嫌味っぽいトレーナーについて色々と書きましたが…
彼らもまた、MR時代は優秀だったであろうことは何となく窺えます。
人間性はともかく、製品や疾患に対する知識量はスバ抜けている感じがありますからね。
もし医師・薬剤師と議論しようものなら、大抵の質問には即答できそうな雰囲気すらあります。
一介のMR(プレイヤー)としては、確かに優秀と評されるだけの能力を持っていることでしょう。
おそらくですが、それは知識を貪欲に吸収し続けてきたからこその結果であり、その能力を買われて研修部に異動したのかも知れませんね。
しかし、MR時代の『優秀な能力』が、ある意味トレーナーとしては仇になっているのではないでしょうか?
当たり前の話ですが、社内にいるMRは優秀な人間ばかりではありません。
平均的な能力のMR、平均以下の能力しかないMR、その他諸々。
製品・疾患に対する知識は乏しいけど、営業力には長けているMR。
営業力は乏しいけど、製品・疾患に対する知識量は抜群のMR。
とにかく社内には色々なMRがいるワケです。
しかし、優秀なMRとして活躍していたトレーナーとしては、どうしても自分の能力・経験を基準として物事を考えてしまう。
優秀であるが故に、優秀ではない人間の気持ちを理解できない。
個人的な意見ですが、一部のトレーナーに関しては、そんなことが起こっているのかなぁと思うことがあるのです。
彼らは優秀ではないMRに対して、怠慢だとか、無能だとか、そんな風に思っているからこそ辛辣な言葉を吐いてしまうのではないか。
そう考えると、MRに対して高圧的なマーケティング部員たちにも通じるものが感じられます。
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いくらMR時代に優秀だったとはいえ、その優秀さが異動先でもプラスに働くとは限らない。
名選手だからといって、名監督にはなるとは限らない。
つまり、そういう事なのでしょうね。
まとめ:謙虚なトレーナーはMRから好かれるけど、傲慢なトレーナーはMRから嫌われるぞ!
MRとトレーナーの関係に限ったことではありませんが、仕事って突き詰めると、人間関係が大部分を占めますよね。
好感を持てる人には自らコミュニケーションしようと思う反面、嫌いな人間に対してはどうしても避けがちになってしまいます。
嫌いな相対に対しても臆することなくコミュニケーションできる人って、そんなに多くないと思います。
少なくとも、私は嫌いな人間に対して、積極的にコミュニケーションしようと思うようなタイプではありません。
…で、相手を避けているうちに何らかの機会損失が発生するワケで。
MRとトレーナーに関しては、知識の習得が遅くなるという不具合が発生するワケで。
逆を言えば、人間関係さえ良ければトレーナーから与えられる知識などを吸収しやすくなるのかなぁとも思います。
詰まるところ、MRとトレーナーだって、人と人との付き合いです。
結論として、人間関係の良し悪しに左右されるってことですね。
私は以前、『仕事は人間関係が9割』という本を読んだことがあるのですが、まさにその通りだと思っています。
最近はMR以外のキャリアプランも模索し始めた手前、研修部での仕事にも興味が湧いてきたのですが…
もし自分が研修部で働く日が来たら、高圧的なトレーナーにだけはならないように仕事をしたいと思います。
いや、研修部は優秀なMRじゃないと異動できないから自分には無理か…
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
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