現役MRとして弁当業者に期待しているサービス内容3選!

MRと説明会

こんにちは、アラサーMRのヒサシです。

MRとは何かと縁深い存在である弁当

MR(製薬会社)が行う製品説明会では、出席者(=医療従事者)のために弁当を用意するのが通例ですからね。

そんな弁当ですが、業界内で賛否両論の存在でもあります。

ヒサシ
ヒサシ

MRの皆さんならばご存知の通り、弁当そのものが問題の温床となる場合もありますので…

医療従事者からは喜ばれる反面、顧客誘引のための不当なやり方ではないかと叩かれたり。

それだけでなく、平成の頃なんかは特に理由もなく医者に弁当を提供していたという話もチラホラ聞きますし。

極めつけに、昔は経費で買った弁当を毎日のように自分で食べていたという悪徳MRもいたとか、いないとか…

令和となった現在では、業界内でのコンプライアンス意識が向上した影響なのか、弁当絡みで不正に手を染めるようなMRは絶滅したと言っていい状況です。

しかし、それでもなお弁当に関するトラブルは少なからず発生しています。

ちなみにですが、このブログでは弁当がもたらす“負の側面”について数多くの記事を書いてきました。

MSからMRへの弁当要求だとか。

コロナ禍での弁当提供禁止だとか。

たかが弁当と侮るなかれ、この弁当という存在ひとつで業界内にどれだけの“闇”が生まれたことか。

…などと暗いネタで記事を書いてきた私ですが、たまには弁当に関する明るい話(?)も書きたいなぁと思いまして、この度は筆を執ってみました。

本記事のテーマは、ずばり『MRとして弁当業者に期待している行動』です!

要するに、弁当屋さんがMRに提供してくれるサービス内容についてのお話ですね。

具体的には、MRが指定した場所への配達とか、会場での陳列作業などです。

いつもように、私自身のMR経験に基づいて実務に沿った内容を綴ってみました。

興味があるMRさん(あるいは弁当屋さん)は、是非ご一読ください!

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MRとして弁当業者に期待する行動

MRが行う説明会において、もはや必携アイテムとも呼ぶべき弁当。

全国のMRが実施している説明会のうち、多くの場合、弁当を提供しているはずです。

かくいう私自身、弁当を提供しない説明会なんて殆どありません。

施設側のルールで“弁当提供不可”と定められている場合を除けば、まず間違いなく弁当を用意しています。

ヒサシ
ヒサシ

弁当を用意しない説明会は年間で1回~2回くらいかな…?

…というワケで、MRにとって弁当を手配するのは必須業務であると言えます。

さて、ここでMRが少しばかり頭を捻らないといけないポイントがあります。

それは『どんな弁当屋に注文するべきか?』という点です。

会社が指定している弁当業者に注文を出すのか?

付き合いの長い贔屓の弁当屋を頼るのか?

それとも新たな弁当屋を発掘するべく新規開拓に励むのか?

この辺りはMRによって考え方は様々かと思います。

正味な話、このテーマに関して正解は無いですよね。

しかしながら、こういったテーマをブログで取り上げたからには、私個人の考えを述べてみたいと思います。

一介のMRとして弁当を手配する際、私が重視しているのは『どのくらい融通が利くか?』という点です。

言い換えるなら、弁当そのもの以外のサービス充実度ですかね。

詳しくは後述しますが、私は弁当の中身や値段には大して興味ありません。

MRとして弁当を用意するにあたって、いかにして数多くのサービスを享受できるか。

私が弁当屋を選ぶときの判断基準とは、まさにその点にあります。

では、弁当屋がMRに提供しているサービスとは何ぞや?

…ということで、特に私が恩恵を感じているものについて列挙してみました。

① 指定した場所への配達
② 会場での弁当陳列
③ 土壇場での追加発注OK

①~③まで、どれも地味ながら強力なサービス内容です。

これらのサービスによって、MRとして何度救われたかわかりません。

では、MRにとって何がどう助かるのか?

その理由や背景について、経験談を交えながら1つ1つを解説していきます。

① 指定した場所への配達

これはMRにとって鉄板とも呼ぶべき内容でしょう。

MRが店舗まで弁当を取りに行くのではなく、弁当屋がMRのもとに弁当を届けに来る。

この一点だけで、MRとしては説明会当日の疲労度が大きく変わってきます。

だって、MRからすれば説明会を行う施設に弁当を届けてもらう方が断然楽ですからね。

しかも、弁当業者によっては病院の入口ではなく、院内の会議室にまで来てくれるからマジで有り難いです。

例えばですが、私が『○○病院の〇階にある会議室まで持ってきてください!』と依頼すれば、その通り対応してくれる弁当屋さんもいます。

何だかんだ言って、MRが1人で弁当を会場まで運ぶのは大変ですからね。

5人分くらいの弁当ならともかく、大学病院での説明会ともなると20人分~30人分くらいは必要になってきます。

それだけ大量の弁当をMR単独で運ぶとなると、それはもう骨が折れます。(汗)

ヒサシ
ヒサシ

余談ですが、今までのMR人生の中で一度に用意した弁当のMAXは70人分です!

弁当屋さんの手伝いが無ければ間違いなく爆死するところでした…(汗)

そもそも、MRが説明会を開催する場合って、プロジェクターやスクリーンを運んだりするじゃないですか。

他には、製品のパンフレット類も運ばないといけないし。

そういった関係上、院内への搬入時には手が塞がりがちになります。

だからこそ、弁当の運搬を引き受けてくれるのは本当に助かります。

こういった部分に関して融通を利かせてくれるかどうかが、私個人としては弁当屋を選ぶ際に判断基準の1つとなっています。

病院の正面入口で弁当を引き渡して『ハイ、さようなら!』と言って去っていく弁当屋。

喜んでお手伝いします!』と言ってMRが指定した院内会場まで大量の弁当を運んでくれる弁当屋。

私だったら、間違いなく後者に注文を出します。

だって、その方がMRにとっては得策ですからね。

この辺りは、現役のMRさんであれば高確率で共感してもらえる部分かと思います。

② 会場での弁当陳列

先ほどの運搬サポートと並んで、こちらも大切なポイントです。

弁当屋によってはMRが指定した場所まで弁当を運んだら、足早に去っていくものです。

まあ、彼らも決して暇な人たちではないですからね。

同じ社会人として、事情は理解できます。

別件での弁当配送があるのかもしれませんし、あるいは店舗に戻って別の仕事に取り掛かる必要があるのかもしれません。

彼らとてビジネスで動いているワケですから、指定場所に弁当を届けた以上、その場に長居は無用と考えるのは至極当然のことです。

しかし…しかしです!!!

その一方で、親切にも弁当を段ボール箱から出し、お茶と併せて机に並べる作業を手伝ってくれる弁当屋さんもいます!!

数としては多くありませんが、そこまでしてくれる弁当屋さんは一定数います。

それもまた、サービスの一環というワケですね。

(※「結膳」や「七彩えんむすび」といったデリバリーサービス業者を通さずに、自前で注文を取っている弁当屋に多い印象があります。)

説明会の会場における、弁当陳列の手伝い…

MRの立場からすると、これは本当に助かります。

ヒサシ
ヒサシ

…と言うか、マジで頭が下がります!!

説明会経験が豊富なMRであればご存知の通り、弁当の陳列作業って地味に大変じゃないですか。

弁当を置き、その横にお茶などのドリンク類も起き、さらに割り箸も並べる。

単純な作業であるが故に、煩わしいものですよね。

ましてや、先述した大学病院クラスの施設で20人分~30人分の弁当を用意した場合は尚更です。

陳列の作業だけで10分くらいを要することも少なくないですからね。

こういった作業を弁当屋さんに代行してもらえれば、MRとしては別の作業に時間&労力を割くことが出来ます。

スクリーンを立て、プロジェクターの投影角度を調整し、PCで説明会用のスライドを準備したり等々。

こんな具合に、説明会を行う前にMRがやるべきことは色々ありますからね。

場合によっては、説明会開始の10分前とか15分前にも関わらず医師が来場することもありますし。

そういった場合、MRにとっては絶好のコミュニケーション機会となり得ます。

ですが、弁当の陳列作業が終わっていなければ、医師と雑談することすら覚束ないときた。

だからこそ、上記作業についてのサポートを厭わない弁当屋さんは、MRにとって心強い味方だと思うワケです。

③ 土壇場での追加発注OK

稀にですけど、説明会の前日または当日の早朝に医師から連絡が来て、弁当を追加で要求されることってありますよね。

欠席予定の先生が急遽参加することになったから、弁当を1人分追加でお願いしたいだとか。

研修医が参加することを忘れていたから、あと2人分の弁当が必要になっただとか。

このブログでも記事化したことがありますが、MRにとって説明会の直前に弁当を追加依頼されると凄く困りますよね。

だって、そんな依頼が入ってしまったら、MRとしては何とかして対応するしかないじゃないですか。

少なくともそのような要望には応じられません!などと即答するのはNGです。

だって、そんな素気ない返事をしたら相手(医師)の心証を損ねる可能性がありますからね。

ビジネスという観点から見ると、いくら医師側の要求が理不尽なものだとしても、毅然とした態度で断ることが正解とは言い切れないのです。

もし新薬の採用などに深く関わるような、それこそ大一番とでも呼ぶべき説明会であれば尚更です。

…というワケで、MRとしては上手いこと事態を収拾する必要に迫られます。

具体的には、速攻で弁当屋に連絡し、事情を説明して、追加発注が可能かどうかを交渉するのです。

ヒサシ
ヒサシ

それなりにMR歴が長い人であれば、一度くらいは経験があるのでは?

なおかつ事態を複雑にしているのが、弁当屋側の台所事情です。

繰り返しになりますが、弁当屋だって暇じゃありません。

仕込みとか、配送とか、その辺りの事情を勘案してMR側に回答するのは当然のこと。

状況によっては、追加発注に応じられない可能性だってあるでしょう。

つまり、いくらMR側が必死で追加発注を頼んだとしても、弁当屋側が必ずしもOKしてくれるとは限らないのです。

…と言うか、予約日の前日~当日朝の時点で『このタイミングでの予約内容の変更は不可能です!』と明確な意思表示をしている弁当屋も少なくありません。

この点に関して、デリバリーサービス業者は特に融通が利かないと感じています。

あくまで私自身の体験談ですが、上記業者を通じて予約日の前日~当日朝に弁当の追加注文をしてみたところ、快く対応してもらった経験は皆無です。

…で、結局のところ当初の予約通りの個数を受け取り、医師にはお詫びの言葉を伝える羽目になったり。(汗)

こういった経験をして以降、私は土壇場での追加発注にも柔軟に対応してくれる弁当屋さんを選び、付き合うようになりました。

もちろん、彼らとて100%の確率で急な追加発注に応じてくれるとは限りません。

ですが、状況が許せば協力を惜しまないような弁当屋さんもいます。

傾向としては、これまたデリバリーサービス業者を介さずに商売している仕出し弁当屋に多いですかね。

こういった融通の利く弁当屋さんの見極めについては、前任者に訊くなり、同業他社MRに尋ねるなり、まずは参考となる情報を収集してみるのが吉です。

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まとめ:MRとしては融通の利く弁当業者に注文を出したい!

MRの立場から言わせてもらうと、弁当そのものの味なんて極論を言えばどうだって構わないのです。

少なくとも、私自身はそのように考えています。

もちろん、弁当が美味いに越したことはないですよ?

でも、MRが用意した弁当をMR自身が食べるワケじゃないですよね?

説明会などの場面で実際に弁当を食べるのは、MRではなく医師・薬剤師・看護師といった医療従事者たちです。

自分が食べるわけでもない弁当の味なんて、別に興味ありません。

極端に不味くなくて、適度な価格で手配できる弁当であれば、ぶっちゃけ何だって良いです。

ヒサシ
ヒサシ

医療従事者から不興を買わないような弁当であれば、中身には拘りません!

私はMRとしてこういった価値観の持ち主だからこそ、弁当そのもの以外のサービス的な要素を重視しています。

これらを言い換えるなら弁当の付加価値とでも表現すれば良いでしょうか。

指定場所への配達、会場での陳列作業、土壇場での追加発注、何れも弁当自体ではなく付加的な要素です。

でも、そういったメインよりサブの充実度合いの方が、MRにとっては喜ばしかったりします。

弁当屋の側もそれを理解しているのか、率先して各種サービスを実践してくれたりしています。

私が普段お世話になっている弁当屋の女将さんなんかは、以前『色々とサービスしますから、デリバリーサービス業者を介さずウチに直接注文してください!』と私に頼んできましたからね。

(※2020年頃の出来事であり、コロナ禍で売上が減ったので少しでも多くの注文が欲しかったと女将さん本人が言っていました。)

弁当屋からすれば、仲介業者を通しての注文だとマージンが抜かれてしまいますからね。

利益を稼ぐのであれば、MRからの直接注文が最も“旨味”があるというワケです。

…で、MRを確固たる顧客として取り込むために、この記事内で挙げたようなサービスを実践していると。

こうして考えてみると、弁当屋には弁当屋の事情があるんだなぁと思わされるばかりです。

何はともあれ、MRとして融通の利く弁当屋を選ぶことは決してマイナスにはなりません。

説明会時の労力軽減のために、注文を出す弁当屋を見直してみる。

その価値は少なからずあるのではないでしょうか?

もしMRの事情を汲んで色々なサービスを提供してくれる弁当屋さんと出会えたのなら、彼らとは末永く良い関係でいたいものですね!

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

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