こんにちは、アラサーMRのヒサシです。
突然ですが、今この記事を読んでくれている皆さん(特に現役のMRさん)にお尋ねしたいことがあります。
皆さんは、日報を即日入力するタイプですか?
それとも、何日分か溜めてから一気に入力するタイプですか?
私はと言うと、典型的な後者タイプです。(汗)
ただし、計画的に日報入力を一気に済ませるタイプではありません。
何かにつけて日報入力を先延ばしした結果、いつの間にか何日かが経ち『そろそろ日報を入れとかないとヤバいな…』などと思いながら、ようやく重い腰を上げるタイプです。
過去には日報を1週間分くらい溜め込んだせいで、当時の上司にこっぴどく怒られた経験もあります。
ぶっちゃけた話、自分でも困った性分だと思っています。
夏休みの宿題に手を付けないまま、最終日にまとめて片付けるのに通じるものがあります…(汗)
その一方で、こんな自分自身を変えたいとも思っておりまして…
そんな事を考えながら仕事帰りに近所の古本屋に立ち寄ったら『先延ばしする人は早死にする!』という本を発見しました。
見た目はこんな感じです。
著者はメンタリストのDaiGo氏であり、簡単にまとめると『先延ばし行為には大きなデメリット&リスクがある』という趣旨のことが書かれている本です。
ちょうど日報に関して少しばかり自己嫌悪に陥っていた私は、この本を衝動買いしたワケですが…
これが思った以上に良書であり、ここ最近、日報の即日入力する習慣形成に役立ってくれました。
ポイントは『先延ばしに付随するデメリットを具体的に想像する』という部分なのですが、私はその内容をMR日報に当てはめて実践してみました。
その一部始終を書き記してみましたので、日報入力を先延ばししがちなMRさんは、是非ご一読ください!
初めに:人間の脳は『先延ばし』を好む
面倒なことを後回しにしたくなるのは、むしろ人間の脳にとっては“正常な働き”だということ。
それはなぜか。
そもそも人間の脳は怠けだからです。
私たちの脳は非常に優秀ですが、一方で出来るだけエネルギーを使いたくない、すぐに楽をしたがったり、すぐ休もうとする“偉大なる怠けもの”なのです。
人が何かにつけて“易きに流れる”のは、こうした怠けものの脳のせいでもあります。
引用:「先延ばしする人は早死にする!」24ページより
まだ小学生だった頃、私は典型的な『夏休みの宿題を始業式前日にまとめて片付ける派』でした。
要するに、イヤなこと、面倒くさいことは後回しにする傾向があったというワケです。
大人になってからは多少改善されましたけど、やはり根っこの部分は変わっていないように思えます。
こればかりは生まれ持った性分だとして、ぶっちゃけ今までは割り切っていたのですが…
この『先延ばしする人は早死にする!』という本を読む限り、面倒くさいことを後回しにするのは人間として自然な姿のようです。
面倒くさいこと…
私に関して言えば、MRとしての日報がまさに該当します。
“日報”という言葉から真っ先に連想するのは“面倒くさい”ですので…
面倒くさいから、ついつい先延ばししてしまう。
その結果、入力するべき日報が溜まってしまい、結局は自分の首を絞める。
MRへの転職以降、そんな場面を何度経験したか分かりません。(汗)
その他にも、経費精算とか、社内での事務的な仕事だとか、いまいち面白味に欠ける仕事は先延ばししがちです。
当然、MRとして(…と言うか社会人として)誉められたモノではありません。
しかしながら、著者であるDaiGo氏の言葉を借りるなら、これこそが人間本来の性質であるとも言えるのだとか。
結論として、人間の脳ミソは“面倒くさがり”だということですね。
…とは言っても、何だかんだ言って上司や会社が先延ばしを許容してくれるワケがないのも事実です。
私自身、日報の入力遅延によって上司から叱責されたのは、ぶっちゃけ一度や二度ではありませんので。(汗)
そして、その度に思うのは『このままじゃダメだ』ということです。
そこで、MRとして日報の入力を滞りなく進めるために、少しばかり知恵を絞ってみました。
日報入力を先延ばしするデメリットを考える
人には、なかなか思い浮かばないことよりも、たやすく思い付くことの方を重要だと思う、という心理傾向があります。
そのため「先延ばしのメリットはあまり思い浮かばない」と自覚することで、「先延ばしはプラスにならない。良いことはない」という意識が植え付けられます。
ただ単に先延ばしのデメリットを考えるだけではなく、同時に「先延ばししたところでメリットは殆どない」という視点を持つ。
そうすることで、よりデメリットが際立つため「やっぱり、すぐにやった方が良い」という気持ちが起こりやすくなるのです。
引用:「先延ばしする人は早死にする!」198ページより
そもそもな話ですが、MRが日報入力を先延ばしすることで得られるメリットとは何でしょうか?
言うまでもなく、そんなものは存在しませんよね。
敢えてメリットを挙げるなら『今この瞬間、イヤな事から逃れてダラダラできる』といったところでしょうか。
でも、それはメリットと呼ぶにはあまりにも小さな恩恵です。
いや、これはもはや恩恵ですらなく、一種の現実逃避ですよね。
その一方で、日報入力を先延ばしするデメリットとは何でしょうか?
現役MRであれば知っての通り、そんなものはいくらでも思い浮かびますよね。
私自身が思い浮かんだところだと、以下の5点かなぁと思っています。
② 上司からの評価が下がる
③ 同僚MRから笑われる
④ リストラ対象になる
⑤ 精神衛生的に良くない
このようにメリット&デメリットを両方とも書き出し、そして両者を比較することでどちらかが際立つことを、心理学では『コントラスト効果』と呼ばれています。
この効果を応用することで、人間が行動するときに意識付けに役立つのだとか。
この場では日報の先延ばしについてのメリット&デメリットについて書いていますが、誰がどう見てもデメリットの方が目立っていますよね。
…と言うか、メリットなんてゼロに等しいですからね(汗)
自分でも今この文章を書いていて『日報はさっさと入力するに限るな…』なんて思えてきました。
では、日報を先延ばしするデメリットについて、1つ1つ掘り下げていこうと思います。
① 翌日以降に自分が苦しむ
当たり前の話ですが、日報とは意義とは読んで字の如く『その日ごとに報告する』という点にあります。
つまり、明日は明日分の日報が、明後日は明後日分の日報が発生するワケです。
(※会議などで外勤しない日を除く。)
…となると、日報とは1日でも入力をサボれば、翌日に入力するのが余計にキツくなりますよね。
毎日コツコツと入力しておけば、僅かな時間&労力を割くだけで済む日報。
ですが、何日分も一気に入力しようとすると結構大変です。
もし日報入力を1週間分くらい溜めてしまった場合、それこそ入力作業だけで1時間~2時間くらい費やすことも少なくないです。
まさに、塵も積もれば山となる。
それも悪い意味で、です。
入力するべき日報を溜めたら溜めた分だけ、後々の苦しみが増す。
言い換えるなら『今日の自分』が『明日の自分』を苦しめる、といった所でしょうか。
日報に限った話ではありませんが、仕事において怠けたツケを帳消しにするには、大小様々な代償が伴いますからね。
“明日”苦しまないためにも、“今日”のうちに日報を頑張っておきたいものです。
② 上司からの評価が下がる
日報入力とは、極端なことを言えばMRの義務です。
その義務を先延ばしするようなMRが上司から評価されるかと言うと、やはりそんな事はありませんよね。
日報は必ず即日入力するMRと、理由を付けて入力を先延ばしにするMR。
この二者であれば、前者の評価が高くなり、後者の評価が低くなるに決まっています。
上司目線で考えてみれば当然のことですが、MRとしての活動状況をタイムリーに報告してこないような人間なんて、ぶっちゃけ評価するに値しません。
MRとして、いつ、どこで、何をしているのか?
どんな医師と面会し、どのような製品紹介を行い、その結果どうなったのか?
上記のような内容を把握できない以上、上司としては評価するもクソもない。
それどころか、日報入力が無いという一点だけを切り取ると『もしかしてコイツは外勤中にサボっているのでは?』などと疑うことも出来ます。
もし後日、MRがまとめて日報入力を行ったとしても、そこに至るまでの間に上司が抱いたマイナス感情が100%消えるワケではありません。
少なくとも、上司の中で『コイツは信頼できる部下だ!』などという評価にはならないでしょう。
上司とて人間です。
相手に対して一度でも疑心を抱いたら、それを完全に払拭するのは至難の業。
たかが日報と侮るなかれ、部下としての信用値を下げるには十分な威力があるかもしれません。
③ 同僚MRから笑われる
先ほどの上司からの低評価云々とも関連しますが、もし上司から日報入力について叱責されたら、営業所内ではいい笑い者にされますよね。
そもそも、日報とは即日入力したからといって、決して褒められるような類の業務ではありません。
日報とは『やって当たり前』『出来て当たり前』の業務だからです。
言い換えれば、日報入力を即行わないという時点で、社内的には『異端』なんですよね。
当たり前のことなのに、それを実行できない。
内勤が苦手なのか、何か事情があるのか知らないが、MRなら誰もがやっている業務をスムーズに処理できない。
もうその時点で、同僚のMRたちからの評価もダダ下がりです。
アイツは日報すら満足にこなせないヤツだ。
MRとして、あり得ないようなヤツだ。
こんな具合に同僚MRから軽んじられても文句は言えません。
当然ながら、当事者であるMRにとって良い気分ではありませんよね。
上司から叱責され、さらに同僚MRからも後ろ指を指される。
こんな状況が続けば、周囲からの信用を失い、職場での孤立を深めていくこと待ったなしです。
④ リストラ対象になる
日報の先延ばし程度でリストラ対象になるはずがない。
おそらく、今この記事を読んでいる現役MRであれば、そんな風に思う人も多いのではないでしょうか?
しかし、リストラ対象者とは上司(または本社)によって選出されるものです。
その選出基準とは、会社によって様々でしょう。
しかし多くの場合、上司の“主観”による部分も大きいのではないでしょうか?
その“主観”に影響を与える要素の1つが、日報入力のスピードではないかと思うのです。
先ほど上司の項目で述べた内容とも重複しますが、日報入力もロクに出来ないようなMRを評価するような上司(所長)がいるとは、私にはとても思えません。
むしろMRとして最低ラインの仕事すらこなせていない時点で、コントロール不可能な部下という烙印を押されかねません。
実際にそんな事はないにせよ、上司目線ではそのように捉えたとしても不思議ではありません。
そんな状況化で、会社としてリストラを行うという局面になったらどうなるでしょうか?
十中八九、上司の中では“真っ先に辞めてもらいたい部下”としてリストアップされることでしょう。
日報如ごときをリストラに結び付けて考えるなんて、些か話が飛躍していると自分でも思います。
しかし、可能性としては決して0%ではない。
内資系・外資系ともにリストラをガンガンやっている今のご時世なら尚更です。
ファイザーの大規模リストラを見ていると“時代の残酷さ”が身に染みる
就活生だった頃から憧れていたアステラス製薬の“栄衰”について語ろうと思う
上司から低評価を食らう程度ならともかく、それが高じてリストラ対象として選出されてしまったら、マジで笑い話にもなりません。
日報なんかが切欠となり、上司にロックオンされるという展開だけは避けたいものです。
⑤ 精神衛生的に良くない
これは今まで述べてきた①~④の総括みたいな考え方なんですが…
日報を先延ばしするデメリットって、最終的には『気が休まらない』という点に集約されると思います。
今日の分の日報を入力しないことで、明日以降の自分が苦しむ。
上司から、そして同僚から後ろ指を指される。
もしかしたらリストラ対象者をピックアップする時の判断材料にされるかもしれない。
そんな事をいちいち考えていたら、気疲れして仕方ありません。
要するに、精神衛生的に良くないワケです。
プライベートの時間を満喫している時ですら『あー、そう言えば日報やってねーなぁ…』なんて考えが頭の中でチラつく。
それって、少なくとも私にとっては超絶気持ち悪いです。
何かの漫画を読んだり、ゲームに興じたり、そんな楽しいはずの時間ですら日報の存在が脳裏を掠める。
控えめに言っても最悪です。
たかが日報如きのために、プライベート時間のクオリティが下がる。
そんなこと、私には到底耐えられません。(汗)
日報を先延ばしする最大の実害とは、実は精神面への悪影響なのかもしれませんね。
まとめ:MRが日報入力を先延ばししても良いことは一切ない!
自分でこの記事を書いていて、私は改めて日報を先延ばしするデメリットを悟りました。
ついでに、日報を先延ばしするメリットは一切ないという事も再確認しました。
もし仮に日報を先延ばししたところで、今この瞬間をダラダラと過ごすだけ。
それも、頭の片隅で『いつか日報をやらないと…』などと考えながら、です。
そして、そのダラダラした分のツケが、翌日以降の自分に降りかかってくる。
まさに因果応報であり、良いことなんて1つも無い。
自分で自分を苦しめるとは、まさにこの事ですね。(汗)
…というワケで、やはり日報とは“即日入力”に限るというのが、本記事の結論です。
確かに、日報は面倒くさいです。
それはもう、マジでクソ面倒くさいです。
1日の終わりに、それこそクタクタになるまで疲れていたら、PCを開く気力すら湧かないこともあります。
やらないで済むなら、正直やりたくない。
それが私の、日報に関する“本音”です。
でも、いつかは必ず手を付けないといけない。
もし手を付けなければ、翌日以降に大きな負債となってしまう。
MRの日報には、そのような側面があるのも事実です。
だったら、苦しみが軽くて済む“今”のうちに片付けてしまうのが吉です。
多分ですが、こんなアホみたいな記事をここまで読み進めてくれた読者さんは、私と同じく日報を先延ばししがちなMRさんだと思います。
何かにつけて面倒くさい日報ですけど、もし“面倒くさい”と思ったら『日報を先延ばしするデメリット』を心に思い浮かべて頑張りましょう!
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
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