アポイント時刻の変更に関する医師からMRへの“事前連絡”はマジで有難い!!

MRの仕事

こんにちは、アラサーMRのヒサシです。

つい最近、ある病院の先生からアポイント時刻の変更打診(15:00⇒16:00)を受けました。

しかも、メールではなく電話にて、です。

具体的には、こんな感じの口調&依頼でした。


ヒサシさん、急に電話してしまってすいません。
大変申し訳ないのですが、明日15:00の面会約束を1時間ほど遅らせてもらえませんか?
実は15:00からICアイシー(※)の予定が入ってしまいまして、1時間ほど掛かる見込みなんです。
なので、面会時刻を16:00に変更頂けないでしょうか?
ICとは『Informed Consentインフォームド・コンセント』の略称です。
医師が患者に対して治療に関する説明を行い、その内容について患者本人が同意・納得することを指します。

結果的に、私は面会時刻を16:00変更する件について承諾しました。

(※幸運なことに、16:00前後に何の予定も入っていなかったため。)

ですが、この一連のやり取りの中で私が強調したいのは、その部分ではありません。

ご覧の通り、この先生はアポイント前日のタイミングで私(MR)に電話連絡をしてきました。

しかも、もの凄く丁寧な口調で、です。

この連絡を受けて、この先生はメチャクチャMR想いで誠実な医師だと思いました。

私もMRとして働いてそれなりに長いので、医師側からアポイント時刻の変更打診を受けたことは何度もあります。

ですが、その殆どはアポイント当日の朝~面会直前での連絡だったんですよね。

今回のように、前日の段階でアポイント時刻変更の打診をされたのは初めての経験です。

後日この先生から話を聞いてみたところメールだとヒサシさんがすぐに気付かない可能性があるかと思い、敢えて電話しましたとのことです。

この気配りについて、ちょっと大袈裟な表現かもですけど、ちょっと感動してしまったんですよね。

マジで頭が下がるというか、何と言うか。

私がMRという立場だから余計にそう思うのかもしれませんが、こういった配慮に基づいた電話連絡は神対応だと思ったワケです。

そこで、この記事ではアポイント前の事前連絡というテーマで色々と語っていこうと思います。

※これ以降、私に事前連絡をしてくれた医師を“R先生”と表記しています。
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予定変更の事前連絡はMRにとって有難い!

直接にせよ、オンラインにせよ、医師側の都合で面会時刻が遅くなることは珍しくありません。

13:00のアポイントが、結果的に13:30の面会になったり。

18:00に会う約束をしていたけど、実際に会えたのは19:00過ぎだったり。

こんな具合に、医師が定刻通りに面会場所に現れないなんて、ぶっちゃけよくあることですよね。

…と言うか、MRであれば多かれ少なかれ、誰もが経験している現象かと思います。

しかしながら、その件について医師を責めることも出来ません。

MRならば知っての通り、医師とは“患者ありき”で行動する職業です。

どんな時であろうと、患者が第一。

どんな状況であっても、患者が最優先。

そんな思考が根底にある医師にとって、MRとの面会アポイントの優先度が低くなってしまうのは当たり前のことです。

よって、アポイントの時刻通りに医師が現れない場合、MRとして“待ち”に徹するのは至極当然の選択だと言えます。

ヒサシ
ヒサシ

MRなら“待つ場合”も想定しつつスケジュールを組むのが一般的ですからね!

ですが、何だかんだ言って長時間の“待ち惚け”は辛いですよね。(汗)

いくら医師側の都合に合わせて動くのがMRの責務とはいえ、待たされること自体はやはりマイナスの影響が大きいものです。

特に、精神面での疲労はちょっとキツいものがあります。

この場に先生が来ないのは、仕事が忙しいためか?

もし来るのだとした、それは何時くらいになるのだろうか?

自分は一体いつまで待てば良いのだろうか?

そもそも、先生は今日ここに現れるのか?

もしかしたら、先生はアポイント自体を忘れているのか?

こんな事をいちいち考えていると、心の中がモヤモヤしてしまうものです。

気疲れする、とでも表現すれば良いでしょうか。

一応、もし何の連絡もなく定刻から10分~20分くらいが経過したら、私は医師本人(または医局の秘書さん)に電話して状況確認を行っています。

ですが、忙しい職業たる医師に電話するのは、それはそれで少しばかり気が引けます。(汗)

ヒサシ
ヒサシ

電話越しに“忙しいオーラ”が伝わってくることも珍しくないからなぁ…

ちょっと話が逸れましたが、アポイントの際に待つことを強いられるのは、少なくとも良い気分ではないワケです。

手持ち無沙汰みたいな感じがして、どうにも落ち着きませんからね。

…とは言っても、待ち時間を活用しようと思えば、やり様はいくらでもあります。

メールの返信作業をしたり、ガイドラインを読んだり、文献に目を通して勉強したり。

こんな具合に、待ち時間の最中にMRとして出来る仕事は山ほどあります。

…が、やはり辛いものは辛い。(汗)

10分や20分程度ならばともかく、1時間以上も待たされると、流石に仕事をこなす気力も無くなってきます。

 

アポイントで面会する予定だったが医師側の都合により80分待たされた話

 

だからこそ、アポイント時刻の変更云々について事前連絡してくれる医師は、MRにとって大変有難い存在だと言えます。

MRを待たせるのが確定となって時点で、その旨を医師側から連絡する。

そうしてもらえれば、MRとしてはあと○○分待てば良い!といった感じで心積もりが出来ます。

こういった対応が1つあるだけで、MR側の精神的疲労度はかなり変わってきます。

ましてや、この記事の冒頭でお伝えしたR先生は、アポイント前日のタイミングで連絡をしてくれました。

おかげ様で、私は当日の16:00直前まで、車内にて内勤を行うことが出来ました。

要するに、時間を有効活用することが出来たワケです。

その大元を辿れば、それはやはりR先生からの“事前連絡”が発端だったと言えます。

R先生から私への気配りが嬉しかったのは勿論ですけど、こういった時間的な面での恩恵があったことに関しても、R先生に対しては感謝の気持ちでいっぱいです。

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医師とは“忙しい職業”であることを忘れてはいけない!

先述した内容とも重複しますが、医師とは忙しい職業です。

開業医か勤務医かで多少の差異はあるでしょうけど、総じて忙しい人々であることは間違いないです。

少なくとも、MRよりは格段に忙しい職業であることは確実でしょう。

朝早くに出勤し、夜遅くまで勤務する。

当直もあるので、生活リズムも乱れがち。

その一方で、患者は待ってくれない。

場合によっては、患者の家族からせっつかれる事も珍しくない。

体力的にも、精神的にも、時間的にも、相当な負荷があるワケです。

そんなストレスフルな環境の中で、我々MRとの面会にも応じているのですから、先生方には本当に頭が下がります。

とりわけ今回のR先生のように、忙しい中で時間を捻出し、わざわざ電話でアポイント時刻の変更打診をしてくれるような医師に対しては、マジで敬服するばかりです。

ヒサシ
ヒサシ

余談ですけど、R先生は“誠実”を絵に描いたような人柄です!

今さら言うまでもないことですけど、MRは医師の時間を頂戴している立場です。

医師にとって、MRとの面会は義務ではありません。

義務ではない以上、MRとの面会に応じるかどうかは医師側の腹一つで決まります。

忙しいけど、このMRになら会いたい。

忙しいから、MRとは会う気にならない。

忙しさとは関係なく、MRと会うのは面倒くさい。

医師によって、この辺りの考え方は様々でしょう。

だからこそ、もし医師側が面会に応じてくれるのなら、MR側も最大限の誠意を以って接する必要があると思うのです。

せっかく忙しい中で時間を割いてくれた相手には、それに見合うだけの価値提供をしなければならない。

MRに転職して以降、私はそんなことを意識しながら仕事をしています。

ヒサシ
ヒサシ

MRにとっての一分一秒と、医師にとっての一分一秒は、時間の重みが違うと思っています!

まとめ:MRにとって医師からの“事前連絡”は“神対応”である!

今回のR先生のように、アポイント時刻の変更について事前に連絡してくれる医師は稀だと思っています。

日本全国の医師たちのうち、R先生のような対応をしてくれる医師が何人いるかと言うと、それは間違いなく少数派でしょう。

それどころか、アポイントの面会において医師側が遅れるのは日常茶飯事と言っても良いくらいです。

医師という職業の性質上、そしてMRという職業の立場上、それは仕方のないことだと理解しています。

むしろ、医師の都合によって振り回される事もまた、MRにとっては業務の範疇だとさえ思っています。

さらに付け加えると、医師の中にはMRのことを軽んじている人たちがいるのも事実です。

ヒサシ
ヒサシ

ただし、それはMR側に原因がある場合も多いですけど…

私自身も、医師からぞんざいな扱いを受けた経験はあります。

私自身に落ち度があったことを差し引いても、ちょっと度が過ぎるレベルで蔑まれたりとか。(汗)

 

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そんな経験をしているからこそ、R先生の気配りが心に染みたんですよね。

医師を取り巻く状況を考えれば、これはまさに“神対応”だと思っています。

徹頭徹尾、R先生なりの心遣いが十二分に感じられましたので、MRとしてはその点が嬉しかったワケです。

とにかく、MRに対する医師なりの誠意が垣間見えた一幕でした。

私(MR)も人間ですから、こういった誠意には誠意でお返ししたいと思うものです。

個人的に、こういった誠実な医師との関係構築こそが、MRという職業の醍醐味なのかなぁと感じています。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

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