こんにちは、アラサーMRのヒサシです。
2022年の8月、ファイザーが大規模なリストラ(早期退職)を行うと報じられました。
【RISFAXの記事】を読んだところだと、リストラの概要としてはこんな感じです。
・対象年齢:35歳以上
・割増退職金:最大で4.5年分を支給予定
・退職日:2022年の12月末
2022年の夏時点において、日本国内にいるファイザーのMRは約1,200人とされています。
つまり、今回のリストラによってMR数が半分程度にまで減るということですね。
全く、恐ろしい話です。
製薬会社のリストラ自体は決して珍しくない(…と言うか日常茶飯事)ですけど、この規模のリストラは本当にエグい。
ファイザーは2019年にも【200人規模のリストラ】を行っていますが、今回はその3倍もの人数です。
何と言っても600人ですよ?
中堅クラスの製薬会社が雇っているMRと同じくらいの人数ですよ?
それだけの人数が、12月末で一気に辞めさせられるんですよ?
恐ろしや。
ああ、恐ろしや。
同業者としては、その一言に尽きるって感じです。(汗)
リストラ対象の年齢を考えると、プライベートでは何かと難問を抱えている世代じゃないですか。
家のローン、子供の進学、親の介護。
それらに加えて600人規模のリストラまで避けられないとあっては、余計に頭が痛いことでしょう。
大体にして、退職金が4.5年分だと報じられてはいるものの、全てのMRがその恩恵を享受できるかどうかは怪しいものです。
“最大で4.5年分”ということは、2年分や3年分くらいの退職金しか貰えないMRも出てきそうだな…
こんな状況ですから、ファイザーで働いているMRとしては心中穏やかではないことでしょう。
私個人としては、ファイザーのMRが気の毒で仕方ありません。
…というワケで、今回のリストラに関して、時代の流れは残酷だなぁと改めて思ったんですよね。
以前、このブログでアステラス製薬のリストラについて記事を書いたときも同様のことを思ったのですが、個人の力で時代に抗うには限界がありますからね。
就活生だった頃から憧れていたアステラス製薬の“栄衰”について語ろうと思う
私自身はファイザーのMRとして働いた経験はありません。
…が、今思えばファイザーとは様々な形で関わってきました。
就活生として、ファイザーの選考を受けていた頃。
MSとして、ファイザーのMRと一緒に活動していた頃。
その当時の印象と共に、この記事ではファイザーという会社に関して感じていることを綴ってみました。
客観的な分析などはしておらず、主観的な感情が入りまくりの記事ですが、どうか悪しからず。
ファイザーに対する印象の変遷
ファイザーと言えば、単純な売上だけを見れば世界トップの製薬会社です。
当然、日本においても知名度は抜群。
就活を始めて間もなかった学生時代のヒサシですら、ファイザーという会社名くらいは知っていましたので。
現在の状況はともかく、過去の時点において外資系製薬メーカーとしての存在感は、ファイザーが断トツだったように思えます。
2020年のコロナ禍以降は、ワクチン開発でも注目を浴びましたからね!
かつては『ノルバスク(高血圧の治療薬)』や『リピトール(脂質異常症の治療薬)』などの生活習慣病治療剤によって、まさに隆盛を極めていたファイザー。
今となっては信じ難いことですが、2007年の時点では2,900人ものMRがファイザーに在籍していました。
(※情報源である【薬事日報の記事】によると、ファイザーは2007年にも600人規模のリストラを行っていまけど。)
それなのに、現在では600人程度にまでMRが減少する見込みです。
単純計算ですけど、これは2007年当時の3割以下の人数なんですよね。
即ち、2007年~2022年の15年間で、2,300人ものMRがファイザーを去るという事を意味しています。
まさかこんな展開になるなんて、10年くらい前の時点では誰が予想できたでしょうか?
少なくとも、私が就活でファイザーの選考を受けていた頃は、マジで予想だにしませんでした。
確かに、大型製品の特許切れとか、コロナ禍の影響とか、複数のマイナス要因はありました。
…が、それにしたって今の状況はファイザーのMRにとって酷な話です。
いくら割増の退職金が出るとはいえ、今回のリストラを甘んじて受け入れられるMRなんて、きっと多くはないでしょうし。
そんなファイザーの姿を傍で見続けたせいか、就活生だった頃から現在に至るまで、私の中でファイサーへの印象は大きく変わりました。
そこで、ここからは①就活生時代・②MS時代・③現役MRの現在という3つの時間軸に分けて、ファイザーへの個人的な印象について綴っていこうと思います。
① 就活生だった頃の印象
ファイザーには、優秀な学生しか入社できない。
…なんて事が就活生たちの間で囁かれるくらいには、就活での競争率が凄まじく高かったファイザー。
先ほどお伝えした通り、学生の間でも知名度は抜群。
しかも、世界的な売上はトップときた。
その影響なのか、MR志望の学生であれば、ほぼ全員がファイザーにエントリーだけはしていたと思います。
その証拠に、ファイザーの会社説明会は参加予約をするだけでも一苦労でしたので。(汗)
付け加えると、会社説明会そのものも超人気かつ満員御礼って感じでしたからね!
具体的な場所は忘れましたけど、私が東京でファイザーの会社説明会に参加したときは、もの凄くデカいホールに何百人という学生がいたんですよ。
しかも、そんな会社説明会をファイザーは幾度となく行っていたワケで。
そりゃあ学生の質も篩にかけられるってモンです。
かくいう私自身はESで即落ちましたし。(汗)
しかも、そのESがとんでもなく多種多様な項目で溢れていましてね。
リーダーを務めた経験。
何かを成し遂げた経験。
今後、どのような社会人を目指していきたいか?
入社したら、どのような仕事をしたいか?
自分の能力を伸ばすために、どのような努力が必要か?
…みたいな感じで、他の製薬会社から課されるESの内容とは、一線を画すレベルの重さだったんですよ。
普通の会社であれば、単なる“自己PR”や“志望動機”として書かせるような内容を、ファイザーはわざわざ細分化して、それら1つ1つについて詳細に記載することを求めていましたので。
ハッキリ言って、ESの項目を見た瞬間に『ファイザーを受けても自分じゃ無理っぽいな…』と思ったものです。(汗)
このブログでも何度か記事化しましたが、私は“就活劣等生”もいいところでした。
ファイザーを含めて各製薬会社のMR職を一通り受けてみたものの、内定は1社も出ませんでしたからね。(汗)
そんな経緯もありまして、当時の私はファイザーに対して畏敬の念を抱いていたんですよ。
いや、正確にはファイザーという会社ではなく、ファイザーの内定を勝ち取った学生たちに対して…という表現の方が適切でしょうか。
あの激重なESを突破し、その後の面接も勝ち抜き、ファイザーへの入社を決めた同世代のMR候補たち。
彼らはきっと、とてつもなく優秀な人物であるに違いない。
業界内でも高水準の年収や福利厚生に恵まれ、それらを享受するに足るだけの能力を備えている。
そして、今後は何年間にも渡って、ファイザーという大企業をリードしていく人物となり得るのだろう。
従って、ファイザーから内定を貰った学生たちは、安泰な人生が約束されたも同然である。
そんな風に、学生時代の私は本気で思っていました。
学生であるが故に、大企業の“安泰神話”を信じ切っていたワケです。
今振り返ってみると、当時の私は世間知らずにも程がある人間でしたね。(汗)
この世に“安泰な会社”なんて存在しないことを悟ったのは、大学を卒業してから数年が経った頃でした!
大手企業から内定が出ても安心してはダメです!安泰な会社なんて存在しません!
② MSだった頃の印象
このブログでも幾度となくお伝えしてきた通り、私の前職は医薬品卸のMSです。
その関係で、ファイザーのMRさんとは幾度となく行動を共にする機会がありました。
ところがどっこい、この辺りの時期からファイザーへの印象が私の中で変わり始めます。
私が新人MSだった頃は、ノルバスクやリピトールが凄まじい勢いで後発品へと置き換わっていた時期なんですよね。
当時は何となくの慣習で先発品を使い続けていた医療機関も結構いたのですが…
後発品調剤体制加算の見直しなどの影響もあり、後発品をガンガン採用する気運が高まっていたんですよね。
ノルバスクは、アムロジピンに。
リピトールは、アトルバスタチンに。
2011年~2012年くらいの頃、私が担当していた開業医や調剤薬局も、上記2剤を後発品へと切り替えた先は多かったです。
その影響なのか、ファイザーのMRさんたちは皆揃って元気が無いように感じました。
いや、元気が無いのを通り越して、悲壮感が漂わせているMRさんも少なくなかったように思います。
中には新人MSである私に対して『○○医院で後発品に切り替わらないように助けてほしい』と懇願してきたMRさんまでいましたし。
恥も外聞もかなぐり捨てて、MRとして自社製品の売上を守ろうと必死になっているのが伝わってくる。
そんな場面が幾度となくあったのです。
当時付き合いがあったファイザーのMRさんは30代~40代ほどの人が多かったのですが、なぜ彼らがあれ程までに思いつめた顔をしていたのか、今では分かるような気がします。
ファイザーという会社は、良くも悪くも外資系の文化が強いとされています。
つまり、売上が悪ければ、雇用が危ぶまれやすいという事ですね。
売上が悪いMRは能力不足と判断され、社内で冷や飯を食わされる。
場合によっては、リストラの候補者としてロックオンされてしまう。
要するに、30代~40代くらいで家族を養っているMRにとっては、何としても避けたい事態なワケです。
だからこそ、当時20代前半の新人MSだった私にすら、形振り構わずに頭を下げていたのでしょう。
自分も30代になった今だからこそ、当時のファイザーMRたちの苦悩が理解できる…(汗)
その後、後発品への置き換えが一段落しても『ファイザーのMRは元気が無い』という印象は変わらないままでした。
…と言うのも、私の担当エリアではファイザーのMRさんが“いつの間にか辞めている”という怪現象が多発していたんですよ。
自発的な転職なのか?
強制的なリストラなのか?
コンプライアンス違反をやらかしたのか?
鬱になってしまったのか?
ぶっちゃけた話、真相は定かではありません。
ただ1つだけ確実なのは、後任との引き継ぎもなく音信不通になったファイザーMRが複数名いたという事です。
今思えば、MR界隈で言うところの“神隠し”というヤツだったのかも?
そんなワケで、私の中では『ファイザー』=『社員に優しくない会社』というイメージが徐々に強くなっていきました。
そして、トドメの一撃(?)になったのが、MSとして4年目~5年目くらいの時期に仲良くしていたファイザーのMRさん(40代の男性)から聞いた言葉です。
(※そのMRさんは私と同じ高校の出身者でして、その縁でお互いに色々な話をする間柄でした。)
当時、私はMSからMRへの転職を考え始めた時期だったんですよ。
元MSの本音!医薬品卸のMSを辞めたいと思った理由について語る!
そこで、ファイザーの社風や待遇について、それとなくそのMRさんに尋ねてみたのです。
しかし、返ってきた答えはとてもシビアなものでした。
そのMRさんの話を聞いて、ファイザーへのネガティブなイメージはより強固なものとなりました。
当時、ファイザーについてはネット上で『生き残れれば最高の会社だが、生き残ること自体がまず難しい』などと囁かれていましたが、それもあながち間違いではなかったのでしょうね。
いくら優秀なMRであっても、担当エリアの特性によっては売上を伸ばすのが難しいワケで。
そうなれば当然、社内で不利益を被る可能性も高くなるワケで。
そんなこんなで、学生時代に抱いていた好印象は、もはや見る影もないといった感じでした。
成果を出せないMR(社員)には、冷徹かつ容赦のない製薬会社。
それがファイザーに対する当時の印象でした。
何と言うか、ファイザーに対しては“得体の知れない恐怖感”みたいなモノがあったのです…(汗)
余談ですけど、私がMRを目指して転職活動をしていた2015年~2016年くらいの時期において、ファイザーはMR未経験者を中途採用するような事はしていませんでした。
(※転職エージェント曰く、MR経験者であれば少なからず募集していたようですけど。)
当時のファイザーは既に人員削減を推進していたようなので、MR未経験者なんて邪魔なだけだった事が窺えます。
③ MRに転職後の印象
自分がMRとして働くことで知ったのですが、ファイザー出身のMRって色々な場所にいますよね。
内資系・外資系を問わず、あらゆる会社に分散しているというか。
かくいう私自身も、転職先の製薬会社で元ファイザーのMRと一緒に仕事をしたことがあります。
…で、ファイザー出身のMRが口を揃えて言うのは『アレは容赦のない会社だ』ということです。
容赦がない。
意訳すると、雇用面で社員に優しくない…という事だそうで。
特に、リストラ(早期退職)の場面では半端じゃない追い込み方をしてくるのだとか。
ファイザー出身で当時50代の先輩MRが、飲み会の度にそのエグさを語ってくれました(汗)
MS時代の経験に加えて、MRに転職してからもこういった話を聞き続けたせいか、私の中では完全に『ファイザー』=『雇用に関してシビアな会社』という認識になっていました。
そして、2019年には今まで以上にファイザーの苛烈さが際立つリストラが断行されました。
業界内でも騒がれた『競合他社への転職を制限するリストラ』です。
一言でまとめると、ファイザーが指定した製薬会社(=競合他社)へと転職した場合、早期退職によって支給した割増退職金を返還させるというものです。
しかも、このルールはファイザーを退職してから3年間も適用されるときた。
詳細については以下のミクスオンラインの記事で解説されていますが、当時は悪い意味で斬新なリストラの手法だとして、各方面にて物議を醸したものです。
ファイザー 今月中に早期退職者募集 割増退職金は年収の4年分以上 競合社転職で割増金返還へ
競合社転職で割増退職金返還 スキル活かせない対価、どう見積もるか
ファイザーという会社で得た知識・戦略などが、リストラ(早期退職)を機に競合他社への流出しないようにする事が目的だとされていますが…
だからといって、わざわざ早期退職の規約中に、割増退職金の返還を求めるような内容を盛り込むとは。
まさに前代未聞の措置。
そして何より、ファイザーを早期退職して辞めるMRにとっては足枷も甚だしい仕組み。
おいおい、こんなことが許されても良いのかよ…?
…などと、私も他人事ながらドン引きしたことを鮮明に覚えています。
だって、今までの知識&経験を活かせる会社へと移るのが、転職活動をする時の基本じゃないですか。
その基本を徹底するからこそ、年収を含めて好待遇の仕事に就くことが出来るワケで。
オンコロジーやオーファンなど、スペシャリティ領域で頑張ってきたMRであれば尚更です。
しかしながら、退職者のキャリア構築に関して、どう考えてもマイナスになり得るような要素をファイザーはブチ込んできたワケです。
割増の退職金をゲットする代わりに、キャリアダウンになりかねない転職をするか?
割増の退職金を諦める代わりに、キャリアアップに繋がる転職を目指すか?
上記の二択によって悩んだファイザーMRは、きっと少なくはなかったことでしょう。
この一件からも、ファイザーにとっての優先順位は『会社>>>従業員』であることが窺えます。
それも、他の製薬会社とは比較にならないようなレベルで…です。
営利企業である以上、会社の存続を第一に考えるのは当たり前のこと。
それ自体は理解できますけど、このような形でのリストラを行うのは、いくら何でも度が過ぎているように思えてなりません。
そもそも、このリストラが行われた2019年と言えば、既にMRの転職市場が冷え込んでいた時期ですよね。
それなのに、自分の人材価値を活かしきる転職について、この上なくやりにくい状況へと追い込まれたのです。
当事者であるファイザーのMRにとっては、きっと承服しかねる出来事だったことでしょう。
そんなリストラ劇を傍から見ていて、私はファイザーを辞めていくMRたちが気の毒に思えて仕方ありませんでした。
今では自分もMRをやっているからこそ、ファイザーMRの苦悩が理解できる。
そして、ファイザーという会社の冷徹さが肌で感じられる。
就活生の頃に抱いていたファイザーへの憧憬や羨望といった感情は、とうの昔に失われてしまいましたけど…
MSだった頃以上に、ファイザーに対してネガティブな印象が強くなってしまったのは間違いないです。
元ファイザーのMRが言っていた通り、これでは“容赦のない会社”そのものだからなぁ…
最後に:世界トップクラスの製薬会社が好待遇とは限らない
平成の終盤頃からMR削減の流れが激化してきましたけど、リストラの過酷さにおいてはファイザーが業界随一であるように思えます。
リストラの人数のみならず、MRが退職するまでの道筋もまた恐ろしい。
ファイザーという会社の性質と、MRを取り巻く業界状況。
この二者が合一することで、容赦のないリストラ劇が展開されてきたワケです。
特に、割増退職金について妙ちくりんなルールが付加された2019年のリストラにおいては、無念を抱えたまま辞めていったMRも多いことでしょう。
不本意ながらも、時代の波に呑み込まれてしまったとの見方も出来ます。
そして今度は、2022年のうちに“600人規模のリストラ”を行うときた。
今も昔も、リストラの影響によって公私共に苦労したファイザーMRは多いのではないでしょうか?
もし仮に転職エージェントの力を借りたとしても、MR⇒MRの転職は昔ほど甘くはありませんからね。
競合他社への転職に関して、ファイザー独自の“縛り”が設けられているならば尚更です。
現役MRとしてお世話になっている転職エージェント4選!転職への備えは万全に!
もし自分がファイザー勤務のMRだったら、転職云々を含めて、やはり途方に暮れていると思います。
先輩が辞め、後輩も去り、自分自身も来年の生活について不安に駆られる。
“時代が悪い”という表現が適切かどうかは分かりませんが…
ここまでファイザーのMR数が減ってしまった背景には、やはり環境要因が大きく関わっていることは間違いないです。
あまりにも大きな流れには、個人の力では抗えないって事ですね…
繰り返しになりますが、ファイザーは世界トップの売上を誇る製薬会社です。
その1点だけを見れば確かに凄いことなのですが、実際にそこで働く際の“心地よさ”については、売上とは全く関係がないということですね。
いくら世界的な売上が良くても、日本国内でも売上好調とは限らない。
いくら会社としての規模が大きくても、従業員にとって好待遇が約束されているワケではない。
ファイザーという会社について、私が就活生だった頃に抱いていた憧とは、今思えば単なる“幻想”でした。
今ではMRという立場で“現実”を知ったことで、ファイザーの姿勢や方針には慄くばかりです。
いつの時代であっても、現実というヤツは無情なものだな…
人間の身体と同じく、会社にも好調・不調の波があるものですが…
そういった意味では、ファイザーは不調の時間が長く続いていると言えそうです。
(※今のご時世、不調な製薬会社が大多数ではありますけけど。)
会社が不調なのであれば、経営陣はコストカットを考えるのが世の常です。
その皺寄せによって、MRを含むファイザーの従業員たちは苦しんでいる。
それも、リストラという残酷な形で。
平成から令和に渡ってファイザーを見てきた身としては、そのように思えてなりません。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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いつの間にか担当者が神隠しにあって新しい担当者になってるのは、ファイザーに限らず外資系あるあるな気がします笑
特に米英系の成果に厳しい外資では珍しくない気がしますね。この前新しい着任したばかりの人が、1年も経たない内にいなくなる…。
正直、雇用の安定性だけで考えたら内資系企業の方が圧倒的に利点はあるけど、製品力や企業としての将来性は一部のトップ企業以外だと壊滅的ですからね。製品力やパイプラインは外資にどう逆立ちしても内資は勝てません。
you2さん
コメントありがとうございます!
私がMS時代に担当していたエリアに関して言うと、音信不通になって辞めたMRさんの人数はファイザーが断トツでした。(汗)
(※もちろん、単なる偶然かもしれませんが…)
製品力&パイプラインの外資系製薬メーカーか、雇用の安定性&社員には比較的優しい内資系製薬メーカーか。
どちらも一長一短の要素があり、甲乙つけ難いところですね。
この辺りはMR同士でも好みが分かれるかもしれませんね。
そうは言っても、ある程度若くて実力があるMRであれば外資一択だとは思いますが。
ただ、内資も外資に比べれば雇用の安定性はあるにせよ、それがいつまで続くか分かりませんし、おっしゃる通りMRとして実力がある人ほど外資に行った方が輝けると思うのは同意です。
外資の方が製品的にも革新的で優れてる製品を扱える可能性も高いので、単純にMRとしてやり甲斐があるのも事実だと思いますしね。
内資は表立ってリストラ等はしないかもしれませんが、遠回しにオブラートで辞めさせる、辞めてほしいみたいなパターンはその限りではありませんし…。
you2さん
追加コメントありがとうございます!
内資だろうと外資だろうと、最終的には自分の身は自分で守るしかないですよね。
人間は誰しも歳を取るので、今は若いMRであっても、いつか必ずリストラ対象年齢となってしまう日が来ます。
その時にリストラされることなく生き残るためには、やはりMRとしての実力がモノを言うのでしょうね。
各社のリストラには私も戦々恐々としていますので、こんな時こそ地道にMRとしての実力を高めていこうと思います!
ヒサシさん今晩は。先ず最初に早期退職者が転職先に制限をかけられるなんて法律的に許されるのですかね?許されるとしたら狂ってますよ!過激な発言失礼しました。私がMSになって間もない頃のファイザーの印象は〇〇担当や✖︎✖︎担当等MRが多くしかも中途入社組が多かったですね、元女子校教師に元武田系列のMR経験者…彼らは皆揃って必死でしたね。月末締日前夜には兎に角一生懸命に数字を追っていましたよ。相当なプレッシャーがあったのは若手MSにも手に取る様に分かりました。あの頃ファイザーはある程度使える見込みがあれば採用して駄目な奴は辞めさせればいいや戦法で営業部門は回していたのだと思います。ところが時は過ぎて今では…。
声をかけられるであろう社員さんにはなるべく多くの割増退職金が支払われる事を切に願います。長文失礼しました。
ホルモンさん
コメントありがとうございます!
2019年に行われた「転職先制限あり」のリストラに関して、ファイザー社内では労使合意の上だと報じられています。
…が、労使の力関係を考えると、穏便に合意したとは到底考えられません。
真実はファイザーのMRのみ知るところですが、おそらく労使間で凄まじいバトルがあったのでは?と、個人的には予想しています。
ところで、ホルモンさんが若手MSだった頃と言うと、まさにノルバスクやリピトールの全盛期ですね!
当時のファイザーMRのうち、令和4年の現在でもファイザー社内で生き残っている人は少数派かと思います。
見方を変えてみると、リストラに遭うことなくファイザーで長年働いているMRあるいは管理職は、相当な実力者だと言えそうです。
おはようございます。検索したところノルバスクの発売は1993年とありましたのでまさしく新人の頃ですね。私のいた地域は住友のMRが超優秀でファイザー軍団に一歩も引けを取らずに売り勝っていたと記憶しております。ですのでファイザーMR達は相当社内では肩身が狭かったでしょうね。あの頃のMRさんで今も残っていたとしたら激流を泳ぎ切った強者でしょうね。因みにあの当時しばしばMRが辞めていったのは私の印象だと久光ですね。朝礼はとても大きな声で行わないといけないらしく寝ぼけ眼の所長にもう少し音量下げろと言われたのを今でも鮮明に覚えていますw 上半身裸になって商品説明をしたのは有名な話ですよw そんな体育会系の社風ですから体罰は無いにしろw相当きついのは想像出来ましたよ。ですので久光が女性MRを採用したとの噂を耳にした時にはビックリしたものです。実際に女性MRを見ていないので本当にいるのかは?ですがご存知ですか?少し横道にそれてしまいましたね失礼しました(^^)
ホルモンさん
追加コメントありがとうございます!
ファイザーMRに限らず、当時のプライマリー領域担当のMRたちは、現在とは違う意味で強者だったようですね。
ちなみに、久光製薬の上半身裸の件は初めて聞きました。
もし今やったらコンプライアンス違反で即アウトな事案ですね。(汗)
リストラのみならず、こういった部分でも時代の流れを感じますね。
営業職不要時代の幕開けです。
過去を遡れば異業種大量雇用の物量営業もファイザーからでした。
開発専門のバイオベンチャーがスパコンを使ってAIが人の何倍もの速度で化合物を探索し開発する様になり、既存品は欧米主導のジェネリック政策により壊滅的。
某社の承認のドタバタを見ても政財界を巻き込んでの日本企業の生き残りが苛烈さを増している事をひしひしと感じますね。
コメントありがとうございます!
私もファイザーが大量のMRを雇用していた時代をギリギリ知っている世代ですが、今では営業部隊そのものが本当に様変わりしましたね。
ジェネリック推進は国策ですし、もはや業界の流れにMR個人が抗うことなど出来ない時代です。
一介のMRとして、私もファイザーの方針は他人事ではないと感じています。