こんにちは、アラサーMRのヒサシです。
今回は私が学生だった頃の就職活動について記事にしてみました。
まず初めに、結論から言いましょう。
私はMR(製薬会社)を第1志望として就職活動を行いましたが、MRとしての内定を得ることは出来ませんでした。
つまり、この記事のタイトル通り、MR職は『全滅』したということです。
当時はメチャクチャ無念でした。
今思い出しても悲しくなります…。
就活中に何社受けたのか?
私が就活生だった頃、エントリーは100社以上しました。
そして、実際に会社説明会に参加して何らかの選考を受けたのは50社以上あったと記憶しています。
…と言うより、色々と受けすぎて『最低でも50社は受けた』ということしか思い出せません。
選考を受けた企業の大半は製薬会社(MR職)で、他には医薬品卸、医療機器メーカー、食品メーカーなどを受けたりしていました。
つまり、医薬品業界がメインの就職活動でした。
大学3年生の夏頃には医薬品業界に絞って活動を始め、インターンの選考なども受けたりしました。
(※インターンも落ちまくりましたが…)
製薬会社だけで30~40社くらいは受けたと思います。
それでも内定は1つも出ませんでした。
ESや筆記試験は大体通るのですが、それ以降の選考で何社も落ちました。
特に、グループディスカッションは苦手でして、自分の中では鬼門のようなポジションでした。
そのときのエピソードは下の記事をご覧ください。
就職活動(MR志望)のグループディスカッションで落ちまくった話
こんな体たらくの就職活動でしたが、その中で唯一獲れた内定は某医薬品卸の営業職(MS)だけでした。
なぜ医薬品業界を選んだのか?
私が就活のターゲットとして医薬品業界を選んだのは、一言で言うと『安定しているから』です。
学生時代の私は、『製薬会社』イコール『安定している』という先入観に囚われていました。
当時の私は世間知らずで今思い出しても恥ずかしいのくらいなのですが…
↓これが、当時の私の考え方です。
とにかく、この国から医薬品が無くなることはない。
患者がいる限り、医薬品の需要は確実にある。
そして、少子高齢化の影響で患者は増えつつある。
ならば、医薬品の需要も今後増え続ける。
じゃあ、医薬品業界(特に製薬会社)は安泰じゃないか!!
…などという短絡的かつお気楽思考をしておりました。
「国から医薬品が無くなることはない」という考え方自体は今も変わっていません。
しかし、「医薬品業界が安泰」などという幻想はとっくの昔に捨てました。
大手企業から内定が出ても安心してはダメです!安泰な会社なんて存在しません!
製薬会社のMR・医薬品卸のMSとして働いてきた中で考えを改めたということです。
なぜMRを志望したのか?
これも結論から言いましょう。
MRは給料が良いからです。
就活時に医薬品業界や製薬会社について調べれば調べるほど、MRはとても待遇が良い職業では?と思いました。
同じ業界内のMS(医薬品卸の営業職)と比べても、MRは格段に給料が良かったです。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
ハッキリ言って就活生だった頃は、医療への貢献だとか、転勤のリスクだとか、その辺りのことは深く考えていませんでした。
とにかく稼ぐ!
20代のうちから良い生活をしてやる!
…という欲望めいた気持ちがモチベーションの源でした。
ただ、これには私なりの理由がありまして、稼ぐことによって『奨学金を早く全額返済したい』という気持ちがありました。
学生時代の私は典型的な苦学生でして、とにかく経済的に豊かな生活というものに執着していたのです。
このような執着が、いわゆる王手病の発端にもなりました。
今思えば、当時の自分は馬鹿丸出しの恥ずかしい学生だったと思います…。
他には、自分が理系の学生だったこともあり、MRなら大学で学んだ知識を活かせそうだとも思いました。
なぜ選考で落ちまくったのか?
理由は大きく2つあると分析しています。
まず1つ目の理由として、私自身の『能力不足』があります。
これは間違いないです。
正直な話、
『何十社もエントリーして何十社も面接受けているんだから、内定の1つくらい余裕で貰えるでしょ!!』
…と思っていました。
ですが、全くそんなことはありませんでした。
選考を受ける会社についての情報収集、面接対策、就活マナー、数えたらキリがありませんが、これらの要素が私には足りなかったのだと思います。
そして2つ目の理由が『リーマンショック』です。
今のアラサー世代以上なら知っている人も多いかと思います。
アメリカのリーマン・ブラザーズ・ホールディングス経営破綻による影響は日本にも及び、新卒採用の抑制だけでなく、『内定切り』などの酷い仕打ちが社会問題化しました。
いわゆる『就職氷河期』いうやつです。
私の友人たちも中々就職先が決まらず苦しんでいました。
そして、医薬品卸の営業職(MS)として就職したが…
これも結論から言いましょう。
私はMSには向いていませんでした。
今はMRとして働いている中で、それはハッキリと断言できます。
MSの仕事にやりがいを見出すことも出来ず、休日出勤も多い。
5年後や10年後、MSとして働き続けている自分をイメージ出来なかったのです。
詳しくは下の記事をご覧ください。
GWの時期になるとMS時代に休日当番で苦しんでいたことを思い出す
それに、学生時代になれなかったMRという仕事を一度は体験してみたいという気持ちもありました。
要はMRという仕事に対して未練タラタラだったワケです。(汗)
学生時代は苦しくて心底嫌になった就職活動ですが、今こうして振り返ってみると決して無駄な活動ではなかったと感じています。
MRになりたくてもなれなかった人間が、今こうしてMRをしているのは事実です。
遠回りしたのは間違いありませんが、お陰で学んだことも多くあります。
でも、MR志望の学生はやっぱり新卒でMRになってほしいとも思います。
MRの就活については下の記事に詳しい対策が書いてありますので、興味があれば覗いてみてください。
現役MRがおすすめしたい就活方法3選!知っておいて損はないですよ!
これから医薬品業界、特にMRを受ける学生さんには是非頑張って頂きたいです!!
陰ながら応援しています!
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
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