こんにちは、アラサーMRのヒサシです。
本日はMRとMSとの関係性について記事にしてみました。
MRとMSは協力関係を築くことでより良い仕事が出来ます。
しかし、MRもMSも人間同士。
当然ながら、相性の良し悪しが存在します。
そんな相性による弊害なのか、つい先日、あるMSに対して釈然としない思いをさせられました。
…という経緯がありまして、この怒りが冷めないうちに記事化してしまおうと思い立った次第です。
今回一悶着あったMSとは、元々仲が良いわけではありませんでしたが…
今回さらに溝が深まる出来事があったのです。
そこで、私自身のMS時代の経験も踏まえて、MR目線での“面倒なMS”について紹介します。
病院の説明会に同行する予定だったMSから突然のドタキャン連絡
これはつい最近の出来事であり、この記事を書こうと思った発端でもあります。
私は希少疾患中心の領域で活動しておりますので、プライマリー領域とは異なり、MSと同行することは稀です。
しかし、今回はあるMS(40代男性)から頼み込まれて、私が攻略中の基幹病院の説明会に同席する予定になっていました。
(※なお、これ以降の文章では40代男性MSのことをS氏と書かせてもらいます。)
私としてもS氏が説明会に同席すること自体は構わないので、この件については了承していました。
しかし、説明会当日、しかも説明会開催の3時間ほど前に突然、同行予定のS氏から電話連絡が入りました。
こんなやり取りの後、私は基幹病院へと行き、1人で説明会を行いました。
MRの立場から言わせてもらうと、病院の説明会でMSが居ようが居まいが、別に問題ありません。
敢えて言うなら、
MSに説明会の準備や片付けを手伝ってもらえると助かるかな?
…という程度です。
現役MRの本音!医薬品の説明会でMSにしてもらうと助かる行動3選!
つまり、今回S氏がドタキャンしたからといって実害は無かったわけです。
この時点では、私もドタキャンされたこと自体には特に腹を立てていたわけではありません。
S氏がドタキャンした理由についても、風邪かインフルエンザとかかな?くらいにしか思っていませんでした。
S氏が勤務している卸の営業所に行くまでは…ですけど
S氏が卸の営業所で元気そうに仕事していた
基幹病院での説明会後、私はある用事があって卸の営業所に立ち寄りました。
その営業所の所長に別件で打ち合わせをする用事があったからです。
夜19:00頃にその営業所に寄ってみたら、ドタキャンをしたS氏が元気そうに仕事をしていました。
隣のデスクの同僚MSとゲラゲラ談笑しながら、PCのキーボードを叩いているではありませんか。
そのS氏の姿を見た瞬間、
ああ、この人は仮病を使ってドタキャンしたんだな…
…と、私は悟りました。
S氏の方も、まさか私が直接営業所に来るとは思っていなかったようで、かなり焦っていました。
それもそのはず、私は卸の営業所には殆ど行かないスタイルで仕事をしています。
何かの用事がなければ卸の営業所には行きませんし、行くとしても頻度は月1回あるかないかです。
おそらくですが、S氏側もまさか私が営業所に来るわけがないと油断していたのでしょう。
その後、S氏は気まずそうに、
『いやぁ、申し訳ない。急に体調が良くなったんだ。』
…などと言い訳してきました。
(※ちなみに、S氏が仮病を使って同行をドタキャンした理由は不明です。)
何とも白々しい言い訳です。
その言い訳を私は話半分で聞きながら、もうS氏とは一緒に仕事したくないと強く思いました。
実害こそ無かったものの、このような形でMRを騙すようなMSは信用できないからです。
とは言いつつ、私も営業職の端くれですから、少なからず嘘を吐くことはあります。
嘘も方便という言葉もありますし、場合によっては嘘が必要だということも理解しています。
しかし、頭では理解していても感情がついてこない。
今回はまさにそのパターンでした。
これは、私がS氏に対して以前から良い感情を持っていなかったからだと思います。
普段から信頼関係ができているMSが相手ならば、私もここまで目くじらを立てなかったことでしょう。
私は元々そのS氏のことが好きではなかった
今日に至るまで、先述のS氏の行動には結構振り回されたことがあります。
S氏としてはSの仕事を全うしているつもりかも知れませんが…。
さて、私がそのS氏を好きになれない要素を5点にまとめてみました。
具体的には、下記の通りです。
・話が長い(特に自慢話)
・嘘の薬審情報を教えられたことがある
・年下だと思って舐めているのか常にタメ口
・口臭と体臭がキツい
大体こんなところです。
特に、1番目に挙げた電話でばかり連絡してくるというのが厄介でして、これまで互いに電話に出られず行ったり来たりになることが多々ありました。
ビジネスにおける電話とは、互いに電話できる状況でなければ成立しません。
ましてや、勤務時間中にダラダラと会話するようであれば、それは時間泥棒です。
よって、私はメールで済む用事ならば極力メールを使うようにしています。
しかし、S氏には私のような発想がないのか、常に電話で連絡してきます。
しかも、留守番電話にメッセージを残すようなこともしません。
MRだって暇じゃありませんし、病院内に入っていれば当然通話などできません。
MSはそれを職業柄知っているはずなのですが、なぜかS氏は電話ばかりです。
しかも、こちらから折り返すのが遅くなるとあからさまに不機嫌になります。
正直な言って、ありがた迷惑な行為です!!
MRの立場から言わせてもらうと、ただの面倒くさいMSです。
私がMSだった頃は、MRが電話に出ないようなら留守番電話にメッセージを残すなり、ショートメールで簡潔に用件を伝えるなりしていました。
そうした方が互いに電話がつながった際、スムーズなやり取りが出来るからです。
こういった配慮1つで営業マンの印象は大きく変わります。
ですが、こういった細やかな気配りができないガサツな営業マンも一定数います。
今回のS氏が、まさにそれです。
確かに、人間は誰しも相性というものがあります。
しかし、そういった人間的な相性、性格が合う・合わないということを差し引いても、
S氏と私との間で価値観の差が埋まることは無さそうです。
なぜS氏は同行を申し出てきたのか?
ちょっと話が逸れますが…
そもそも、開業医ならともかく、基幹病院でMSがMRに同行する意味はあるのか?
…ということについて少し解説します。
結論を言いますと、この行動はMS側にとってはメリットがあります。
その一方で、MR側にとっては特にメリットはありません。
(※ただし、デメリットも無いですが。)
MSがMRに同行するメリットとしては、主に2点あります。
・社内でのアピール材料にできる
販売権を主張するとはどういうことかと言うと、病院の薬剤部長などに、
『ウチはMRさんと一緒にこの薬の活動をしてきました!』
『どうせ卸から買うのなら、MRさんと一緒に活動してきたウチから買ってください!』
…と、訴えかけるということです。
こちらの記事でも少し書かせてもらいましたが、MS(卸)は薬の購入契約を獲るために必死です。
(※この辺りが【MSの業務はキツい】と呼ばれる所以でもあります。)
薬剤部長も人間ですから、人情に訴えれば多少なりとも契約してもらえる可能性が高くなるということです。
他にも、基幹病院を訪問しているということ自体が医薬品卸社内での評価に繋がることもあります。
おそらく、S氏としては、
『このMSはMRと連携して病院攻略をしているな!』
『病院との取引を拡げようと頑張っているようだな!』
…と、いった具合に上司から評価されたかったのでしょう。
特に、S氏はMSとしてキャリアが長い関係上、MRを使うやり方に長けていますので。
MRを使うとは、悪い言い方をすれば“MRを利用する”ということです。
MRとしては良い意味で利用されるなら構いませんが、悪い意味で利用されるのは御免被りたいものです。
利用される云々の前に、私はもうS氏とは仲良くすることは無理そうですけどね…
まとめ:MRと同じくMSも“ピンキリ”です!
この記事では、私にとって好きになれないMSについて書き綴ってみました。
しかし、そうではないMS…
つまり、MRにとって『良きパートナーとなってくれるMS』も勿論存在します。
逆に、現役MSの人にとっても、良いMRと嫌なMRが存在します。
私は元MSですので、その辺りは理解しています。
MRとMSが協力し合えれば、互いの仕事が円滑に進みます。
その一方で、MRとMSが噛み合わなければ、一体どうなるでしょうか?
そう、この記事に書いたように不協和音が生じます。
MRにとっては、取引会社の1つという意味ではMSもある意味では顧客です。
この記事を書きながら、私自身もMSにとって『良いMR』を再度目指そうと思いました。
以上、MRとMSとの関係性について参考にしてもらえれば幸いです。
では、失礼します!
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