製薬会社でMR(営業)として働いているヒサシと申します。
本日、お盆休みを利用して歯医者に行ってきました。
近所の歯医者なのですが、3ヶ月ほど前から虫歯治療やクリーニングのために通院しています。
先月くらいに、ここ数年ほど放置していた虫歯の治療も一段落したため、今回は歯石(しせき)を取り除くことにチャレンジしました。
ところで、この記事を読んでいる皆さんは歯石取りをしたことがあるでしょうか?
そもそも、歯のクリーニングのために定期的に歯医者に通っているでしょうか?
多分、そういった人は少数派なのでは?と思います。
実際のところ、私が通っている歯医者の歯科衛生士さん曰くですが、『虫歯治療のために来院する人は多いけど、歯石取りをして常に歯の健康をキープするために来院する人は少ない』と言っていました。
まあ、何となくですが事情は理解できます。
多くの人にとって『歯医者』=『虫歯になったら行くところ』でしょうからね。
かく言う私もそんな多数派の1人でした。
しかし、虫歯になる度に通院して痛い思いをするのも嫌だと思うようになりまして、最近は月1回~2回のペースで通院しています。
では、本題です。
今回、歯の表面部分の歯石取りまでは良かったのですが、『歯の根元に付いている歯石取り』については痛すぎてギブアップしました。
今までの人生で体験したことがないタイプの痛みであり、歯の内側をガリガリと削られるような痛みでした。
麻酔なしで歯石取り(特に歯の根元)なんてするもんじゃありません。
歯医者に行ったら、歯石取りと麻酔はセットで頼みましょう。
歯石とは?
あまり歯医者に行かない人にとって、『歯石』とは聞き慣れない言葉かも知れませんね。
…と言うことで、簡単にですが『歯石』の意味についてお伝えします。
(ついでに、歯石と関係がある歯垢のことも書いています。)
歯石(しせき)
後述する歯垢(しこう)に唾液中のカルシウムと結合して石のように固くなり、歯にこびりついたもの。
平たく言えば『細菌が凝縮されて固まった状態』である。
歯石は日常の歯みがきでは取り除けないため、歯科医院にて除去するしかない。
歯石があると、その箇所にさらに歯垢が付やすくなり、虫歯・歯周病のリスクが高くなる。
歯の表面だけでなく、肉眼では確認できないような『歯と歯茎の間にある溝(歯周ポケット)』にも付着する。
出典:神戸市 山田歯科医院ホームページより
歯垢(しこう)
歯の表面に付着した黄白色かつ粘着性の物体のこと。
食事の後、8時間ほどで食べかすの中で細菌が増殖して歯垢になる。
平たく言えば『細菌の塊』である。
デンタルプラーク (Dental plaque)、また単にプラークとも呼ばれる。
あるいは、俗に歯糞/歯屎(はくそ)、歯滓(はかす)とも呼ばれる。
歯垢を放置すると歯石になってしまうので、早く除去するのが望ましい。
出典:神戸市 山田歯科医院ホームページより
要するに、歯石というのは放置すると虫歯・歯周病の原因になるで、除去できるなら除去した方が良いって話ですね。
まさに口腔内の悪玉って感じのヤツです。
歯石は歯磨きでは取れない!
自宅の歯磨きで除去できるのは歯垢までです。
歯ブラシ程度では、どう頑張っても歯石までは取れません。
それはなぜか?
歯ブラシは柔らかいです。
一方、歯石は固いです。
しかも、歯そのものと半ば一体化するような形でくっ付いています。
柔らかいモノで固いモノを取り除くことなど出来ません。
私がお世話になっている歯医者の歯科衛生士さんからは、『歯ブラシで歯石を取ろうとすることは、爪楊枝でダイヤモンドを削ろうとするようなものだ』みたいなことを言われました。
つまり、一度歯石が出来てしまったら最後、歯医者に行って除去するか、放置して虫歯・歯周病の原因になるか、二つに一つというワケです。
嫌な二択ですね…。
どちらも選びたくないです。(汗)
歯石を放置している現代人は多い!
多くの場合、虫歯になった段階で歯医者を受診する人が多いのではないでしょうか?
最近まで私もその中の1人でした。
何と言っても、社会人は忙しいです。
朝早くから夜遅くまで働いています。
土日だって働かざるを得ない人も多い。
場合によっては、疲れ果てて歯磨きせずに寝てしまうこともあるでしょう。
こんな日常を繰り返し、『何だか最近、歯が痛い…』となったときに初めて歯医者に行く。
まあ、仕方ないですよね。
何らかの異常・自覚症状もないのに病院に行こうなどと思い立つ人の方が珍しいワケですから、これはある意味ですが自然な受診の流れです。
…とまあ、こんな風にして受診する人が多い関係上、『歯石を放置してしまっている人』が多いのが実状だそうです。
つまり、虫歯になる前段階として歯石増殖中の現代人は結構多そうです。
そして、いざ虫歯になってから後悔するというパターンとなる。
やっぱり、虫歯になる前に歯石を取る、さらに言うなら、歯石が出来ないように日々の歯磨きを励行する。
こういった行動を習慣づけるのが理想ですね。
これは自分に向かって言い聞かせています。
歯石取りは麻酔なしだと超痛いぞ!
私が本日受けた治療とは、歯と歯茎の間の溝(歯周ポケット)の奥深くにある歯石取りです。
歯茎の奥にある関係上、超音波機器などを使えない場所らしく、歯科衛生士さんが『専用の刃物』を使い、手作業で歯石を削り取る必要があるそうです。
もうこの話を聞いている段階で痛みを感じているかのような錯覚に陥りましたね。
歯科衛生士さん曰く、麻酔をした方が無難とのことでしたが、麻酔なしでも大丈夫な患者さんも結構いるらしいので、今回は麻酔なしでの歯石取りを依頼しました。
今思えば、この選択が運の尽きでした。
かくして、人生初の『歯の根元にある歯石取り』が始まったワケですが、あまりの痛さに施術開始5分ほどでギブアップしました。
何なんでしょうか、あの歯の中心をガリガリ・ゴリゴリと引っ掻かかれる感じは。
よく分からない器具を歯と歯茎の間に突っ込まれ、それが動く度にキーンとした痛みに苛まれる。
とにかく、痛みが響く。
それはもう、脳髄まで響く。
それが歯の前後左右、あらゆる角度から繰り返される。
30歳過ぎている大人のくせして、呻きながら手を挙げて痛みを訴えるしかありませんでした。(汗)
ハッキリ言って、今まで麻酔なしで受けた虫歯の治療の方が全然楽でした。
とにかく、今までの人生で経験したことがないタイプの痛みでしたね。
私が辛そうなのを見かねて、歯科衛生士さんも麻酔なしでは無理だと判断したみたいで、最終的に『次回来院時に麻酔ありで歯石取りしましょう』という話になりました。
ちなみに、その歯科衛生士さんは『歯の奥に刺激があると神経に響きやすいから、痛い人にとっては凄く痛いはずです』みたいなことを言っていました。
なるほど、仰る通りというオチです。
こんな風に冗談めかして書いていますが、マジで痛かったです。
まとめ:歯石取りは痛い!だから歯石が出来ないように歯磨きを頑張ろう!
いくら麻酔なしとはいえ、歯石取りがあんなに痛いとは思いませんでした。
もうね、本当にヤバかったです。
こんなに痛いなら、二度と歯医者なんて来ねーぞ!
…と、私に思わせるだけの威力がありました。
(※もとを正せば、歯石を放置していた私が悪いのですが…。)
まあ、歯石が存在する限り虫歯になりやすい状態は続くわけですし、ここで大元の歯石を取っておかなければ、私はこの先の人生で死ぬまで歯医者通いするハメになります。
理屈だけを考えれば、食べかす⇒歯垢⇒歯石⇒虫歯・歯周病という流れの中で、歯石さえ取れば、あとは歯磨きを頑張っていれば虫歯・歯周病を防ぐことができます。
あまり知られていないようですが、歯周病は口臭の原因にもなります。
私も営業職のはしくれですから、臭いには常に気を遣っています。
よって、虫歯だけでなく、歯周病の予防も大切なことだと理解しています。
そのためにも、この機会に歯の根元にある歯石は一掃しておいた方が良さそうです。
正直なところ、子供の頃から『歯医者は怖い場所』という認識があるので、なるべく行きたくはないのですが…。
通院自体も面倒と言えば面倒ですが、歯石を一掃するまでは頑張って通院しようと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
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