製薬会社でMR(営業)として働いているヒサシと申します。
アラサー世代の私ですが、実は3年ほど前からツムラの漢方(かんぽう)を飲んでいます。
ありていに言えば、
漢方の信者か?
…ってレベルで毎日飲んでいます。
ツムラとは漢方薬専門の製薬メーカーのことですが、私は前職(医薬品卸)でツムラ社員と親しくしており、その際に漢方の性質・効果などについて深く知る機会がありました。
当時は代理店という立場で漢方を効率よく売るために勉強を始めたのですが、そのうち漢方を飲むことで自分自身が健康になりたいと考えるようになりました。
…で、今では漢方を自ら飲む側になっています。
そのお陰かどうか不明ですが、今まで健康診断で引っ掛かった項目は1つもありません。
体重から血液の検査項目まで、健康状態はほとんどオールグリーンです。
(※あえて言うなら視力が弱いくらいです。)
自分で言うのも妙ですが、アラサー世代としては中々の健康体だと思います。
これはひとえに、ツムラの漢方を長年飲んでいるお陰だと思うのです。
私はツムラの回し者でも何でもありませんが、この漢方の良さを少しでも多くの人に知ってほしいと思いまして、このような記事を書いてみました。
興味がある方は是非ご一読ください!
漢方って何なの?
そもそも漢方に馴染みがない読者さんも多いと思うので、簡単にですが漢方そのものについて解説したいと思います。
(※ちなみに私はツムラの社員ではありませんし、あくまで医薬品卸時代に学んだ知識をもとにしてこの記事を書いています。予め、ご承知おきください。)
薬の一種であることから正しくは『漢方薬』という呼び方が適切なのですが、面倒なので私は普段から『漢方』と略して呼んでいます。
そんな漢方は何を材料として作られているのか?
漢方は『生薬(しょうやく)』と呼ばれる、自然界に存在する植物・動物・鉱物などの薬効となる部分を組み合わせることで作られています。
代表的な生薬としては人参(ニンジン)などがあります。
つまり、普通の家庭にあるような食材の中から、特に健康に良いとされる成分のみを取り出し、医薬品という形にしたのが『漢方薬』なんです!
そう考えると、漢方が体に良い理由について、何となく分かるような気がしませんか?
ちなみに、漢方の起源は中国ですが、その後で日本にて独自の発展を遂げたという歴史もあります。
ツムラのような漢方専門の製薬会社が日本を拠点として活動していることからも、そのような歴史背景が窺えますね。
さて、漢方に馴染みがない人にとっては『苦そう』『不味そう』といったイメージがあるかも知れませんが、大体合っています。(汗)
少なくとも、私は美味い漢方に出会った経験がありません。
しかし、『良薬は口に苦い』という諺(ことわざ)もあります。
漢方はこの言葉の地を行くような薬だと思っています。
ヒサシが飲んでいるツムラの漢方薬とは?
まず初めにお伝えしたいのは、ツムラという製薬会社は『医療用医薬品』と『一般用医薬品』の2種類を製造しています。
『医療用医薬品』とは、医者からの処方箋がないと入手できない薬です。
一方、『一般的医薬品』とは医師からの処方箋とは関係なく、その名の通り一般人が店頭や通販などで自由に購入することが出来ます。
さて、私が飲んでいるツムラの漢方とは『医療用医薬品』の方です。
つまり極端な言い方をすると、私は漢方を飲みたいがために医者のもとへ通い、処方箋を発行してもらっている…ということになります。
こういった話をすると友人知人からは、
おまえ馬鹿なの?
金の無駄でしょ?
製薬会社のMR(営業)のくせに何やってんの?
…などと白い目で見られます。
…が、私は全く気にしていません。
20代終盤くらいから徐々に体力の衰えを実感するようになりましたし、その衰えが仕事や家庭に差し支える場面も増えてきました。
そういった体力の衰えを薬でカバーすることは、何ら問題の無い行為だと考えています。
むしろ、普段から漢方を飲むことで健康体を維持できているワケですから、それはそれで意味のあることだと思っています。
(※後述しますが、漢方のお陰で食欲不振・便秘・不眠などが緩和されているのは事実です。)
確かに、製薬会社で働いている人間としては、国の医療費事情などを考えたときに少しだけ心が痛む部分もあります。(汗)
しかし、きちんと納税しているし、保険料だって払っているし、健康体を維持することで将来の大病リスクを減らすことにも繋がるし、別に悪いことでも何でもない!
…と思って近所のクリニックに通っています。
まあ、そんな私の個人的な感情はさて置き、この辺りで私が愛飲しているツムラの漢方薬を紹介したいと思います。
これが我が家の薬棚です。
この中に色々なツムラの漢方が詰まっています。
棚の中はこんな感じです。
雑然としていてすいません。(汗)
そして、棚の中にある漢方をテーブルに並べてみました。
全部で7種類の漢方が並んでいますが、これら全種類を毎日飲んでいるワケではなく、体調や季節によって飲み分けるようにしています。
さて、漢方の名前は読みにくいものばかりですので、まずはこれら7種類の名前と読み方をご紹介します。
・41番⇒補中益気湯(ホチュウエッキトウ)
・43番⇒六君子湯(リックンシトウ)
・54番⇒抑肝散(ヨクカンサン)
・83番⇒抑肝散加陳皮半夏(ヨクカンサンカチンピハンゲ)
・100番⇒大建中湯(ダイケンチュウトウ)
・127番⇒麻黄附子細辛湯(マオウブシサイシントウ)
・136番⇒清暑益気湯(セイショエッキトウ)
この記事を書いている2020年6月現在、43番と136番は毎日飲んでいます。
ただし、136番を飲むのは夏(暑い時期)限定であり、春・秋・冬は136番の代わりに41番を飲んでいます。
(理由については後ほど紹介させていただきます。)
また、54番・83番は頓服(体調に応じて不定期で飲むこと)で使用しています。
最後に、100番や127番についてはほとんど飲んでいません。
棚の中で1年以上も眠っている状態です。(汗)
ですので、私自身が飲む頻度で区別すると、41番・43番・136番が一軍、54番・83番が二軍、100番・127番が三軍みたいな感じです。
以前は一般用医薬品を含めて、色々な種類の漢方を飲み比べしていた時期もありますが、現在はこういった飲み方に落ち着きました。
(※ちなみに、上記7種類の中で一般用医薬品として販売されているのは41番と43番だけですので、ご注意ください!)
漢方を飲んでみて感じる効果
おそらくですが、この記事を読んでいる読者さんが最も知りたいのは『漢方って効くの?効かないの?』ということだと思います。
(ついでに言うと、ツムラのMR(営業)の人にとっても気になるところだと思います。)
まずお伝えしておきたいことは、効くかどうかは個々人の体質によりますので、何とも言えません。
ただし、私個人に関して言えば、効果はあると断言できます。
少なくとも、そこら辺の健康食品よりは間違いなく効いています。
(※特に41番・43番・137番は1日3回飲むと体の調子が明らかに良くなる。)
さて、漢方も医薬品の一種ですから『副作用』は多かれ少なかれ存在します。
…が、私自身は漢方を飲むことによって副作用らしい副作用が出たことはありません。
もちろん、漢方を飲む人によっては副作用が起こる可能性もゼロではありませんが、原材料が自然界由来の生薬であることから、体に優しいとの見方もできます。
では、漢方ごとの感想を書いていこうと思います。
41番:補中益気湯(ホチュウエッキトウ)
41番は一言でまとめると『体力を増強する薬』です。
この41番ですが、私が人生で初めて飲んだ漢方薬でもあります。
これを朝・昼・晩と1日3回飲んでいると、体の調子が明らかに違います。
体の底からエネルギーが湧いてくるというか、疲れを感じにくくなると言うか、とにかく体が元気になる感じです。
少なくとも、私にとっては栄養ドリンクよりも効いているという手応えがあります。
後述する43番と組み合わせて飲むことで消化が良くなり、便秘も解消されるという効果もあります。
ただし、味については漢方特有の苦みがあり、結構不味いです。(汗)
ちなみに、この41番は一般用医薬品としても販売されています。
医療用医薬品との違いとしては、1包当たりの薬の量が少し少ない点ですね。
43番:六君子湯(リックンシトウ)
43番は一言でまとめると『胃腸の調子を整える薬』です。
もっとザックリ言うと、消化を良くする薬といったところでしょうか。
先ほど紹介した41番との併用によって、食欲不振・胃もたれ・便秘に悩まされることは殆どなくなりました。
味についてですが、漢方特有の苦みが無く、逆に甘味があるマイルドな口当たりです。
あくまで私の主観ですが、美味くはない反面、不味くもありません。
良い意味で漢方らしくない、とても飲みやすい薬です。
余談ですが、漢方が苦手は私の妻も食欲不振不振&便秘気味のときに限り、この43番を頓服で飲んでいます。
先ほどの41番と同じく、この43番も一般用医薬品としても販売されています。
医療用医薬品よりも1包当たりの薬の量が少なく、その点は41番と共通ですね。
54番:抑肝散(ヨクカンサン)
54番は一言でまとめると『気分を落ち着かせる薬』です。
実は私は子供の頃から不眠に悩まされてきました。
メンタル的なものと言うよりは体質的なものらしく、特に寝付きが悪いのが悩みのタネです。
この54番は昂った神経を鎮める効果があるので、寝る前に苛々したり、翌朝の仕事などのプレッシャーなどで中々寝付けないときに頓服で飲むようにしています。
味については43番と同じく甘味があるので、漢方の中では結構飲みやすい方だと思います。
83番:抑肝散加陳皮半夏(ヨクカンサンカチンピハンゲ)
先ほど紹介した54番と同じく、これも『気分を落ち着かせる薬』の一種です。
実は割と最近、初めて処方された漢方でして、54番との明確な違い(特に効果面)はまだ実感できていません。
処方医の先生(胃腸科内科)曰く、『不眠に対して54番よりも強力な効果が期待できる』とのことですが、果たしてそれは本当なのか?
今後、私が身をもって検証していきたいと思います。
ちなみに、味については54番と同じような感じです。
100番:大建中湯(ダイケンチュウトウ)
これは43番と同じく、『胃腸の調子を整える薬』の一種です。
この薬を処方してもらったのは1年以上前ですが、当時の処方医から『100番は43番よりも便秘解消の効果は高い』と言われた記憶があります。
…が、個人的には43番との違い(特に効果面)がよく分かりません。(汗)
何より、この100番はとても不味い(苦い)ので、私も自然と飲むことを止めてしましました。
棚の中には結構な量の100番が眠っているのですが、どうしたもんですかね…。
流石に捨てるのは忍びないので、少しずつ飲んでいこうと思います。
127番:麻黄附子細辛湯(マオウブシサイシントウ)
127番は一言でまとめると『風邪に効く薬』です。
これは数年前に私が風邪をひいた際、当時住んでいたアパートの近所にあるクリニックで処方してもらいました。
この127番のお陰かどうかは不明ですが、風邪自体はクリニックを受診してから2~3日ほどで治った記憶があります。
それ以降、私は風邪とは無縁な生活をしているので、今のところ127番を飲むような機会が全くありません。
これまた捨てるのは忍びないので、取りあえず、自分か家族が風邪をひいたタイミングで飲むようにしたいと思います。
136番:清暑益気湯(セイショエッキトウ)
先ほど紹介した41番と同じく、これも『体力を増強する薬』の一種です。
ただし、41番との最大の違いは『夏バテによる食欲不振・下痢・倦怠感』に対して特化した効果があるという点です。
ザックリ言うと、41番は体を温めることで元気にする薬ですが、136番は体を冷やすことで元気にする薬です。
(こういった特徴は医薬品卸に勤めていた頃にツムラのMR(営業)さんから色々と教えてもらいました。)
自分で飲んでみると、夏バテに対して確かに効果があることを実感しています。
どれだけ汗をかいても疲れにくいし、蒸し暑い日でも平常時の食欲をキープできている気がします。
加えて、こちらも43番との併用により便秘対策にもなります。
ただし、味の方は結構不味い(苦い)ので、そこが玉にキズですね。(汗)
まとめ:健康志向の人にツムラの漢方薬をマジでおすすめしたい!
医療用医薬品と一般用医薬品のどちらが良いかはさて置き、ツムラの漢方は良く効きます。
今の私が健康体を維持できているのは、ひとえに漢方を飲み続けていることが大きいと思っています。
今では転職したことでツムラの方と話す機会は無くなってしまいましたが、当時学んだ漢方の知識が色々と役に立っていますし、お陰で今ではすっかり漢方マニアになってしまいました。
体力減退・便秘・不眠などを改善してくれる漢方という存在には本当に感謝しています。
ついでに言うと、私(患者)からの漢方処方依頼に応えてくれる近所のクリニックの先生にも感謝しています。
ところで、クリニックなどでは患者側から処方薬について口出しされることを好ましく思わない医者も多くいます。
(実際、私が通っているクリニックの先生も、内心では『こいつ面倒くさい患者だな…』と思っている可能性もありますし…。)
いきなりクリニックに行って医者相手に漢方の処方依頼をするのは気が引ける人は、まずは一般用医薬品の漢方から飲み始めてみるのが良いと思います。
医療用医薬品と比べると一包当たりの量がちょっと少ないですが、薬の成分としては同じですし、何より手軽に入手できます。
ただし、ドラッグストアや調剤薬局では店頭に置いていない場合も結構あるので、素早く確実に購入したいのであれば通販をお勧めします。
Amazonや楽天だと、41番・43番であれば数日で届けてもらえます。
下にツムラの各種漢方についてAmazon・楽天などのリンクを貼っておきますので、興味がある人は一度覗いてみてください!
この記事を読んだ人に少しでも漢方の良さを知っていただければ幸いです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
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