こんにちは、アラサーMRのヒサシです。
ミクス・日刊薬業・RISFAXといった業界誌に、
武田薬品工業の新卒MR採用についての記事が載りました。
どうやら、MRの新卒採用について英語力を採用基準として取り入れるようです。
これを受けて、武田薬品の新卒MR枠の競争がさらに激しくなりそうですね。
確かに、武田薬品は以前からグローバル化を掲げていました。
しかもシャイアーを買収して以降、
より一層グローバル化の気運が高まっているようです。
ただ、MRの新卒採用で英語力を採用基準に入れている企業はあまりないと思います。
少なくとも、私が学生だった頃はMRの選考で英語力を求められたことは特にありませんでした。
武田薬品がこのような舵取りをしたことで、
他の製薬会社も武田薬品に倣ってくるかも知れませんね。
そこで、今日は武田薬品によるMRの新卒採用について思ったことを書いてみました。
武田薬品の新しい新卒MR採用基準
業界誌の内容をまとめると、武田薬品はMR選考の際に以下のような基準を設けるそうです。
・入社時よりグローバルでのコミュニケーションが可能であること
・基礎レベルの英語能力を有していること
・英語スキル向上に向けて自己研鑽を行うことができる
一応、TOEICの点数など具体的な数値基準は設けないそうですね。
だったら何を基準にして英語力を評価するんだ?
…って感じですが、武田薬品としては何らかの考えがあるのでしよう。
つまり、就活生の段階である程度の英語力が求められるのは間違いありません。
とはいえ、学生の立場としては、
やはりTOIECの点数をアピールするか、
あるいは海外留学の経験などを訴求するしかないような気がします。
純粋な英語力だけでなく、
武田薬品に入社後、英語をどのように活かすつもりか?
自分の英語力がどのような形で武田薬品の役に立つか?
…という提案力・プレゼンカも問われそうですね!
武田薬品に入社するのは難しい!
武田薬品を受けたい学生さんに、前もって伝えておきたいことがあります。
武田薬品を受けに来る学生は優秀です。
…と言うか、優秀すぎて軽く引くレベルです。
私自身が武田薬品のMR選考を受けたことがあるので良く分かるのですが、
そのときは周りの就活生たちが凄すぎて圧倒されました。
誰もが知っている有名大学に所属している。
部活動、あるいは学外の活動実績も申し分ない。
英語を含めて語学も堪能。
おまけに男女ともに見た目(顔やスタイル)も良い。
まさに文武両道の典型みたいな好人物ばかり。
おいおい、どれだけレベル高いんだ?
…って感じでした。
彼らがサイヤ人だとしたら、私はヤムチャのような感じです。
実際、私のような平凡かつ2流大学(いや、3流か? )の学生では、
全く勝負になりませんでした。(汗)
ちなみに、私の同級生たちも結構な人数が武田薬品のMR選考を受けましたが、
内定が出た人間は1人もいませんでした。
国内ナンバー1の製薬会社ですから、
それだけ学生同士の競争が激しいということですね。
武田薬品に限った話ではありませんが、
大手企業には多数いる就活生の中でも特に自信がある優秀層が受けに来ます。
そういった優秀学生がひしめく選考を突破し、
内定までたどり着くのは並大抵のことではありません。
ましてや、武田薬品も含めてですが、
業界内では新卒MRの採用人数を絞っています。
このような状況で武田薬品に入社することは困難を極めるでしょう。
優秀な学生は当たり前のように英語を勉強している
そもそも、『優秀な学生』とはどんな学生でしようか?
就活生として、何に秀でていれば『優秀』と見なされるのか?
就活生においては、先ほど挙げた学歴・部活動などの実績・語学力・見た目などが優れているほど優秀だと判断されると思います。
(※あくまで個人的な意見です。)
こういった優秀層の学生は普段から英語を勉強しています。
私が就活で武田薬品を受けたとき、
自分は英語を喋れますよ!
英語検定〇〇級を持っていますよ!
TOEIC〇〇点ですよ!
…と、猛アピールしていた学生もいました。
武田薬品がどういった形で英語力を評価するかは分かりませんが、
そういった関門などは優秀層の学生にとって大して問題ではないと思います。
余談ですが、私は大学3年生のとき、
就活対策のために初めてTOEICを受けました。
当時はそれなりに勉強したつもりでしたが、
そのときのスコアは400点でした。
ハッキリ言って、就活では何の役にも立ちませんでした…。(汗)
MRの仕事で英語を使う場面とは?
MRの仕事を一言でまとめると『薬の営業』です。
顧客は医者や薬剤師がメインですが、
当然国内で活動するため英語を喋る機会はまずありません。
しかし!
MRは英語の文献を読む機会があります。
そのため、スピーキングよりはリーディングのスキルの方が重要です。
文献には『summary (概要)』だとか、
『conclusion (結論)』といった単語が頻出します。
こういった単語を目にしたとき、
英語への理解度が深い人ほど文献をサクサク読み進めることができます。
医療用語の英語版もたくさん出てきますが、
それはMRになってから覚えれば十分です。
こんな具合に、TOEICが400点程度の私ですらMRの仕事を回せています。
ですから、日本国内でMR活動をするなら英語力はそこまで問われません。
ただし、問題となるのはMR以外のキャリアへと進む場合です。
MRから出世して本社勤務をする場合、
あるいは海外事業部に進む場合などは英語力が必須です。
特に武田薬品はグローバル化を掲げていますから、
英語力がある学生ほどキャリアの幅が広がります。
グローバルな仕事をするということは、
つまり外国人と接するということです。
その際、当然ながらスピーキング能力が問われます。
会社目線で考えると、
英語をまともに話せない社員は外国人の前には出せない!
…ということですね。
それに、武田薬品では社内公募の際にTOEIC点数が1つの基準になっているようです。
MR以外の研究職・開発職に関しても、
既に採用基準として英語力が求められているとのこと。
武田薬品が会社ぐるみでグローバル化を進めていることが良く分かります。
少し話が逸れましたが、MRとして英語を使いこなせるのは大きな武器です。
MRとしての価値を高める武器は、1つでも多いに越したことはないのです。
まとめ: MRなら英語力は多かれ少なかれ必要である!
今回の報道内容を見て、かつて武田薬品の新卒MR選考を受けた身としてはちょっと懐かしく思いました。
それと同時に、学生にとってはより一層内定を取りにくくなるなぁと感じました。
ただでさえ優秀な学生が『英語』という武器をアビールしてきたら、
並の学生では勝ち目がないのでは?
…という気がしてなりません。
このヒサシって奴は大袈裟なこと言ってるなぁ。
…と思う学生さんもいると思います。
こればかりは武田薬品の選考を受けてみないと中々理解してもらえないと思います。
今後の武田薬品の選考に関しては、
自己分析や企業研究に加えて、
英語力を磨いておくことで初めて、
競争の土俵に上がれるということですね。
しかも、選考の後半になるほど競争は激化します。
つまり、周りの学生と細かい部分まで比較されるワケです。
ですから、就活を勝ち抜くためには1つでも多くの対策が必要です。
もし内定の可能性を1 %でもアップさせたいのなら、
就活エージェントに相談することをお勧めします。
もし私が学生時代に戻れるなら、
大学3年くらいの時期から就活エージェントに相談して、
改めて武田薬品のMR選考に挑戦したいくらいです。(汗)
どうか皆さんは悔いのない就活をしてください!
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
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